『続・オシイ人』 〜 ナイス権力 〜
2003年8月16日【告知】こくち
・つげしらせること。
一定の意思、または事実を通知すること。
ウチの職場には、『オシイ人』がいる。
その名はマークン。
カッコイイのだが、
首の後ろにホクロ毛を生やしてる為に
『オシイ人』に甘んじている男だ。
(8月13日の日記『オシイ人』参照)
そして今日。
オレ、クラキ、サト、イトの4人の話し合いで
ある決断が下された。
『マークンに、
首の後ろにホクロ毛がある事を告知しよう』
さっそく、マークンを呼び出し、
オレは慎重に話を切り出した。
ゲル:「ジツは、
僕たちはキミに、
キミの身体に関する重大な事を
お話しなければイケマセン。」
マー:「え、なんですか?」
マークンはビックリしたようだった。
ゲル:「ジツは、
キミの首の後ろには・・・
・・・・・・
ホクロ毛があるんです。」
マー:「???」
ゲル:「だから、マークンの首の後ろ側に
ホクロがあって、
そこから毛が生えてんだって。」
マー:「ウソォッ!!」
右手でホクロ毛を探し出し、
抜こうとするマークン。
ゲル:「バカ、抜くな!!」
それでも抜こうとするマークン。
サト:「抜くなって言ってんだべ!!」
直接の先輩であるサトの言葉に
マークンはホクロ毛を探していた右手を下ろし、
『きをつけ』に近い姿勢になる。
ゲル:「サト、ナイス権力!!」
サト:「オーイェー!!」
そして。
ゲル:「これより、
マークンのホクロ毛の断髪式を
行いたいと思います!!」
イト:「髪の毛じゃないんだから
断髪式じゃないんじゃないですか?」
サト:「断毛式(だんもうしき)だべ。」
ゲル:「“だんもう”って、なんかエロいよね。
これから、マークンのホクロ毛の
断毛式を始めたいと思います!!」
断毛式とは、
マークンと縁の深い方々が、
マークンのホクロ毛に、
少しずつ、ハサミを入れて
切っていく神聖な儀式である。
サト:「マークンは、
こちらの椅子にお座りください。」
渋るマークン。
サト:「座れって言ってんだべ!!」
マークン着席。
ゲル:「サト、ナイス権力!!」
サト:「オーイェー!!」
ゲル:「それでは、
断毛式を始めます。
まずは、サトさんからどうぞ。」
マークンの表情が強張る。
マー:「絶対に髪の毛切らないでくださいね!!
うわっ、ソレ、
植木とかのハサミじゃないですか!!」
そう、オレ達が用意したハサミは
盆栽などに使うハサミだったのだ。
サト:「いいからいいから。」
チョキン
5ミリほど切り落とす。
ゲル:「続いてイトさん、お願いします。」
イト:「えー、私もやるんですか!!」
サト:「いいから早くやれって!!」
渋々と、ハサミを握るイト。
ゲル:「サト、ナイス権力!!」
サト:「オーイェー!!」
チョキン
また5ミリほど切り落とす。
ゲル「では、クラキさん、どうぞ。」
チョキン
また5ミリほど切り落とす。
ゲル:「続いてワタクシが〜」
チョキン
1cmほど切り落とす。
ゲル:「断毛式、
厳かな雰囲気の中で
無事終了いたしました。」
サト:「マークンは
新たな気持ちで頑張ってください。
はい、皆さんにお礼して。」
マー:「アリガトウゴザイマシタ。」
こうして、
マークンのホクロ毛の断毛式は
厳粛なる雰囲気の中、無事に終了した。
きっと、マークンも
沢山の先輩にハサミを入れてもらって
感無量だったに違いない。
去っていくマークンの後姿を
見守る我々4人。
首の後ろを擦りながら
去っていくマークン。
やっと解放されたという感じのマークン。
彼はまだ知らない。
ジツは。
彼の首には、
まだ5ミリ程のホクロ毛が残してある事を。
********秘密。極秘。********
●そら様。
●徳地様。
登録アリガトウゴザイマス!!
いま、こちらのリンクがいっぱいなものですから
こっちで挨拶させていただきました。
スンマセン!!
くだらん日記ですが、
ヨロシクお願いします!!
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