11/30〜12/1

2003年11月30日

　
　
11月30日20時過ぎ。
　
去年のこの日のこの時間は、
血を吐きながら、
エロビデオを返しに行った時間です。
　
去年の11月30から12月1日にかけて、
オレは、死にそうになったんですね。
　
アレから一年も経ちました。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
朝から、腹が痛くて
夕方になったら、血をガボーッて吐いて、
結構、ヤバめで。
　
「死ぬかもなー」って思ったから、急いで、

『連邦軍が捕まって、
　あんなことも！こんなことも！』

っていうタイトルのエロビを
血を吐きながら返しに行って、
そんで、その後、病院に運ばれました。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
入院って事になって、
始めは、4人部屋に入れられて。
　
でも、血が止まらなくて、
イキナリ、集中治療室みたいのに移されて。
　
意識がある時、看護婦さんに、
　
　
　
「オレ、もしかして、死にそう？」
　
　
　
って訊いたら、
　
　
　
「そんな事ないよー。そんな事ないよー。」
　
　
　
ってスゴイ顔で否定されて。
　
　
　
「あー、やっぱ死にそうなんだなー」
　
　
　
って思った事を覚えてます。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
でも、今だから言えるのかもだけど、
「死ぬかも」って事に、
そんなに恐怖とか感じなかったです。
　
「死んでも仕方ないかなー」くらいのもんで。
　
ソレよりも、
「クリスマスがダメになりそう」って事が
すごいショックで。
　
ソレだけが辛くて。
　
むしろ、「このまま死にたい」って
思ってたかもしれないです。
　
まぁ、結局、死なないで
今年の2月頃には退院したんですけどね。
　
今は、「死なないで良かった」って
ハッキリ言えますよ。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
それにしても、
死にそうになって入院してから、
イロイロとありました。
　
いろんな方がお見舞いに来てくださって。
　
いろんな、
沢山の方がお見舞いのお言葉をくださって。
　
いろんな人と出会って。
　
いろんな看護婦さんと友達になって。
　
親しくなって。
　
「遊びに連れてってくださいよー」とか言われて。
　
アドレス書いた紙渡されて。
　
「彼女いないんですか〜」とか言われて。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
チキショウ！！
　
ダマシヤガッテ　アノ看護婦！！
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
そういえば。
　
去年の今日は、
オレが死にそうになって入院した日ですが、
今年の今日は、
先日入院した父親が退院した日でした。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
昼前にね、
病院に、父親を迎えにいったんすけど、
病棟のエレベーターのところまで
父を見送りに来てくれた看護婦さんが
ステキな方でしてね。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
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『親父、
　もうちょっと入院しててくんねーかな』
　
　
　
　
　
ちょっぴり、そんな事を考えてしまったオレは
親不孝者ではないかと思うが、どうか。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
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