カレンダー。

2005年5月6日 日常
 

その日、ウチには友人カップルが遊びに来ていた。
 
 
  
「ねぇ、ゲルタくん」
 
 
 
一階にあるトイレから戻ってきた友人の彼女は、
階段を上りながら、オレに話し掛けてきた。
 
 
 
「お?なんだい?」

「ゲルタくんのウチはスゴイね」
 
 
 
自分のウチを「スゴイ」とか言われても、
そこに住んでる自分としては何が「スゴイ」か解らないものだ。
第一、ウチは、「スゴイ」と言われるほど豪邸でもない。
築32年の古びた家だ。
 
 
 
「ベツにスゴくはないでしょ」

「いや、家じゃなくてね。
 あ、いや、家も立派なんだけど、
 ほら、トイレにさ・・・」
 
 
 
トイレ?
ウチのトイレはスゴかったか?
いや、ウォシュレットが普及した今となっては、
ウチのトイレのに「スゴイ」ところなんて見当たらないはずだ。
いったい何が「スゴイ」のか。
 
 
 
「ゲル、俺もちょっとトイレ貸して」
 
 
 
友人が立つ。
 
 
 
「俺がさ、何がスゴイのか見てきてやるよ」

「ウンコはちゃんと流せよ」

「ウンコなんかしねーよ」

「流れないほどでかいウンコすんなよ」

「ウンコはしねーっつってんだろ!!」
 
 
 
軽くアホなやりとりをしたあと、
友人は一階のトイレに下りていった。
そして、微妙な時間が経ったあとに帰ってくる。

 
 
「おめー、やっぱり人んちでウンコしてたんじゃねーのか!!」

「してないから!!」

「だって、時間が長かったぞ?
 ウンコしてた以外にねぇべよ!!
 うわぁ、コイツ、人んちでウンコしやがったよ!!」

「してねぇっつーの!!
 ていうか、ゲル、
 オマエんちのトイレ、やっぱスゲェわ」

「はぁ?だから、何がスゲェの?」
 
 
 
オレは、少しの苛立ちを覚えてしまった。
 
 
 
「オメーんちのトイレにさ、
 カレンダーが掛かってんじゃんか」
 
 
 
カレンダー?
そういえば、トイレの壁に掛かってたような。
でも、それがスゴイことか?
トイレにカレンダーなんて、
他所様のウチでもよくあることじゃないか?
まぁ、
トイレの中では、あまり日付を確認することはないかもしれないが。
 
 
 
「違う違う。
 そうじゃなくってさ、
 オメー、あのカレンダーの写真、ちゃんと見たことあるか?」

「いや、あんまり気にしてないけど・・・」

 
 
確か、ウチのトイレに貼られていたカレンダーには、
動物の写真が使われていた気がする。
 
 
 
「そそ、動物の写真。
 それの今月の写真、なんだか解るか?」
 
「いや・・・覚えてないなぁ・・・」
 
 
 
トイレにあるカレンダーなんて気にしたことがないオレは、
その内容を、まるっきり覚えていなかった。
 
 
 
「だったら見てこいや」
 
「今?」
 
「今すぐ!!」
 
 
 
友人に言われ、オレは、
生理現象もないのにトイレに向かった。
そしてドアを開け、
トイレの壁に貼られたカレンダーの写真を見る。
そこには、なにやらカワイイ動物が二頭写っていた。
一頭の動物は、普通に4本足で立っている。
が、しかし、普通のカレンダーと少し違うところは、
その4本足の動物に、もう一頭の動物が、
後ろから乗りかかっているのだ。
ソレを理解した時、オレは愕然とした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こ、こ、こ、こ、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
交尾ですか!?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
【 ↓ 問題のカレンダーの写真 】

http://www.asp.to/diary/apapapp/
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
交尾である。
プレイ中である。
よりによって、
こんなハレンチ写真が載ったカレンダーがウチに貼られているとは!!
ちうか、どうなのだ。
こんな写真をカレンダーに載せる製作者のセンス!!
そして、ソレを貼ってしまうウチの母のセンス!!
スゲェッ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレは、急いで階段を上がり部屋に戻る。
 
 
 
「どう?解った?ヤってたろ!!」

「おお、ヤってたのかな・・・多分・・・」
 
 
 
オレはまだ半信半疑だった。
 
 
 
「バカ、アレはヤってるぞ!!
 確実にやってるぞ!!
 絶対に入ってる。オレは判るんだ。
 オレは動物に詳しいからな!!」
 
「なんだよ、オメーはシートンかよ?」
 
 
 
そんなやり取りの横では、
友人の彼女がただただ笑っていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ねぇねぇ、
 彼女はあの写真を見てどう思った?
 あのヤってる写真を見てどう思った?
 こう、グッとくるものがあった?
 
 正直、濡・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そしてオレは、友人の必殺パンチを喰らってしまった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
**********
 
●かほ様。

登録ありがとうございます!!
そ、そんな、数年前からだなんて・・・
ホントにありがとうございます!!
そそ、昔は「改」がありませんでした!!
日記を新しくした際に「改」をつけたんですが、
今ではちょっと後悔してます。ダッセェんですもの。
ほぼ8割方で下品なこと書いてますが、
どうぞよろしくお願いします!!
 
 
●梔子様。

はい、やっぱり友人の結婚式となると、
下ネタはつきものですね!!
ちうか、女のコ達はドン引きですか〜。
下品なことやりながら、結構、女のコの反応を気にしてんですよ。
やりすぎると、2次会のモテ度に影響してきますから。

おおお、フィリピンのストリップですか!!
なんだか綺麗な感じがしますね。
日本のも美しかったですよ。
『逆痴漢ショー』なんてワケのワカランステージもありましたけど。
 
 
 
 
 

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索