オ別レ。

2004年5月29日 日常
 
 
病院に向かう途中、
勤務中であるはずのイトからメールが入った。
 
 
 
「クラキさんが辞めちゃうの知ってる?
 今日、埼玉に帰っちゃうんだって。」
 
 
 
クラキは疲れていた。
オレが入院する前から
精神的にだいぶ疲れていて仕事も休みがちだったが、
どうやら、オレが入院してる間に決断を下したようだ。
 
とりあえずクラキに電話するが繋がらない。
30分くらいにわたって電話をかけまくるが
まったく繋がらない。
 
どういう理由か解らないが、オレは、何か焦りのようなものを感じ、
病院をキャンセルしてクラキのアパートに向かう事にした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
職場でのアホなやりとり。
一緒に野球を観に行って、二人して警備員に捕まった事。
映画の帰り道、喧嘩して二人ともボコボコにされた事。
 
いろんな事を想い出すしながら車を走らせていると、
どこをどう走ったか解らないうちに、
オレは、クラキのアパートの前にいた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おそらくなかなか出てこないだろうと覚悟してチャイムを鳴らすと、
クラキはあっさりとドアを開けて出てきた。
 
 
 
「なんだ、居るんじゃん」
 
「うん」
 
「ってか、何回も電話してんだから出ろって」
 
「ごめん、トイレに入ってた」
 
「30分も!?
 何?ウンコがでかすぎて流れなかった?」
 
「あははは」
 
「なんだ、元気じゃん」
 
「うん」
 
 
 
それから、少しだけ話した。
 
どういう成り行きだか知らないが、
オレとクラキは玄関先に立ったまま、
なぜかガンダムの話をした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ありがとね」
 
 
 
何の事についてだか解らないが、
クラキはオレに礼を言った。
 
 
 
「こっち、そこそこ面白かったでしょ?」
 
「うん、面白かったわ」
 
 
 
嘘かどうか解らないけど、
クラキが、福島での生活を面白かったと言った事が、
オレは少し嬉しかった。
 
 
 
「もう埼玉に行っちゃうの?」
 
「うん、そろそろ」
 
「んじゃ、帰るわ」
 
「うん」
 
「じゃ、また」
 
「またね」
 
 
 
実際にはもう会う事はないのかもしれないけど、
オレとクラキは「またね」と
明日も会う事が決まってるかのように別れた。
 
 
 
 
 
親友との別れはそんな感じだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
*****************
 
 
●奈津様。
 
登録アリガトウゴザイマス!!
お見舞いのお言葉まで書いてくださって。
ほんとにアリガトウゴザイマス!!
只今、こちらのリンクが制限いっぱいなもので
相互できずに申し訳ありません。
下品でくだらんオレの日記ですが、よろしくお願いします!!
楽しみに読ませていただきます!!
 
 
 
●山田モリー様。
お祝い、アリガトウゴザイマス!!
こんなんですが、ヨロシクお願いします!!
お引越し、頑張ってくださいね!!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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