ダシモノ。

2003年3月25日

「出し物やらなきゃいけなくなったらさ、
　どんな事すればいいの？」
　
　
この春、就職する友人に問われる。
　
友人が就職する先の新人歓迎会は
新人が出し物をしなきゃならないそうで、
今、考えているのだそうだ。
　
新人歓迎会で、
新人が出し物をしなきゃならないってのも
オカシナ話だが、オレが以前就職した会社でも
やはり、新人が出し物をやらされた。
　
新人歓迎会だけではなく、
社員旅行、忘年会などでも
新人は出し物をやらされた。
　
新人歓迎会。
そこで、一発ギャフンと言わせておけば
その後、先輩方に可愛がられる可能性は高い。

オレは答えた。

　
　
　
　
「ケツを出せ！！」
　
　
　
　
　
オレは思う。
ケツほど破壊力のあるものはないのではないか。
チョイと出しとけば、笑いが取れる。
神が与えたもうた最強の武器。
言わばエクスカリバー。
オレも、このエクスカリバーで
度々、難局を乗り越えてきた。
　
しかし、
このエクスカリバーは、両刃の剣でもある。
出しすぎてはイケナイ。
半ケツくらいが丁度イイ。
半分であれば、縦に半ケツでも
横に半ケツでも構わない。
　
出すタイミングも重要だ。
大事な事は、自分のケツを意識しない事。
マワリに、何を言われても無視するのだ。
出し物を、カラオケとかにしておいて、
順番がきたら、フツーにケツを出して立ち上がり、
フツーに一曲歌うのが好ましい。

そして、女子。
女子の場合は特に、出しすぎに注意だ。
出しすぎた場合、男子社員のハートのみならず、
いろんなトコに火を着ける可能性があるからだ。
女子の場合は、
ケツは辞めといたほうがイイかもしれない。
　
　
　
　
　
「私も女子なんですけど。」
　
　
　
　
　
そうか。
そうだったな。　
ならば、こんなのはどうだ。
　
オレが以前やった出し物。
名付けて、
　
　
　
　
　
『鼻ファイヤー』
　
　
　
　
　
飲み会でのバツゲームを応用したモノなのである。
鼻で吸うのだ。
とにかく吸うのだ。
七味、コショウ、タバスコ、ビール。
その他、刺激物と思えるモノを吸いまくるのだ。

「♪タラララララ〜ン」とか
マジシャンチックな音楽を歌いながら
吸いまくるのだ。
　
正直、マワリはひく。
　
しかし、この出し物のクライマックスは
飲み会の後にある。
次の日の朝だ。
朝に、鼻の穴から

「脳ミソ出てきたんじゃねーか」

「内臓出てきたんじゃねーか」

くらいに、鼻をかみまくった時に、
ティッシュに鼻血が混じった時、
この出し物は完成する。
鼻血がタラーッて垂れたらベスト。
　
自分の身を削る出し物だけに、
鼻血が流れた時には、爆笑の渦が待っている。
まあ、新人歓迎会というより、
泊まりの可能性が高い
社員旅行や、忘年会向けなのだが。
　
　
　
　
　　
「そんなのできないよ。」
　
　　
　
　
　
むー。
なんてワガママな娘だ。
お前は末っ子か。
なら、コレはどうだ。
　
　
　
　
　
『ラジオ体操』
　
　
　
　
　　
そう、そのままだ。
ひたすら、ラジオ体操をするのだ。
友人がやっていたのをアレンジしてやってみた。
伴奏などいらない。
自分で音楽を歌い、号令をかける。
　
　
　
　
　
「♪ターンタンタタッタッタッタッ
　　ターンタンタタッタッタッタッ
　　腕を前から上に挙げて〜
　　伸び伸びと背伸びの運動〜
　　はいっ、1、2、3、4
　　2、2、3、手足の運動〜」
　
　
　
　
　
これはウケた。
だいたい、意味が解らん。
出し物に、ラジオ体操をする意味が解らん。

しかし、上手くいけば、
一緒にやってくれる先輩も出てくる。
そうしたらもう、コッチのものだ。
　
『ラジオ体操第二』ができる人は
第一に続けて、第二をやるのもイイだろう。
　
　
　
　
　
「そんなのはやりたくないよー。」
　
　
　
　
　
そうか。
やりたくないか。
ならば、オレが言う事は何も無い。
頑張って、自分で考えろ。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
コレを読んでる皆さんの中にも、
この春、新社会人になる方が居られると思う。

まあ、職場によってソレゾレ違うので
出し物をしなくて済む場合もあると思うが、
もし、出し物をしなきゃいけなくなった場合、
コレを参考にして欲しい。
　　　　　（↑なるか）
　
　
それでは、
皆さんの社会人生活が
スバラシイモノである事を願う。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
アハン。
　
　
　