グレート・ティーチャー・オレ。
2003年9月10日ウチの職場に昨日から3日間の予定で、
オレの母校でもある地元の中学の生徒、
男子3名、女子3名、合わせて6名が
体験学習にきています。
オレ、先生役に大抜擢。
局長:「この人が、
君たちに仕事を教えてくれます。」
ゲル:「ゲルタです。
解らない事があったら訊いてください。
あと、女子は、
ゲルタ君って呼んでも構いませんが
男子が呼んだらブッ殺す。」
学生:「・・・・・・」
うわ!!ハズシた!!スベッた!!
ゲル:「じゃ、左から自己紹介いってみよーか。」
「マキです」「マミです」「ケイコです」
「タカシです」「テツヤです」「ヒロユキです」
とりあえず、男子はいつものように
のび太、正ちゃん、ケンイチウジと呼ぶ事に。
挨拶もソコソコに、早速、作業開始。
ゲル:「じゃ、もうすぐトラック来るから、
積んであるものを全部降ろしましょう。」
学生:「ハイ!!」
うーん、イイ返事だねぇ。
若いってイイですね、元気があって。
トラックが到着して、
テキパキ荷物を降ろす中学生。
ゲル:「じゃ、次は、
今、降ろした郵便物を棚に揃えて、
区分しましょう。」
学生:「ハイ!!」
いつも、オレ1人でやってる仕事を
中学生にやらせ、オレは監督気分。
しかし、この中学生、仕事が早い。
6人がかりとはいえ、初めての仕事を
オレと同じくらいのスピードで終わらせるとは、
かなり使えるヤツらだ。
学生:「終わりましたー。」
ゲル:「じゃ、次は、
外回りの人が、ポストから開けてきた
郵便を大きさごとに分けて、
日附印(消印)を捺します。」
学生:「ハイ!!」
・・・・・・
フ。
フハハハハハハハハハハハハ!!
イイ返事だ!!
イイ返事だぞ、中学生!!
まるで、オレの下僕ではないか!!
バビル二世には3つの僕(しもべ)がいたが、
オレには6人の僕がいるワケだ!!
中学生とイウ名の僕よ!!
働けぇいっ!!
だが、ソコはオレ。
休憩時間に、ジュースを奢ってやろうと
近くのファミマに連れて行く。
さすがオレ。
飴とムチを上手く使い分ける男。
上に立つ者は、
常に気配りを忘れてはイケナイ。
ゲル:「好きなの1本選んでいいよ。」
それぞれ、ジュースを手にとる中学生。
ゲル:「おい、のび太、ちょっと待て。」
のび:「はい?」
ゲル:「誰が
ペットボトルもオッケー言ったコラ!!」
のび:「ダメですか?」
ゲル:「ダメダメ。
ペットはダメ。缶にしなさい。」
その後、局に戻って、仕事再開。
引き続き、外回りから上がってきた
郵便物を揃える中学生。
しかし、仕事慣れしてきたのだろうか。
それとも、オレが飴を与えすぎたのだろうか。
みんな和気藹々と仕事をしている。
コイツはイカン!!
仕事は、
もっと緊張しながらやらないとイカンのだ!!
そこに油断が生まれ、ミスが生じるのだ!!
オレが言うのもどうかと思うけど。
しかも、コイツら仲がイイ。
男女間の仲がイイ。
オレが中学ん時は、男女の仲が悪くて、
女の子とも、大っぴらに付き合えなかったぞ。
なんかムカツクなオイ。
ゲル:「よし!!
女子は今の作業をそのまま続けて、
男子は、車庫に行って
バイクの走行記録を
その記録簿に書いてきなさい!!」
よし。
これで、未成年の不純異性交遊を
未然に防ぐ事が出来たぜ。
その後。
ゲル:「のび太、
あそこにいる女、カワイイと思う?」
のび:「はぁ、思います。」
ゲル:「よし、
あの女の頭、ひっぱたいて来い。」
のび:「いや、無理です!!」
ゲル:「いいからやって来い。」
のび:「や、ほんと勘弁してください!!」
ゲル:「じゃ、あの女に、
“おう、イト!!”って
呼び捨てで挨拶して来い。」
のび:「ええ〜」
ゲル:「いいから行けって!!」
おそるおそるイトに近づくのび太。
のび:「よぅ、イト!!」
ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!
ナイス、のび太!!
イト:「ああん?」
キレ気味!!
イト、キレ気味!!
ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!
のび:「あの、ゲルタさんが
呼び捨てにしてこいって・・・」
コラテメェのび太!!
仲間を売る気かこの根性なし!!
イトにこっぴどく叱られたのはイウまでもない。
むむぅ。
のび太のヤローめ。
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