噂。
2003年6月20日マサ：「イトさんてさぁ、
絶対にゲルさんとこ好きだと思うよ。
見てれば解るって。」
はぁ？
バ、バカ言っちゃイカンよ。
マサ：「だって、
夕方、ゲルさん1人で仕事してっと
絶対に手伝いにくんじゃん。
イトさん、仕事終わってんのに
帰らないで手伝いにくんだよ。」
いや、ソレはアレだ。
なんせ、イトは相当に暇らしいかんな。
確かに優しい子だけどな。
クラ：「あ〜、オレもそう思うなぁ。」
ウルセェバカお前は黙れ死ね。
チンコもげて死ね。
チンコもげてから死ね。
マサ：「ゲルさんとイトさん、
怪しいってみんな言ってるよー。」
いやいやいや、イトには彼氏いるぞ！？
オレ、彼氏と遊んだ事あるぞ！？
マサ：「彼氏とかは関係ないっしょ。」
なんだよ、もー！！
そういう事言うなっつの！！
仕事しづらいじゃんかよ、もー！！
＊＊＊＊＊＊
そして夕方。
1人で仕事してると、イト登場。
イト：「手伝いまーす。」
ゲル：「あ、どーも。」
・・・・・・
おい！！
ナニ緊張してんだ、オレよ！！
イトだぞ！？
隣にいる女はイトだぞ！？
確かにカワイイけど、
かかとが薄くなってる靴下履いてた女だぞ！？
なぁに、ビビッてんだよ。
いつもどおりにバカ話でもしてみろよ。
ゲル：「ねぇ。
『ヨークベニマル
1，2，3の市』まだ行ってる？」
イト：「行ってますよー。」
ゲル：「あ、そ。」
・・・・・・
続かねーよ！！
全然会話が弾まねーよ！！
・・・・・・
ゲル：「イト、
ファイナルファンタジー8終わった？」
イト：「いやぁ、今行き詰まってんですよー。
ゲルタさん、知らないですか？」
ゴメン。
全っ然ワカラン！！
ちうか、
なんか今日のイトは
いつもよかカワイイような・・・
・・・・・・
いや、イカンよ！！
ナニ考えてんだよ、オレ！！
そうだ、ここはイトの彼氏の話でもしよう。
ゲル：「イトって結婚しねーの？
彼氏と長いんじゃん？」
イト：「ええ〜。
なんか微妙〜。」
微妙とか言うなよ！！もー！！
・・・・・・
ダメだ。
隣にいるのはイトなのに。
イトのはずなのに。
なんか緊張してしまう。
イト：「ゲルタさん。」
ハ、ハイッ！！
イト：「私、こないだボウリング行ったんだけど、
全然ダメなんですよ。
教えてくださいよー。」
ゲル：「ああ、ボウリングってのは、
紀元前3千年頃に古代エジプトで
始まった儀式が元になってて・・・」
イト：「いや、歴史じゃなくて。」
なんだよっ！！
冷静にツッコむなよっ！！
なんだよ、もー！！
この雰囲気耐えられねーよもー！！
そうだ、ジュース買いに行くつって
いったん逃げよう。
イト：「どこに行くんですか？」
ゲル：「あ、ちょっとジュース買ってきます。
なんか飲みます？」
もしかして、「私も行きます〜」とか
言うのかな？言うのかな？
イト：「じゃあ、私は・・・」
なんだよ！！来ねぇのかよ！！
イト：「デカビタ！！」
デカビタ！！
ナゼ！？
ちうか、イトよ。
君はもしや、
オレをコンビニまで行かせるつもりなのか？
フツー、
すぐそこにある自販機から選ぶんだろうが！！
オレ復活！！
そして、単なる噂である事を確信。
おうおう、コンビニ行ってやるよ。
だがデカビタは買わん。
＊＊＊＊＊＊
その後。
イト：「私、デカビタって言いましたよね。」
感謝の気持ちだ、とっとけ。
イト：「なんでカロリーメイトなんですか！！」
バランス栄養食だ。
飲んどけ。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊秘密。謎。＊＊＊＊＊＊＊＊＊
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