ルール。
2003年4月4日昨日は通院日。
仕事を休んで病院へ。
ソコでの出来事。
相変わらず、
クソ長い時間待たされてると、
隣に座ってたオッサンの携帯が鳴る。
普通に電話に出るオッサン。
ここは病院内だというのに、
普通に喋っているオッサン。
ナニ話してるか知らんが、
大笑いしたりしてる。
ウルサイ。
さすがに、マワリのヒトも
嫌な顔をし始めた。
だいたい、
病院内では携帯の電源を切らなければイケナイ。
壁には『電源をお切りください』と
張り紙だってしてある。
しかも、ここは入院病棟ではなく、
多くの人間が出入りする大病院の外来。
中には、心臓にペースメーカーを
埋め込んでるヒトもいるかもしれない。
目にうつるスベテのヒトが
電磁波に耐えられる身体だとは限らないのだ。
なら、
尚更、携帯の電源は切らなくちゃイケナイ。
病院の中で普通に喋ってるなんてモッテノホカ。
せめて、マナーモードにしておくべきだ。
それが病院でのルールってもんだ。
『ルール』。
世の中にはいろんなルールがあって、
中にはつまらないルールもある。
つまらんルールなら破ってイイと思う。
未成年の飲酒、喫煙だって全然構わんと思う。
クスリだって
部屋で1人でトバしてるぶんには構わん。
極端な話、
自分の身体に異物を流し込んで
自分で、ヒト様に迷惑をかけないように
勝手に死んでるなら構わんのだ。
ただ、ヨソ様に迷惑をかけるコトはイカン。
ヨソ様を巻き込んじゃイカン。
どんなコトだって、
ヨソ様がイヤな思いをする
ルール破りはイカンのだ。
『本当に悪いコトは、本当に悪い!!』
『ならぬものは、ならぬものです。』
たったソレだけのコト。
そんな簡単な事を大人が出来てないから、
チビッコ達に「大人だって。」なんて
言葉を言う隙を与えるのだ。
よし。
ココは、オレが
この携帯バカオッサンに
ガスッと言ってやろうじゃないか。
この、ジャスティスオレが!!
じゃぁ、なんて言おうか。
「おい、ハゲ!!
テメェ、携帯の電源切っとけよ、このボケ!!」
こんな感じか。
・・・・・・イヤ、だめだ。
だいたい、オッサンはハゲてない。
それに、
こんな荒くれ者みたいな言い方しなくてもイイな。
なら、
「すいませんけど、
携帯の電源を切ってくださいませんかね。」
こんな感じか。
・・・・・・イヤ、違う。
なんでオレが
こんなオッサンに敬語を使わなくちゃイカンのだ。
こちらが下手に出るコトはないのだ。
やっぱり、ガスッて言ってやろう。
言い過ぎない程度に。
「テメェ、携帯の電源切っとけよ。」
よし、コレにしよう。
この台詞に決定!!
オッサン。
オッサンよ!!
オレがアンタを注意するのは
アンタが憎いからではない。
むしろ、これは愛だ!!
ジャスティスオレ、出動っ!!
オレが正義ぃぃぃ!!
オレが法律ぅぅぅ!!
そしてぇぇぇ、
オレが愛。
ガスッと言ってやるぜぇぇぇぇぇぇっ!!
イヤッハーッ!!
オッサンの前に立ち、上体をかがめて、
相変わらずバカみたいに喋ってる
オッサンの顔を覗き込み思い切り睨みつける。
視線をオッサンの目へと合わせ、
極めて冷静な口調でオレは言った。
「おい。
テメェ、携帯の電源切っととテ
・・・・・・・・・切っとけよ。」
くそっ!!
かんでしまったぁぁぁぁっ!!
コメント