チカラ。
2003年4月25日その日、オレは運転免許証更新の為、
朝イチで、福島運転免許センターにきていた。
書類の記入や視力検査などを終え、
オレは、免許証用の写真撮影に入っていた。
今日のオレの狙い、
ソレはヘンな顔免許を作る事。
オレは、ヘンな顔がしたかった。
ヘンな顔の免許証を持ちたかった。
ベツに意味はない。
「撮影シマス」(←機械の声)
その感情の無い声より1テンポ遅れてオレは、
世の中に不満爆発のパンクスがシャウトするように
大口を開けてポーズを決めてみた。
係:「あの、
口は開けないでくださいね〜。
もう一回撮りま〜す。」
ゲ:「あ、やっぱダメすか。」
口開け禁止という事で、
オレは顔の筋肉を動かさずに
ヘンな顔をしなければイケナクなった。
顔の筋肉を動かさないでヘンな顔するには
どうすればイイ?
オレは考えた。
そうだ、目だ!!
視線だけでヘンな顔にする事は可能だ!!
オレは口元はいつもと変わらない表情にして、
目には思いっきりチカラを入れた。
そう、オレは白目をムイタのだ。
コレが成功すれば、
恐ろしい免許ができるハズだ。
係:「あの、視線は真っ直ぐに
コッチに向けてくださいね。」
ゲ:「あ、ハイ。」
白目もダメときた。
他に、イイ方法があるだろうか。
考える。
「撮影シマス」
ヤバイ!!
撮影が始まってしまう!!
このままでは、オレも免許も、
あの、フツーの顔した写真になってしまう!!
何かないだろうか・・・
顔の筋肉も、視線も動かさずに・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・!!
思いついた!!
まずは深呼吸。
胸イッパイに空気を吸ったトコロで息を止める。
そして、首から上に、思い切りチカラを入れる。
そう。
オレは顔を真っ赤にしようとしたのだ。
免許証の写真に、
赤ら顔で写ろうと思ったのだ!!
免許用の写真撮影は成功。
オレは、免許証が出来るまでの間、
短い講習を受ける事になった。
オレは、自分の免許証が
どんなだろうと考えながら、
講師の話を聞いていた。
イヤ、講師の話を聞いていたとイウのは嘘で、
実際には、講師の話を聞いているフリしながら、
前の席に座っているオネイサンの、
白い服の下に、ナゼか透けている
ブラジャーを見ていた。
多分、ピンク。
「あー、ピンクですかー。
そーですかー。
春ですからねー。」
そんな事を考えていると、
また、違う考えが頭に浮かぶ。
もしかすると、オレには超能力がないだろうか。
いや、無いとも言い切れない。
ただ使えてないだけで、
オレにはモノスゴイチカラがあるのかもしれない。
オレは、
オネイサンのブラのホック部分辺り集中した。
「ブラ、外れろっ!!」
そう、サイコキネシスだ。
オネイサンのブラを、
手を使わずに外そうというのだ。
全神経を集中。
鼻血がでそうなくらいに集中。
ソレでも、オネイサンのブラは外れなかった。
オレには、まだチカラが足りないようだ。
そんな事をしていると、
係のオッサンが、教室に入ってきた。
免許が出来たらしい。
「ゲルタ・ザビさ〜ん。」
名前を呼ばれたので、
ドキドキしながら免許を受け取りに行く。
手渡しで新しい免許証を貰う。
無事故無違反のオレは、
今年からゴールド免許だった。
そして、問題の顔写真。
赤い。
若干だが、オレの顔は赤かった。
だが、ソレは真っ赤ではなく、
大笑いできる程の赤さではなかった。
ガッカリしたが、
もう一度、よく見てみる。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・!!
なんじゃ、コリャァ!!
鼻の穴が膨らんでる!!
チカラの入れすぎで、
鼻の穴が膨らんでる!!
ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!
鼻が〜。
鼻が〜。
膨らんでるぅぅぅ〜。
ギャハハハ。
考えてるモノとは違ったが、
予想もしないところで
イイ写真が撮れてしまった!!
