父トワタシ。

2003年11月26日
 
 
明日、父が入院する。
 
腎のう胞とかいうヤツで、
腎臓のマワリに空気がたまったんだかなんだかで
その空気を抜く為に入院する。
 
入院と言っても
三日程度のものでたいした事ないのだが、
それでも、ちょっとした手術もする。
 
検査で見つかった後、大きな病院に紹介されて、
1ヶ月前から予約をしていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
昨日、東京の親戚が亡くなったとの報が届いた。
 
お葬式は28日。
 
丁度、父の手術の日。
 
その報を受けた父は、
簡単に、入院を取り止めにしようとする。
 
「親戚のお葬式があるのに、
 入院なんかしてる場合じゃない」
 
そう言って、
1ヶ月前から予約を入れていた入院を
取り止めにしようとする。
 
もう若くない、自分の大事な身体より
親戚のお葬式の方を上に考える。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレと母で説得して
なんとか入院してもらう事にしたが、
自分の事より、他の人を優先する父を
素直にカッコイイと思った。
 
「信」とか「義」とか
そういうトコロに重きをおいて生きる父を
素直にカッコイイと思った。
 
オレが目指している人間は
こういう人間なのかもしれない。
 
オレが見習うべき生き様というヤツは
こういうものなのかもしれない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
余談ですが。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
父は昔、15歳の時に、
虫垂炎の手術で入院している。
 
大雪だった退院の日(父は青森県北部出身)、
病院からの帰り道に
ヘリコプターが墜落する現場に出くわして、
膝まで積もった雪の中、
全速力で墜落現場まで走っていったら
手術した盲腸の痕が破裂して
死にそうになって、また入院した過去を持つ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
バカだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こういう無鉄砲なトコロは見習いたくないのだが、
その血は、
オレに色濃く伝えられているように思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
くそっ!!
 
DNAめっ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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