・お盆ということで、
友人皆と昨年末に交通事故で亡くなった、
オレの友人であり、友人タカの奥さんでもある
トモちゃんの仏壇に線香をあげに行く。
遺影というのは不思議だ。
写真のトモちゃんは笑っている。
苦しい思いをして亡くなったのだろうし、
心残りもたくさんあったはずなのに、
遺影のトモちゃんは笑っている。
これからも、何十年、何百年の未来まで、
遺影のトモちゃんは笑ったままなのだ。
当たり前のことなのだろうけど、なんか不思議だ。
トモちゃんを亡くした友人タカは、1人で、
4歳の男の子と2歳の女の子を育てていた。
カレーを作って食べさせたり、おむつを履き替えさせたり。
そんな姿を見てるとひたすら思う。
頑張れ。
・トモちゃんを殺したババアの判決が、今月の29日に出るそうだ。
ババアは、某大学の教授夫人なのだそうで、
いったいどういう過程でこうなったか知らないけれど、
信号を無視して突っ込んできて、人を殺しておきながら、
裁判を長引かせているのは許せない。
人を殺しておきながら、自分の言い分を通そうとするのが許せない。
人を1人殺してるんだ。
1つの家庭を壊したんだ。
苦しみながら亡くなったトモちゃんの気持ちが解るか?
まだ若いのに、
これから1人で2人の子供を育てていくタカの気持ちが解るか?
いかなる判決が下ろうとも、オレたちは許さない。
タカが許したとて、オレたちは許さない。
金を並べたところで、
そんなもの、タカやトモちゃん、
そして2人の子供達の痛みに比べたら、
ハナクソほどの大きさにもならないんだ。
・話の内容はガラリと変るのだけれど、
線香をあげた後、皆で食事に行った。
酒を飲みながら、想い出話なんかをしてみる。
その中で、新たな事実が判明。
昔、高校を卒業してすぐの頃に、
オレたちは皆で女子プロレスを見に行った。
で、その帰りに、女の子4人組をナンパした。
その女子たちの中に、とびきりカワイイこがいて、
オレたちは何回か飲み会なんかをしていたのだけれど
その、とびきりカワイイこ、
その後、AV女優になっていたそうである。
売れっ子AV女優になって、
『トゥナイト』とかに出演しまくってたそうである。
見てぇ。
チョー見てぇ。
しかし皆、名前が思い出せない。
顔はばっちり覚えてるのだけれど、
肝心の芸名が思い出せない。
ものすごい苛立ちを感じる。
・食事をした後、
その流れで、テーブルにお姉さんがついてくれる店に行った。
オレは、こういう店は苦手だからほとんど行かないのだけれど、
友人たちは時々行ってるそうで、もはや常連になってる店もある。
なんだか年齢を感じてしまう。
で、友人が常連になっている店で、
1時間4000円を、
1時間2500円にまで下げてくれるよう交渉して、
その店に入った。
その店のママは、
ママとは言ってもまだ、23歳である。
テーブルについてくれたお姉さんは、皆、18、19。
なんだか妙に緊張して、
何を話して良いか解らず、
とりあえず、苦し紛れに干支なんかを聞いてみる。
「何年?」
「寅年です」
「あ〜、そう。オレは丑年」
「あ、そうなんですか〜」
「そう」
「へー」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
まったく話が弾まない。
ちうか、若い女の子との会話で
『干支』を出した時点ですでに、
オッサン化は始まっているように思うが、どうか。
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