料理って難しい。
 
 
 
 
 
 
 
家族がどっか旅行に行ったりして、家に1人残されるといっつも、
オレは、料理がしたくなる。
なんか突然、「コンビニ弁当ばっか食ってちゃダメだ」とか思って
急に、料理なんかを始めたりする。

しかし、残念ながらオレは、料理ができないのである。
 
以前、女の子に「料理できるの?」なんて訊かれて、
「おう!!タコさんウィンナー作れるぜ!!」なんて言ったら
「ソレは料理とは言えない」なんて言われて
「タコさんは料理じゃなかったのか・・・」なんてガッカリした程、
オレは、料理について無知なのである。

だいたい、意味がわかんねぇ。
料理本とか料理番組のレシピによくある、
「塩少々」の意味がわかんねぇ。
「少々」っつったって、ソレは個人のさじ加減ひとつではないか。
チョーアバウトすぎやしないか?
こんなに料理に対して無知のオレがもし、
高見盛関だったらどうするのだ。
高血圧できっと死ぬぞ。
 
 
 
 
 
 
 
しかしだ。
しかし、である。

今の世の中、男とて料理くらいできなければきっとダメであろう。
「男は台所に立たない」とか、そんな時代はもう、終っているのだ。
以前、TVのアンケートで見た事があるのだけれど、
独身女性の約7割は、料理ができる男に惹かれるというのだ。

ベツにモテたいワケじゃないけれど、
やはりオレも、料理くらいできなきゃダメだろう。
ベツにモテたいワケじゃないけれど。
 
 
 
 
 
 
 
だから昨日の夜もオレは、料理を作る事にした。

もう一度言うが、ベツにモテたいワケじゃない。
 
 
 
 
 
 
 
しかし、料理を作ると言っても、
まず、何をどうすればいいのかわからない。
何をどうすればいいのかわからないまま料理を始めるから、
オレは、いつも失敗する。

「何を作るか」

その方向性が決まってなければ、事ははじまらないのである。

だからオレは、その答えを料理本に求めた。
幸い、ウチには、いつの間に買ってたのか知らないが、
母親が買った料理本が何冊かある。

料理本さえあれば、オレにだって料理ができるはずだ。

料理とは、例えれば、
パーツをどんどん組み立てていく、プラモデルのようなもの。 
そして、料理本とは、組み立て説明書のようなものだ。

料理本という説明書があれば、オレにだって料理ができるのである。

あの、指の部分がクソメンドクセェ
『MG 1/100 ジオング』を作ったオレが、
料理ができないワケがないのである。

ソレさえあれば、
ちょっとした小洒落た料理くらい、ワケないのである。
 
 
 
 
 
 
 
オレはまず、何冊かある料理本の中から1冊を選ぶと、
パラパラとページをめくる。
すると、
 
 
 
『冷蔵庫の残り物で作る簡単メニュー』
 
 
 
おおお、これだ!!

冷蔵庫にある残り物を使うことで経済的に、
そして、尚且つ、簡単に!!

これこそ、料理素人のオレに相応しいレシピである。

出来上がりはリゾット。

おおお、
ちょっと小洒落た感じでいいじゃないか!!

「リゾットくらいなら作れるよ」
そんな台詞を言ってみたいもんだ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   
早速、冷蔵庫の中身、台所にあるモノと、
レシピの材料を照らし合わせる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『米』
 
 
 
  
 
 
 
『鶏肉』
 
 
 
 
 
 
  
『にんにく』
 
 
 
 
 
 
 
『コンソメスープ』
 
 
 
 
 
 
  
『パルメザンチーズ』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『オリーブオイル』
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
えっ!?オリーブオイル!?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
や、これはきっと無ぇな。
ウチには無ぇ。

ウチ、イタリア人家庭じゃねぇし・・・

ちうか、みんなの家庭にはオリーブオイルってあるんだろうか・・・

サラダ油じゃダメなのかな・・・  
 
まぁ、いいや。

次は・・・
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『ズッキーニ』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ええええっ!?ズッキーニ!?
 
ズッキーニってアレだべ?
なんか、きゅうりを百発殴って膨れ上がったみたいなヤツだべ?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
え??
コレって残り物レシピじゃないの??

え???
ズッキーニって、フツー冷蔵庫の中に残ってるモノなの???
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イタリア人家庭でもないのに??? 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
きゅ、きゅうりはあるんだけど、ダメかな。

結構似てるし・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、なんだかんだで数時間の奮闘の後、  
オレの渾身のリゾット完成(きゅうり入り)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さっそく試食。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
やだ、何コレ!?
すっごいマズイんですけど!!

きゅうりが入ってるからマズイとかじゃなくて、そもそもがマズイ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

コメント

堂木霞二
堂木霞二
2006年2月11日12:24

ちょっとおしゃれっぽいモノが完成する「残り物でできるメニュー」は大抵まともな残り物では材料が足りないと相場が決まっているらしいです…
モテるのは全力で拒否しますが、料理ぐらいは自分でできたらいいなと感じる今日この頃です。

ボブ
ボブ
2006年2月11日13:14

普通ににんにくを潰して軽く炒めしょう油でしょう油に暫く漬け込んだ鶏肉を焼いた方が良かったのでは・・・
普通に炊いたご飯と一緒に食べたら(゜д゜)ウマー ですよ。

saki
saki
2006年2月11日20:36

私もズッキーニが冷蔵庫に残ってる家庭って少ないかも・・と思ってしまいました。ズッキーニはキューリと兄弟みたいに似てますが 実はカボチャの親戚なんですよ。あの姿には騙されちゃいますよね。
それはそうと、ゲルタさんの仲むつまじいご両親のお土産話を楽しみにしています。

こーき
こーき
2006年2月11日21:22

ゲルタ兄さんこんばんわ。
リゾットはごく簡単につくるんだったら、濃い目のコンソメスープに冷ご飯入れて、汁気がなくなるまで煮詰めればとりあえず完成って言い張れますよ。コンソメスープには玉葱と鶏肉が入っていれば充分です。
私よくつくりますけど、結構おいしいですよ。
お料理してよりカッチョイイ兄さんになってください。

ゲルタ
ゲルタ改
2006年2月12日7:59

●堂木霞二様。

そうですね、料理くらいは自分でできたほうがいいですよね。
やっぱカッケーもの、料理ができる男は。
てか、ムズカシイですよね、料理は。
写真と全然違うのができるんだもの・・・
 
 
 
●ボブ様。

あ、ソレ、オレも思いました。
鶏肉とか米とか
別々にしたほうが美味しかったんじゃねーのーって。
後から思いました(笑
 
 
 
●saki様。

ねー、ズッキーニなんてフツー、
残ってる家庭のほうが少ないですよね!!
あ、ズッキーニってカボチャの仲間なんですか!!
知りませんでしたわー。
あ、両親、そろそろウカレながら帰ってくると思います。
ちょっとムカツキます(笑
 
 
 
●こーき様。

こーき様、こんにちは!!

えーーー、なんか、すっごい簡単な感じですね!!
本を見たら、「米がスープを吸ってから〜」とか書いてあって、
「え!?米ってスープを吸うの!?」なんて、
ちょっとビビリながら料理してました。
そうかー、簡単にできちゃうんですね、リゾット。
頑張って料理ができるようにします!!

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