「そうだ!!新潟に行こう!!」
 
急にそんなふうに思いついたりしまして。
 
 
 
 
 
いやぁね、なんか急に山々の紅葉が見たくなってしまって、
紅葉を見ながらドライブでもしようかしら、なんつって、
山道を新潟に向かって爆走してきたんですよ。
 
ルートは、ラーメンで有名な福島の喜多方って街を抜けて、
西会津って山ん中を抜けて、新潟に出るコース。
国道459号線。

で、1人淋しくその山道を走ってたのですが。
 
 
 
 
 
スゲェスゲェ。

何がスゲェって、道がスゲェ。

なんか、オレが通ったその道、
国道のクセして、すっげぇ狭いんですよ。
道幅がすごい狭い。
もちろん1車線。
そんで、ぐにゃぐにゃ曲がりくねった上り坂なの。
その道路を走ってる車、ほとんどいないし。

しかも、アレですよ。

そんなぐにゃぐにゃな細い道なのに、ガードレールとか無いの。
山の上ですからね、その道路の下は断崖絶壁なんですよ。
そんな険しい所を走ってる国道のクセして、ガードレールが無いの。
 
 
 
 
 
でも、代わりにね、
ガードレールの代わりにね、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ビニールの紐が1本張ってあんの。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アーホーかー!!
 
そんなビニール紐で、道を外れた車を止められるでも思ったか!?
そんなビニール紐で、人の命が救えるとでも思ったのかよっ!?

落ちるわ!!
崖から落ちてしまうわ!!
そして、お亡くなりになってしまうわ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まさしく、命懸け。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレ、そんな道路を走ってきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
で、その山道の途中で、オシッコしたくなっちゃったりして。

でも、なんせ、崖に紐1本の道路ですから、
WCとかそんな気の効いたモノなどあるはずもなく。
しょーがねぇってんで、そこらでやっちゃえなんて思って
立ちションなんかしちゃったんですが。
 
 
 
 
 
あ、お食事中の方、ごめんなさいね、「立ちション」だなんて。
「立ちション」だなんて下品でしたね。
じゃ、ちょっと上品に、「立ちション」の事は、
「スタンディング放尿」って呼ぶことにしますね。
 
 
 
 
 
で、オレ、スタンディング放尿したりしたんですが。
なんか知らんけど、スゲェの。
トンボが。
どこから出てきたんだか知らないけど、
スタンディング放尿してるオレに、
トンボがワサワサとまるんですよ。

オレ、オレにとまったトンボたちを追い払おうと、
放尿しながら身体をゆすったりして。

身体を揺らしながら放尿してる姿なんて、
よそ様から見りゃぁ、ただのアホですよ。
「ノリノリでオシッコとは、ご陽気だねぇ!!」
そんな感じですよ。

そんで、やっとの思いでトンボを追い払ったと思ったら、
今度は足元に、何かいるのを発見。
 
ソレは、
オレンジがかった黄色と黒の、
見事なツートンカラーの生き物。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
スズメバチ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
うおおおおおおっ!!

恐ぇって!!
スズメバチ、めちゃめちゃ恐ぇって!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しかし止まらぬオシッコ。

逃げられないじゃん!!
 
自分のアンチクショウに向かって、
「こら!!いい加減にオシッコ止めなさい!!」
なんて注意してみたり。

しまいにゃ、
「そうだ、オレは木になろう。
 ちょっと液体が出すぎの木になろう」だなんて、
息を止めて微動だにしなかったり。

だから、オシッコが止まった時は、
ソロソロと、しかし速足でその場を立ち去りました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
で、また山道を、オレは走りつづけました。
 
すると、たらたらと走るオレの車の後ろから、
1台の車がやってきたんですね。
三菱のランエボ。

で、そのランエボが、オレの車をあおってくるんですよ。
走り屋だかなんだか知らないけど、
あんな狭い道なのに、オレの車にピッタリくっついて、
「早く行け、早く行け」とばかりにあおってくんの。

「なんだよー、
 オレの車は遅いんだから、焦らせるんじゃねーよー」
なんて思いながら、
まぁ、オレなりに一生懸命走ったんですがね。

で、オレ、ランエボがあまりにもあおってくるから、
山道の道幅が少し広くなったところで、
道を譲って、ランエボを先に行かせたんですね。
オレ、紳士だから。

そしたらランエボ、
山道をブォォォッつって飛ばしてオレを追い越していきました。
 
 
 
 
 
オレは、そんなランエボの後姿に、こう語り掛けました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「飛ばせばいいじゃない。
 そして、事故っちゃったらいいじゃない」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そしたらランエボ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
山を降った、
なんでもないフツーの道路で縁石に乗り上げてました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ギャハハハハハハハハハハハッ!!

ザマァごらんくださいませな!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ちうか。
 
す、すげぇ。
もしかしてオレ、超能力とかあんじゃね!?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
試しに、通行中のお嬢さんに対して、
「スカートめくれろ!!」とかやってみたり。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まぁ、スカートはめくれなかったんですけどね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんな感じで、オレの新潟紀行は続きました。(つづく)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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