恐ロシイ夢。
2004年1月18日夢を見た
自分の身体は空中にあり
そこにぷかんと浮かんで地表を眺める
地表には、
どこまでもどこまでも
ビリジアンの色をした草原が広がっていて
その上には
どこまでもどこまでも
いろんな肌の色をした
いろんな国の人間の死体が
赤い血を流して横たわっている
朝露は
ビリジアンの草も
死体の肌も濡らし
遠くのほうに上ってきた朝日は
濡れた草と
濡れた肌と
流れる血を照らして
それをきらきらと輝かす
自分はただ
空中にぷかんと浮かんで
ビリジアンの草と
白と黒の肌と
赤い血が
きらきら輝くのを見ている
恐ろしい夢
でも
なによりも恐ろしいことは
自分は空中にぷかんと浮かびながら
そのきらきらを眺めて
ただただ
きれいだなぁと思っていた事だ
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