用事があったため、
久しぶりに、以前オレが勤めていた郵便局に行った。
車を停め、玄関に進んだ時、
オレは、玄関前のポストを開けて中身を取り出している
1人の郵便局員の姿に気がついた。
イト。
イトの登場である。
この日記を読んでくださっている方は
このイトという女を覚えていらっしゃるだろうか。
イトとは、オレが郵便局員時代に仲良くしていた女で、
よく、この日記のネタになっていた。
カワイイんだけど、
スカートにカピカピになったお米が付いていたり、
カワイイんだけど、
靴下のかかとが薄くなっていたりした女である。
要するにバカ女だ。
イトは、オレに気付くと
「キャー」と言ってこちらに駆け寄ってきた。
そして、お互いの近況などを話した。
イト:「そういえば私、
こないだバリ島に行ってきたんですよ〜」
ゲル:「へー」
イト:「パリじゃないですよ?
バリ島です。
『パ』じゃなくて『バ』」
ゲル:「わかったっつーの。
ちうか、『島』ってついてるんだから解るわ」
イト:「良かったですよー、バリ島。
でもね、帰ってきた次の日から仕事なんですよー」
イトは、困ったという顔をして笑ってみせた。
イト:「そういえばね、
ゲルタさんに、バリ島のお土産ありますよ!!」
イイ娘である。
極たま〜に顔を合わせていたとはいえ、
郵便局を辞めたオレのぶんまでお土産を買ってきているとは、
ホントにイイ娘だ。
イト:「みんなにね〜、
お土産いっぱい買ってきたんですよ〜。
そしたら余っちゃったから・・・」
余りかよっ!!
ゲル:「あ、そ。
んじゃ、貰うわ。
余ってるなら貰うわ」
「ちょっと待っててくださいね」
そう言うとイトは、
余りのお土産をとりに行った。
しばらくして、イトが走って戻ってくるのが見えた。
ゲル:「そんなに急ぐ必要ねーよ」
そう言ってやると、イトは走るのを辞めて、
急に立ち止まり、苦しそうにして、額に手を当てた。
ゲル:「具合悪いの?」
イトが立ち止まっているので、訊いてみた。
イト:「そうなんですよ、
なんかフラフラするの」
ゲル:「バーカ。
仕事なんかしてんじゃねーよ」
すると、
イトは、笑いながら答えた。
イト:「なんかね、
バリ島行ってから、熱が下がんないんですよー」
っ!!
ゲル:「それ以上
オレに近づくなぁっ!!」
イト:「へ?」
ゲル:「そこに置け!!
お土産はそこに置け!!」
イト:「は?」
ゲル:「お土産を置いたら、
オレがイイというまで下がれ!!
ちうか、
保健所に行けっ!!」
イト:「うわぁ〜、
ゲルタさん失礼だ〜。
せっかくお土産買ってきてあげたのに〜」
余りじゃねぇかっ!!
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●スーパーサイヤ人様。
登録アリガトウゴザイマス!!
只今、こちらのリンクが制限いっぱいなもので
相互できずに申し訳ありません。
下品でくだらんオレの日記ですが、
しかも最近、更新が停滞しがちですが、
よろしくお願いします!!
オレも、楽しみに読ませていただきます!!
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