贅沢。
2003年12月28日贅沢をしたい。
ほんの少しの出来事をささやかな贅沢と感じ、
一人、幸せ気分に浸りたい。
例えばソレは
『ぽたぽた焼き』の
「おばあちゃんの知恵袋」に習って、
和室を掃き掃除する時に撒いた茶殻が、
“玉露”
そんな贅沢。
買い物はしないけど、
待ち合わせの場所はいつも、
“銀座三越デパート”
そんな贅沢。
キヨスクで買うのはいつも決まって
“ホタテの貝柱の燻製だけ”
そんな贅沢。
その貝柱を1個、
食べ終わらないうちに
目的の駅に着いてしまうような区間を
“新幹線に乗ってしまった”
そんな贅沢。
お土産に、
各都道府県の形をしたキーホルダーを
いつも貰うので、
“もうすぐ日本列島が完成しそう”
そんな贅沢。
川島なお美のヌード写真集を
古本屋に持っていって
買い取りしてもらおうとしたら
「100円ですけどよろしいですか？」
と言われたけど、
“「はい」と言えてしまう”
そんな贅沢。
“家族が痛風になった”
そんな贅沢。
“ドラえもんを屋外で「飼う」”
そんな贅沢。
家にあるシャンプーが
“リンスinシャンプーじゃない”
そんな贅沢。
両脇に
“高杢と鶴久がいてコーラスしてくれる”
そんな贅沢。
旧ソ連、
ゴルバチョフ元書記長の額にある地図のような痣に
“自分だけの国名を付けて、一人楽しむ”
そんな贅沢。
嗚呼、ササヤカな贅沢がしたい。
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