Wノ悲劇。

2002年11月17日

ローソンでレジに並ぶ。
　
　　
丁度昼時、
なかなかに混雑していた。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
ワタシの前にいたのは　
ダウンジャケットを着込んだ恰幅のヨイ男。
　
　
ちうか、デブッチョ。
　
　
『サモハンキンポー2世』といったトコロか。
　
　
サモハン生きてるけどさ。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
で、そのサモハンの持っていた
肉のイッパイ詰まった弁当を見ながら

「ああ、デブッチョに肉は必要不可欠か」

などと思っていると、
ワタシの後ろに人が並ぶ。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
ワタシの後ろに並んだのも、

これまた肉の詰まった弁当を持ったデブッチョ。
　
　
ダウンを着込んだデブッチョ。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
うあああああああっ！！
　
　
やべぇ、デブッチョに挟まれたっ！！
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
いわば、『Wサモハン』！！
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
Wサモハンの間に挟まれちまった！！
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
オセロだったら、
ひっくり返らなきゃイカンぞ！！
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
白いワタシが、
真っ黒にならなきゃイカンところだったぞ！！
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
ヨカッタぜぇ、オセロじゃなくて。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
で、
Wサモハン、
どうやら一緒に来ている友人同士のようで
間にワタシをおいて、会話を始めた。
　
　
　
　
　
会話の内容は
どうやら弁当の話。
　
　
　
　
　
どうやら、
弁当の中の肉の話。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　　
　
　
　
　
　
　
不快！！
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
季節は冬といっても、晴れて暖かい今日。
　
　
そんな今日に
ダウン着込んだデブッチョが
近くにいるだけで暑苦しいのに、

それがWで、
しかもワタシを挟んで会話をしている。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
なんじゃい！！
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
ワシャ、あれか！？
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
ワシャ、審判かっ！？
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
「フィフティ〜ンラ〜ヴ」とか言ってる人か！！
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
不快指数1000％！！
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
Wサモハンに挟まれ、
ワタシャ、軽くゲッソリ。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
Wサモハンの放つ熱気の中に置かれた
ワタシが買ったサンドウィッチは

ローソンを出るとき、
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
すでに腐り始めていたという（←大袈裟）