男という生き物はおっぱいが好きであり、
オレも、例外なくおっぱい好きである。
 
もはや、三度のメシよりおっぱい好きなのである。
 
形やその大小ではない。
おっぱいという存在自体を愛しているのだ。
 
ナゼ男にはあの膨らみを作らなかったのか?
オレは、なかば真剣に神を恨んでいる。
 
そんなオレであるから、
あそこにスゲーおっぱいの人がいる
などと言われれば、即座に反応してしまうのも当然だろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その日もそうだった。
 
その日オレは、友人テツを助手席に乗せ、
車でトロトロと街中を走っていた。
 
と、突然、テツが言った。
 
 
 
テツ:「あ、あそこにスゲー巨乳の人がいる!!
 
 
 
ゲル:「どこどこどこどこ!?
 
 
 
即座に反応するオレ。
思い切りわき見運転である。
 
 
 
テツ:「ほら、あそこのピンクの服
    スッゲェ巨乳だべ!!
 
 
 
テツが指すほうを見てみると、
そこには、確かにおっぱいの豊かな女性がいた。
 
歳の頃は24、5ほどの女性であろうか。
確かに、そのピンクの服は
胸の部分が張り裂けんばかりに膨らんでいる。
 
しかし、彼女を見たオレは、
すぐさま彼女が“巨乳である”という事は否定した。
 
 
 
ゲル:「アレは巨乳とは言えねぇべ。
    あの人は、巨乳じゃなくて巨漢だ

 
 
 
そう、そのピンクの服を着た女性は、
胸に大きな膨らみを持っていたが、
また同時に、腹にも大きな膨らみを持っていたのだ。
 
腹だけではない。
身体全体が、デパートの屋上の
アドバルーンのように膨らんでいた。
 
そんなオレの言葉に、
テツはすぐさま反論した。
 
 
 
テツ:「いや、いくら身体が大きくたって
    おっぱいがデカイんだから巨乳って言うべ

 
 
 
ナンセンスだ。
オレから言わせりゃ、ナンセンスだ。
 
オレの中では、
おっぱいの大きさと身体の大きさ、太さに
ギャップがあればあるほど“巨乳”なのである。
 
おっぱいと身体が反比例している、
それをもって“巨乳”と言えるのである。
 
 
 
ゲル:「違う。
    アレは巨乳じゃねぇ

 
 
 
頑として聞かないオレ。
 
 
 
テツ:「いや、だってよ、
    パーツパーツで考えてみ?
    おっぱいというパーツが大きいんだから
    巨乳であることには間違いねぇべ?

 
 
 
ゲル:「違うんだ。
    巨乳ってのは、なんかこう、
    パーツパーツじゃなくて、トータル的なものなのよ。
    おっぱいと身体、『合わせて1本!!』みたいな。
    『記録より記憶』、みたいな

 
 
 
テツ:「わかんねぇ。言ってる意味がわかんねぇ。
    だってあのコ、かなりおっぱいデケェぞ?
    触ってみ?
    絶対にぷよんぷよんだぞ?

 
 
 
ゲル:「何?
    いきなり“触らせてください”つって触んの?
    捕まるっつーの!!
    確かにぷよんぷよんでも、
    それはただ、“おっぱいがデケェ”ってことであって
    “巨乳”とはまた違うのよ

 
 
 
テツ:「じゃぁよ、
    オマエの中ではどこからが巨乳と言えるんだよ?
    どこで線引きするんだよ!?

 
 
 
ゲル:「いや、だからね、
    おっぱいと身体が反比例するほど巨乳なのよ。
    おっぱいがボ−ン、
    腹がボボボーンじゃ巨乳じゃねぇのよ

 
 
 
テツ:「や、だから、
    おっぱいと腹は切り離して考えてみ!?

 
 
 
ゲル:「だから言ったべ!?
    おっぱいと腹は切り離しちゃダメなんだよ!!
    “巨乳”っていうのはトータルで考えるものなんだよ!!

 
 
 
口論である。
人様のおっぱいでちょっとした口論である。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しかし、お互いに埒があかないと悟ったのか
しばらくするとその口論も終わった。
 
そしてまた、フツーに車を走らせる。
 
と、また、テツが言った。
 
 
 
テツ:「あ、あそこにスゲー巨乳の人がいる!!
 
 
 
ゲル:「どこどこどこどこ!?
 
 
 
巨乳に対して思いはいろいろあれど、
コレだけは変らない。
 
見てみると、
確かにそこには黒い服を着た、おっぱいの豊かな女性がいた。
 
歳の頃は28、9ほどの女性であろうか。
確かに、その黒い服は
胸の部分が張り裂けんばかりに膨らんでいる。
 
しかし、それと同時に、
腹のほうも張り裂けんばかりに膨らんでいた。
 
そしてまた、その女性が着ていた黒い服は、
胸元がやたらと大きく開いていた。
 
 
 
テツ:「あの女、
    絶対に巨乳をアピールしてるよな

 
 
 
オレも、そうだと思った。
巨乳とは認めないが、
胸をアピールしていると思った。
 
自分の武器を知っていて、最大限にアピールする。
悪い事ではない。
 
だが黒い服の彼女は、自分の武器を知っていても、
自分のこと全てを知っているだろうか。
 
大きく膨らんだおっぱいと腹、
それが両刃の剣である、という事に気付いているだろうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレは、なんだかムカッときた。
 
胸元が大きく開いた黒い服を着ている女性に対して、
なんだかムカッときた。
 
そして、次の瞬間それが爆発し、
車の窓を開けるのも忘れ、
その女性の方向に向かって叫んでいた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オマエのソレは、
 
 巨乳とは言えねぇよ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
**********
 
 
●魔美様。
 
はい、見てますよ、『新撰組!』
あとの話は、分裂したり
朝敵になっちゃったり、悲しいのが多いですもんね。
今回のドラマって、どこまでのお話なのかなーって
ちょっと思ったり。近藤が死ぬとこまでかな?
なんにせよ楽しみです。
 
落ち込み気味ですか!!
頑張って!!
そんな社長、ファッキューだぜ!!
アハン。
 
 
 
 
 

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