叔父ト甥ノ関係。

2003年4月12日
用事があって忙しい姉夫婦の代わりに、
甥っ子のショーヘーを
保育園まで迎えに行った。
 
 
姉は、前もって
保育園に「弟が行く」と
連絡しておいてくれたらしい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
保育園の中に勝手に入ってイイものか迷って
門のトコロでウロウロしていると、
ショーヘーが先にオレを見つけた。
 
 
 
 
 
ショ:「ゲルター!!」
 
 
 
 
 
元ヤンキーだった夫婦に育てられたせいか、
ショーヘーはナマイキである。
しかも口が悪い。
 
イキナリ呼び捨てにしやがる。
 
 
 
 
 
ショ:「ゲルター!!」
 
 
 
 
 
ショーヘーは、そう叫びながら
保母さんと共に走ってくる。
 
 
そして、オレの元に来るやイキナリ、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレの泌尿器めがけてパンチ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イテェッ!!
 
 
思わず股間をおさえるオレ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ショーヘー!!
 
  
何をするショーヘー!!
 
 
よりによって、保母さんの前で、
オレのデリケートな部分に何しやがるんだ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ショ:「ねぇ、ゲルタ、
    帰ったら仮面ライダーごっこしようぜ。
    オレが仮面ライダー555。
    ゲルタは仮面ライダーアギトね。
    555の方が強いんだよ。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・知るかっ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
保母:「弟さんですか?」
 
 
ゲル:「あ、ハイ。」
 
 
 
 
 
おお、ステキな保母さんだ!!
 
 
 
 
  
保母:「お疲れさまですー。
    いつも、ショーヘー君と
    遊んであげてるんですか?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲル:「ハイ!!
    子供スキですから!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
何、嘘を言っているんだ、オレ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その後、
誕生日が近いショーヘーに
プレゼントを買ってやろうと、
トイザらスに連れて行く。
 
 
ショーヘーの希望は、
 
『仮面ライダー555 変身ベルト』
 
 
沢山のおもちゃの中から、ようやく見つける。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
うわぁ。
 
 
高いな、オイ!!
 
 
4500円もすんのか!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲル:「ショーヘー、他のヤツがイイんじゃね?」
 
 
ショ:「コレがイイ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
むぅ。
 
なんてワガママなんだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
変身ベルトを前に躊躇していると、
隣に、やはり変身ベルトを買うらしい
親子連れが来た。
 
 
するとショーヘー、
何を思ったのか親子連れの方へ近づき、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ショ:「貧乏臭ぇな、オマエら。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
!!!!
 
 
何言ってんだ、ショーヘー!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アレだぞ!!
 
 
貧乏臭いのはオレらの方だぞ!!
 
 
4500円を前に躊躇してんだから!!
 
 
ちうか、
どこでそんな言葉を覚えてくるんだ!?
 
 
やっぱり、姉夫婦からか!?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲル:「すみません!!
    ホントすみません!!
    コラッ!!
    ショーヘーも謝りなさい!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ショ:「ウルセェ、バカ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なんじゃぁ、コラァ!!
 
 
ソレが
叔父さんに向かって言う言葉か、このガキ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ペシッ(←軽く頭を叩く)
 
 
 
 
 
するとショーヘー、
またオレの泌尿器めがけてパンチ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
だから、
オレのデリケートな部分に
パンチすんのヤメロって!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ペシッ!!(←もう一度軽く叩く)
 
 
 
 
  
ショ:「うわ〜ん。
    ゴメンなさ〜い。」
 
 
 
 
 
ショーヘー号泣。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
えっ!?
 
  
なんで泣くの!?
 
  
軽く頭をペシッてしただけじゃんか!!
 
  
オレが虐待してるみたいじゃんか!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ショーヘーの泣き声が
店内に響くような泣き声だったので、
ダッシュでベルトを買って
ソッコーでトイザらスを後にした。
 
 
 
 
 
もう、
二度と一緒に歩かん!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
家にて。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ショ:「アギト!!
    早く変身しろっ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲル:「アギト、変身っ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 

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