通院日。
受け付けを済ませ、トイレに行く。
ヨウをたし、
洗面台で手を洗っていると、
ウンチコーナーから、誰か出てきた。
ゲル:「あ、先生」
そう、
ウンチコーナーから出てきた人物、
ソレは、オレの主治医。
先生:「お、ゲルタ君。
調子はどうですか?」
ゲル:「あ〜、
ちょっと風邪気味かも」
先生と並んで手を洗う。
軽く世間話をした後、
「じゃ、後で」と言って、
先生はオレより先にトイレを出て行った。
待合室で、1時間くらい待っただろうか。
「ゲルタさ〜ん」
名前を呼ばれ、診察室の中に入る。
中に入ると、
椅子に座った先生が、背中越しに挨拶してくる。
先生:「はい、どーも」
そう言いながら、先生は振り返る。
その時オレは思った。
「アレ?
そういやさっき、先生、ウンコしてたよな?」
「ちゃんと、手を洗ったのかな?」
先生は、オレの顔に手を伸ばしながら、
笑顔でこう言った。
先生:「何、
風邪気味なんだって?
じゃ、喉を見てみましょうかね?
はい、ア〜ってしてみて」
いや、ちょっと・・・
先生、さっきウンコしてたし・・・
先生:「はい、ア〜〜〜」
なんか、
すごくイヤなんですけど!!
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