『ゴージャス』
その言葉を聞いた時、
多くの人は、あの姉妹を思い出すことだろう。
そう、おっぱいが不自然なあの姉妹だ。
だがどうだろう。
ソレは本当に『ゴージャス』なのであろうか。
必要以上に高級な服を身に纏い、
必要以上に高級な宝飾品を身につけ、
必要以上に映画の試写会に出席する。
ソレを『ゴージャス』と言うならば。
ワタシは考えた。
『ゴージャス』と『無駄』は、同じではないか、と。
『ゴージャス = 無駄』
その考えに辿り着いたとき、
ワタシの中で、何かが変った。
まだ、おぼろげながらではあるが、
『ゴージャス』に対して、今までとは違う考えが生まれた。
少なくとも、『ゴージャス』というのは、
金を撒き散らすことだけではないのではないか。
ワタシが考える『ゴージャス』とは、
もっと深遠な部分にある。
想像して欲しい。
例えばアナタは今、
行列のできるラーメン屋に並んでいる。
1時間ほど並び、
アナタはやっとの思いで席につくことが出来た。
腹の減り具合は限界だ。
そこに、店員がオーダーをとりにくる。
「ご注文は?」
ラーメンが美味い店に並んだのだから
ラーメンと答えると思いきや、
アナタは、力強くこう答える。
「餃子三人前!!」
「以上で?」
「以上で!!」
行列のできるラーメン屋に並んで
ラーメンを食わずに餃子だけで腹いっぱいにする。
どうだろう。
『ゴージャス = 無駄』と考えるならば、
これは相当に『ゴージャス』なのではないか。
想像して欲しい。
例えばアナタは、
今、まさに寝ようとしている。
毎晩の熱帯夜で寝苦しい夜が続く。
そこでアナタはエアコンのスイッチを入れる。
設定温度は18℃。
これで寝苦しい夜も一安心。
そして、眠気が最高潮に達した時、
あなたはベッドに横になる。
「おやすみなさい」
ガバッ
なんとアナタは、
エアコンをつけておきながら
ふとんをかぶってしまった。
どうだろう。
これは、最高に『ゴージャス』なのではないか。
想像して欲しい。
例えばアナタは、あるプロ野球チームの監督である。
そのチームとは、ジャイアンツ。
あの、スター選手が揃った強豪チームだ。
アナタは、ジャイアンツの監督として、
ベンチの中で指揮をとっている。
試合は0対0。
9回ウラノーアウト、ランナー一塁。
ここは、なんとしても一塁ランナーの江藤をホームに帰し、
サヨナラで勝利を得たい場面。
しかし、江藤は膝の調子が良くない。
そこで、監督であるアナタは動いた。
のそりとベンチから出ると、
アナタは主審にこう告げる。
「一塁ランナー、
江藤に変わって代走、ペタジーニ!!」
代走ペタジーニ!!
かつてヤクルトで4番を張っていた主砲を代走に!!
どうだろう。
ものすごく『ゴージャス』じゃなかろうか。
想像して欲しい。
例えばアナタは、
先と同じようにジャイアンツの監督である。
試合は0対0、
9回ウラ、ファーストランナー、代走ペタジーニ。
ここは、どうにかランナーを進め、
なんとか1点が欲しい場面。
そこで監督であるアナタは、
代走ペタジーニに続いて動いた。
「代打、清原!!」
アナタは清原を代打に送る。
ジャイアンツの主砲、
いや、日本の主砲、清原の登場に、
スタジアムどころか、お茶の間さえも興奮に包まれる。
そしてアナタは、清原にサインを送る。
うなずく清原。
息を呑む観客。
ピッチャー、第1球、投げましたっ!!
コンッ
送りバント!!
清原に送りバント!!
アナタが清原に送ったサインは、送りバントだったのだ!!
アナタは、清原に送りバントをさせてしまったのだ!!
いや、送りバントをさせる為に、
清原を代打に使ったのだ!!
もう、とてつもなく『ゴージャス』じゃないか!!
ワタシが考える『ゴージャス』。
ソレは、金銭的に表せるモノではない。
ワタシが考える『ゴージャス』とは、
人生と思考を楽しむことに似ている。
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●アダ様。
登録アリガトウゴザイマス!!
只今、こちらのリンクが制限いっぱいなもので
相互できずに申し訳ありません。
下品でくだらんオレの日記ですが、
こちらこそよろしくお願いします!!
オレも、楽しみに読ませていただきます!!
●魔美様。
ハイジ、今日遊びにきました。
来たらきたでウルサイんすけどね(笑
土方の俳句、面白いですよね。
司馬りょうたろうの本でもそんなエピソードがあったから
なんか面白かったです。
おお、「脱出」録画しましたか!!
「ごめんよ、ぼくにはまだ帰れる場所があるんだ。
こんなに嬉しいことはない。」
もう、涙ドバーッです!!
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