童話には、おもしろいお話というだけでなく、
教訓を得る為のお話という側面も持っています。
 
いろいろなお話から、
人生に役立つ教訓を得ていきましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ゲルタ童話  
       『羊飼いと狼』
 
 
 
 
 
ある村はずれの牧場に、
羊飼いの少年が住んでいました。
 
 
羊飼いの少年は、
毎日毎日、とても退屈で仕方なかったので、
ひとつ、イタズラをして、
大人達をビックリさせてやろうと考えて、
「狼がきたぞ〜」と叫びました。
 
 
すると、その声に驚いて、大勢の村人達が
手に手に棒を持って駆けつけてきましたが、
狼なんかいないと解ると、
やがて帰っていきました。
 
 
羊飼いの少年は、
それを面白がって、くる日もくる日も、
「狼がきたぞ〜」と叫びました。
 
 
はじめのうちは、その声に、
大勢の村人達が集まってきましたが、
いつも、狼なんかいないので、そのうち、
村人達は誰も羊飼いの少年を信用しなくなり、
羊飼いの少年が「狼がきたぞ〜」と叫んでも、
やがて、誰も駆けつけなくなりました。
 
 
そんなある日、
まだ太陽も顔を出したばかりの明け方、
ぐっすり眠っていた羊飼いの少年は、
急におなかが痛くなって起きました。
 
 
あわててトイレに行くと、
トイレには、一緒に住んでいる
おじいちゃんが入っていました。
 
 
羊飼いの少年は、何度も何度も
ドアをノックしましたが、おじいちゃんは、
「ワシも今、ウンコ中じゃけん。」と言って、
出てきてくれませんでした。
 
 
羊飼いの少年は、
「ウンコが出るぞ〜、ウンコが出るぞ〜」と
叫びましたが、おじいちゃんは、
「また、孫が嘘をついちょる。」と思って、
相手にしてくれませんでした。
 
 
羊飼いの少年は、
仕方なく、家の裏にまわって、
外でウンコしようとしました。
 
 
しかし、さっきまで、
あんなにおなかが痛くて、
ウンコが出そうだったのに、なかなか出ません。
 
 
羊飼いの少年は、便秘気味だったのです。
 
 
羊飼いの少年は、仕方なしに、外で、
おしりを出したまま、
ずぅっとしゃがんだままでいました。
 
 
そして、なんとなく出そうになった時、
羊飼いの少年は、ある気配に気付きました。
 
 
狼です。
 
 
羊飼いの少年が、
その気配が狼だと気付いた時は、
すでに、沢山の狼が
羊飼いの少年を取り囲んでいました。
 
 
羊飼いの少年は、慌てて逃げようとしましたが、
長い事しゃがんでいたために、
足がしびれて立ち上がる事ができませんでした。
 
 
羊飼いの少年は、必死に、
「狼がきたぞ〜、狼がきたぞ〜」と叫びましたが、
少年を信用してない村人達は、
誰も駆けつけてくれませんでした。
 
 
ウンコ中のおじいちゃんも、
「まだ終わってないけん。」と言って、
出てきてくれませんでした。
 
 
そして、羊飼いの少年は、
おしりを出したまま、
狼に食べられてしまいましたとさ。
 
 
      おしまい。
 
 
 
 
 
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【この物語から得られる教訓】
 
 
 
 
 
   『 朝のウンコにかける時間は
        短ければ短いほど良い 』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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●モンプチ様。
 
  
登録アリガトウゴザイマス!!
只今、こちらのリンクが
制限いっぱいなもので
相互できずに申し訳ありません。
くだらん日記ですが、よろしくお願いします!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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