トアル日常。 〜 道順 〜
2004年1月8日登場人物: ゲルタ(30♂) アイ(23♀)
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※仕事で、『○○商店』というところに
行かなければいけなかったのだが、
はっきりした場所が解らなかったため、
その『○○商店』の近くに
住んでると思われるアイに、
場所と行きかたを訊いてみた。
ゲル:「アイさ〜、
○○商店ってどこだか解る?
この住所って、アイの家の方じゃね?」
アイ:「○○商店・・・
ああ〜、はいはい、解った。」
ゲル:「お、解った?
ちょっと、行き方教えて?」
アイ:「いいよー。
うんとね、この道を
こっちからサティ方面にずぅっと行くと
信号があって、
途中で2つに分かれるじゃない?」
ゲル:「うん。」
アイ:「そこを左側に行くのね。」
ゲル:「うん。」
アイ:「で、またずぅっと行くと、
右手に、信夫山が見えるのね。」
ゲル:「うん。」
アイ:「で、またずぅっと真っ直ぐ行くと・・・」
ゲル:「あ、信夫山は道順には関係ないんだ。
今のはちょっとした観光情報なのね。
てか、信夫山、
ここからだって見えるし。」
アイ:「で、真っ直ぐ行くと・・・」
ゲル:「無視かいっ!!」
アイ:「真っ直ぐ行くと電気屋さんがあるのね。
そこを右に曲がって
ちょっと行くと・・・」
ゲル:「電気屋を右な?」
アイ:「そそ、右に行くと・・・」
ゲル:「うん。」
アイ:「アタシのウチがあるの。」
ゲル:「あ〜〜〜、そう。
今度お邪魔するから。
・・・・・・
で、○○商店は?」
アイ:「さっきの道を真っ直ぐに行って・・・」
ゲル:「だったら『右に曲がる』とか
余計な情報入れんじゃねーよ!!」
アイ:「で、ずぅっと行くと・・・」
ゲル:「また無視されちゃった。」
アイ:「左側に交番があって、
そこも真っ直ぐ行くと、
左側に小学校があるのね。」
ゲル:「おう。」
アイ:「で、その学校の前に
大きな家があるんだけど、
そこの息子と幼馴染で、
小さい頃はよく遊んだけど、
なんかね、変なヤツになっちゃったの。
中学ん時とか、
ナイフとかいっぱい集めてて、
なんか、ガスマスクとかかぶってて、
すごいね、おっかないんだー。」
ゲル:「あ〜〜〜、そう。
あ〜〜〜、そう。
・・・・・・
で、○○商店は?」
アイ:「で、学校を左に曲がってちょっと先に、
駄菓子屋があんのね。
そこを左に曲がってちょっと行くの。」
ゲル:「うん。」
アイ:「そうすると、
右側に野良犬がいるのね。」
ゲル:「は!?」
アイ:「右に野良犬がいるの。」
ゲル:「いや、野良犬なんでしょ?」
アイ:「うん、野良犬。」
ゲル:「左かもしんねーよね?」
アイ:「いや、右側なの、いつも。」
ゲル:「ってか、野良犬なんだから、
目印にはなんねーよね?
いないかもしんねーじゃん。」
アイ:「いや、いつもいるんだって!!」
ゲル:「じゃ、野良犬じゃねーじゃん。」
アイ:「違うの。
野良犬なの。」
ゲル:「ほ〜んとかよ〜。」
アイ:「シベリアンハスキー。」
ゲル:「ハスキーの野良ってどんなだよ!?
ぜってー飼い犬だよ!!」
アイ:「だって、アタシ
中学ん時おっかけられたもん!!
なんかスゲーの。
でっかくてスゲーの。」
ゲル:「あ〜〜〜、そう。
あ〜〜〜、そう。
大変だったね。」
アイ:「で、そのちょっと先で、
変質者が出たのー!!
すっげー、キモかったー。」
ゲル:「あ〜〜〜、そう。
あ〜〜〜、そう。
・・・・・・
で、○○商店は?」
アイ:「あ、
さっきの学校のとこの駄菓子屋。」
ゲル:「あ〜〜〜、そう。
あ〜〜〜、そう。」
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