昔話。
2003年12月9日昔の仲間が大勢集まって酒を飲み始めたりすると
毎回、必ずと言っていいほど
ネタにされる思い出話が
各個人、それぞれ1つはある。
もう、
昔読んだ絵本のように話の中身が解っているのに、
同じ話をしては笑う。
友人ジェット氏なら、
授業中に勃起した『ジェット氏勃起事件』、
友人ロビンなら、
警察にパクられた『ロビン事件』で、
「あの時、なんで勃起してたの？」とか
「どうしてパクられたの？」って話を毎回する。
オレはといえば
授業中、いきなり先生に教科書を投げつけた
『ゲル、いきなり教科書投げた事件』で、
「あの時、どうしてキレてたの？」って話になる。
正直、どうしてキレたかは覚えていないのだが
キレて教科書を投げつけた事よりも、
『休み時間に、
自分が投げた教科書を拾いに行く時の気まずさ』
そんな話をポーズつきで話すと、
みんな、バカみたいに大笑いしてくれる。
何度も何度も、繰り返している話なのに。
社会に出て十数年経って、
それぞれが何らかの壁に当たっている今。
みんな、
自分が自分である事を確認する為に、
こうして集まって、
こうしてバカな話に大笑いするのかもしれない。
自分が自分であった事を
いつまでも忘れないように、
こうして何度も何度も、
同じ話をしに集まるのかもしれない。
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