これから5年の間、
オレは、
この鼻オッ広げ免許証を使わなくてならない。
チョット後悔している。
朝イチで、福島運転免許センターにきていた。
書類の記入や視力検査などを終え、
オレは、免許証用の写真撮影に入っていた。
今日のオレの狙い、
ソレはヘンな顔免許を作る事。
オレは、ヘンな顔がしたかった。
ヘンな顔の免許証を持ちたかった。
ベツに意味はない。
「撮影シマス」(←機械の声)
その感情の無い声より1テンポ遅れてオレは、
世の中に不満爆発のパンクスがシャウトするように
大口を開けてポーズを決めてみた。
係:「あの、
口は開けないでくださいね〜。
もう一回撮りま〜す。」
ゲ:「あ、やっぱダメすか。」
口開け禁止という事で、
オレは顔の筋肉を動かさずに
ヘンな顔をしなければイケナクなった。
顔の筋肉を動かさないでヘンな顔するには
どうすればイイ?
オレは考えた。
そうだ、目だ!!
視線だけでヘンな顔にする事は可能だ!!
オレは口元はいつもと変わらない表情にして、
目には思いっきりチカラを入れた。
そう、オレは白目をムイタのだ。
コレが成功すれば、
恐ろしい免許ができるハズだ。
係:「あの、視線は真っ直ぐに
コッチに向けてくださいね。」
ゲ:「あ、ハイ。」
白目もダメときた。
他に、イイ方法があるだろうか。
考える。
「撮影シマス」
ヤバイ!!
撮影が始まってしまう!!
このままでは、オレも免許も、
あの、フツーの顔した写真になってしまう!!
何かないだろうか・・・
顔の筋肉も、視線も動かさずに・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・!!
思いついた!!
まずは深呼吸。
胸イッパイに空気を吸ったトコロで息を止める。
そして、首から上に、思い切りチカラを入れる。
そう。
オレは顔を真っ赤にしようとしたのだ。
免許証の写真に、
赤ら顔で写ろうと思ったのだ!!
免許用の写真撮影は成功。
オレは、免許証が出来るまでの間、
短い講習を受ける事になった。
オレは、自分の免許証が
どんなだろうと考えながら、
講師の話を聞いていた。
イヤ、講師の話を聞いていたとイウのは嘘で、
実際には、講師の話を聞いているフリしながら、
前の席に座っているオネイサンの、
白い服の下に、ナゼか透けている
ブラジャーを見ていた。
多分、ピンク。
「あー、ピンクですかー。
そーですかー。
春ですからねー。」
そんな事を考えていると、
また、違う考えが頭に浮かぶ。
もしかすると、オレには超能力がないだろうか。
いや、無いとも言い切れない。
ただ使えてないだけで、
オレにはモノスゴイチカラがあるのかもしれない。
オレは、
オネイサンのブラのホック部分辺り集中した。
「ブラ、外れろっ!!」
そう、サイコキネシスだ。
オネイサンのブラを、
手を使わずに外そうというのだ。
全神経を集中。
鼻血がでそうなくらいに集中。
ソレでも、オネイサンのブラは外れなかった。
オレには、まだチカラが足りないようだ。
そんな事をしていると、
係のオッサンが、教室に入ってきた。
免許が出来たらしい。
「ゲルタ・ザビさ〜ん。」
名前を呼ばれたので、
ドキドキしながら免許を受け取りに行く。
手渡しで新しい免許証を貰う。
無事故無違反のオレは、
今年からゴールド免許だった。
そして、問題の顔写真。
赤い。
若干だが、オレの顔は赤かった。
だが、ソレは真っ赤ではなく、
大笑いできる程の赤さではなかった。
ガッカリしたが、
もう一度、よく見てみる。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・!!
なんじゃ、コリャァ!!
鼻の穴が膨らんでる!!
チカラの入れすぎで、
鼻の穴が膨らんでる!!
ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!
鼻が〜。
鼻が〜。
膨らんでるぅぅぅ〜。
ギャハハハ。
考えてるモノとは違ったが、
予想もしないところで
イイ写真が撮れてしまった!!
これから5年の間、
オレは、
この鼻オッ広げ免許証を使わなくてならない。
チョット後悔している。
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