メール。

2003年2月20日
オレには心から尊敬する先輩方がいる。
 
オレが以前、勤めていた会社の先輩方3人。

ハングマンメンバー3人。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Hさん。
 
オレにボードを教えてくれた趣味の先輩。
圧倒的な行動力で遊びに命を燃やす。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Nさん。
 
オレのリッツパーティーの先輩。
人当たりのいい人だが、ジツはキレ者。
初めて会った時、前歯が溶けていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Kさん。
 
卓球部副部長でありながら暴走族。
昔、ヤクザに絡まれた女友達を
オレが助けようとして
逆にボコボコにされた時、
1人でヤクザに話をつけてくれて
オレを助けてくれた先輩。
 
一つ上の男、『男闘呼』を教えてくれた先輩。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この仲良しの三人の先輩方は、
オレを可愛がってくれた。

この三人の先輩方とオレは、
会社の中で遊びまくっていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
時には、
冬の風が入り込む会社の倉庫で
三人に押さえつけられ、上半身を脱がされ
寒さのせいで縮まった乳輪の直径をを計られた。
縮んだ乳輪は1センチ弱だった。
 
 
 
 
 
時には、
三人に羽交い絞め、鼻をつままれて、
口の中に、
クソ不味い『朝鮮人参飴』を放り込まれ、
口を無理矢理閉じられたりした。
モドシタ。
 
 
 
 
 
イジメじゃない。
 
 
 
 
 
オレも大喜びでやっていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
とくにKさんとは毎週のように遊んでいた。
 
 
 
 
 
「二人はデキテル」
 
 
そんな噂も流れたほどだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いつだったか、
 
 
「これから卓球大会やるからよ。
 全員スーツで参加な。」
 
 
というお達しが出て
ネクタイして革靴で行ったところ、
みんなジャージで卓球をやってた事もあった。
 
 
 
 
 
決してイジメじゃない。
 
 
 
 
 
オレはこういうノリが大好きだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今思えば、
現在のオレに大きな影響を及ぼし、
オレの性格付けをしたのはKさんだと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんなKさんは現在、
近畿地方に単身赴任している。
 
 
 
 
 
しばらく会ってないし、
連絡といえば、去年の夏、メールが入ったきりだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Kさんのメールには
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ピンポンみた
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
とだけ書いてあった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ピンポンってのは
映画「ピンポン」である事はすぐ解る。
 
 
 
 
 
しかし、
 
「ピンポンみたよ」なのか
 
「ピンポンみた?」なのか解らない。
 
 
 
 
 
とりあえず、
 
 
「オレ見ましたよ」と返したが返事がない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
何?
 
 
何が言いたかったの?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
どうもスッキリしないで寝た事を覚えている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、昨日の夜中。
いや、日付はすでに今日。
 
 
またしてもKさんからメールがきた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
エロビ持ってる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「エロビ持ってる」!?
 
 
 
 
 
なんじゃソリャ!?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その「エロビ持ってる」は
 
 
「オレ、エロビ持ってるよ!!」という
 
自慢の『エロビ持ってる』なのか、
 
 
 
 
 
「なぁ、ゲルタ、エロビ持ってる?」の
 
質問の『エロビ持ってる』なのか
 
 
 
 
 
どっちなのかサッパリわからん!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
だいたい、
夜中に「エロビ持ってる」なんて
自慢されても困るし、
 
 
「エロビ持ってるなら貸せ。
 送ってよこせ。」なんて言われても困る。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

とりあえずオレは、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「なきにしもあらず」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
と返すが、返事はまだない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もしかすると彼は、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なにか暗号を送っているのかもしれない。
 
 
 
 
 

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