リフト。

2003年2月17日
こんにちは、ゲルです。
 
  
好きなミュージシャンは藤木直人です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
大嘘です!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まあ、それはソレとして。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
昨日の夜、
友人に誘われて近くのゲレンデのナイターへ。
 
 
12月から2週間前くらいの間
入院していたオレにとっては
今シーズン、初めてのボード。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
きゃーっ。
 
 
 
 
 
楽しーっ。
 
 
 
 
 
イェアッ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
  
吹雪いてたのはツラかったけど、
スベリはエラク充実してました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しかし。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんな中、ハプニングが!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
何本かスベッたオレは、
猛烈な吹雪で視界が悪いなか、 
二人乗りのリフトに
デカイ態度で一人乗りして、
上を目指していました。
 
 
リフト降り場が近づいたので、
ボードを降り場の斜面に垂直にあてて
椅子から立ち上がろうとしたところ、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
立てねぇ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
椅子が身体から離れねぇ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
よく見ると、
オレのウェアからチョロッと出た紐の先の金具が
リフトの金具に挟まっている。
 
 
 
 
 
降りれん!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
止めろぉぉぉぉぉぉぉっ!!
 
 
 
 
止ーめーてーく−れぇぇぇぇぇっ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おい、リフト係りのおっさん、
早くコイツを止めて・・・・・・・・・
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
うわぁ、見てねぇ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ココにいるよー。
 
 
 
 
 
ねぇ、僕はココにいるよー。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレの異変に気づいたおっさんが
慌てて非常停止ボタンを押した時、
すでにオレの乗ったリフトは
折り返し地点を過ぎ、
地面には降りられない高さに離れていました。
 
 
 
「おめぇ、悪いけど、
 いっぺん、そのまま下まで降りてきて。
 もう一周、もう一周。アハハ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おい、オヤジ!!
 
 
 
 
アハハじゃねぇだろうが!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレのボード歴はすでに10年をこえています。
 
 
たいして巧くないが、
それなりのスベリはできます。
 
 
去年だって、
着地の衝撃で
背骨が折れるほどの大ジャンプをしています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ソレがなんだっ!?
 
 
 
 
 
リフト降り遅れかっ!?
 
 
 
 
 
降りれなかった事なんか初めてだ!!
 
 
 
 
 
リフト止めちまった事なんて初めてだ!!
 
 
 
 
 
情けないぞ、オレ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まあ、ナイターという事もあり、
客は数えるほどしかいなかったのが
救いなのですがね。
 
 
 
しかし。
 
 
 
リフトで下山するという事は、
当然、リフトで上がってくるヤツと
すれ違うことになるんですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
すれ違う事になるのですよ。 
 
 
上を目指すカップルと!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今、オレを見て、
 
 
 
「あいつ、
 降りれなかったんだよ、ダッセェ〜。」


「えー。
 バカじゃなーい。」
   
 
 
とか言っただろ!!
 
 
 
 
 
言っただろ、テメェらっ!!
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
正解。
 
 
 
 
 
我ながらバカでダセェ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、
何人かとすれ違っていくと、
やがて、リフト乗り場につきました。
 
 
リフト待ちの人に出迎えられるように
リフト乗り場に着き、
 
 
そしてまた、
リフト待ちの人に見送られるように
上を目指しはじめました。
 
 
 

 
「今度はちゃんと降りろ〜。」
 
 
「うん。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ダッセェ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、ゲレンデに響く
吹雪が空気を切る冷たい音と
時代遅れの『ロマンスの神様』は
時代を氷河期に戻してしまったようで、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレの心は、
 
 
絶滅寸前の恐竜のように
凍りつくしかありませんでした。(←二度目)
 
 
 

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