逃亡者。

2004年7月1日 日常
 
 
 
 
 
買い物をしようとコンビニへ行った時、
少しの尿意を感じたオレは、
買い物を後にして、まず、トイレへと入った。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
トイレに入った時、
オレはすぐにソレに気付いた。
 
 
「臭っ」
 
 
前に入っていたヤツのだかなんだか知らないが、
モノスゴイ悪臭。
 
トイレの隅に置かれた消臭力でさえ
力が及ばないその臭いパワー。
 
 
「いったい、何食ったらこんな臭いウンコ出るんだ?」
 
 
そんな事を考えながら、
オレはいったん外に出て、大きく息を吸い込んでから中に入り、
息を止めて用をたした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
用をたし終えトイレから出ると、
トイレの入り口の所で、どこかのOLさんであろう、
制服姿のキレイなオネイサンと目が合った。

そしてそのオネイサンは、
オレと入れ違いでトイレに入ろうとした。
 
当然、オネイサンは、トイレの中が
悪臭で充満している事を知らない。
 
これから、その臭いに苦しむワケだ。
 
 
「へっ、苦しめオネイサン」
 
 
根がSであるオレは、
そんな事を考えながらトイレを離れた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
と、そこで気付く。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
トイレに充満している悪臭の原因はオレのせいではなく、
オレ以前に使用したヤツのせいである。
 
しかし、オネイサンは
オレ以前に使用したヤツの存在を知らないワケで、
当然、悪臭の原因は入れ違いに出て行ったオレだと考えるだろう。
 
 
『オレ = 臭いウンコするヤツ』
 
 
そういう公式が、オネイサンの中に成り立ってしまい、
オレは、無実でありながら
『ウンコ犯』の汚名を着せられてしまうワケだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
違うよっ!!
 
その臭いはオレじゃないよっ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレはおしっこですからっ!!
 
おしっこしかしてませんからっ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
いくら心の中で無実を叫んだとて
当然ソレがオネイサンに伝わるワケもなく。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
悠長に買い物などをしていては、
トイレから出てきたオネイサンと
狭いコンビニの中でまた遭遇した時、
『ウンコが臭いヤツ』という目で見られる事は間違いなく。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレは、急いでコンビニを後にした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
無実の罪で逃亡するオレの気持ちは、
さながら『逃亡者』のキンブル医師のようであった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
****************
 
 
●魔美様。
 
おおおおっ!!
ガンダムバー『ZION』!!
レポートに、「ガンプラ展示場」とか書かれちゃってますね、
まだプレオープンなのに(笑
メニューの中の、「カイの悶絶ピラフ」が気になります。
 
オレもララァが苦手でした。
アムロのイメージで、
ララァがバターみたいに溶けていくシーンが
幼心にとても気持ち悪かったです。
 
 
 
 
 

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