少し前の日の夜、
ちょうど、TVではナウシカを放送してる日、
オレは、用事があって友人マサに電話したのだけれど、
そしたらマサ、
友人:「今さ〜、ナウシカがすっげぇいいところだから、
電話、後でかけ直してくんねぇかな?」
えええっ、マジで!?
オレ、ナウシカを理由に電話を断られたの!?
しかも、オレがかけ直すの!?
そんな事があった。
ちなみに、マサが言うナウシカの「いいところ」というのは、
ナウシカが、仲間の所に行こうと
酸の海に入ろうとする王蟲の子供を止めて、
服が青く染まっていくところらへんの事である。
確かに、「いいところ」ではある。
そして、つい先日のこと。
夜、外出していたオレは、
用事があって、また、マサに電話した。
ゲル:「もしもし、ゲルタだけど」
マサ:「お〜」
ゲル:「あのさ〜、ちょっと訊きたいことあるんだけどさ〜」
マサ:「何?」
ゲル:「あのね、昔さ、一緒に遊んだことあるヤツでさ〜」
マサ:「あ、ちょっと待って!!
もしかして、その話って長い?」
ゲル:「あ〜、長くなる、やも」
マサ:「そしたらさ、後にしてくんねぇかな?」
ゲル:「何で?」
マサ:「今さ〜、オリンピックやっててさ〜」
ゲル:「何オメー、こないだもナウシカがいいところだから
後にしろとか言ってたじゃん!!」
マサ:「いや、そうなんだけどさ、
今、モーグルやってんだよ、女子の」
ゲル:「あああ?そんなん関係ねーから!!」
マサ:「や、もうすぐ上村愛子が滑んだよ」
ゲル:「嘘っ!?マジで!?
すっげぇ見てぇんですけど!!」
マサ:「だべ!!愛子は見てぇべ!!
愛子は集中して見てぇんだよ!!」
ゲル:「うあ〜、やべぇよ、オレ、愛子見れねぇよ!!」
マサ:「なんで?」
ゲル:「オレ今、外にいるんだよ」
マサ:「だったら早く帰れよ。
早くしねぇと愛子始まっちゃうぞ?」
ゲル:「うわ〜、絶対間に合わねぇから!!」
マサ:「ダッシュで帰れダッシュで!!
あ、愛子出てきた!!
次だ次!!
愛子次だ!!」
ゲル:「あ〜、ダメだ〜」
マサ:「そしたら後で、ニュースでも見たら?」
ゲル:「違うんだよ!!
リアルタイムとVTRでは、興奮の度合いが違うんだよ!!」
マサ:「だったらよ、オレが実況してやるよ」
ゲル:「は?」
マサ:「オレが、愛子の滑りを実況して、
生の興奮を伝えてやるっつってんだよ」
ゲル:「マージーでー!!
よし、頼んだぞ、実況!!」
そして始まるマサの実況。
マサ:「さぁ、次は上村愛子です」
ゲル:「カワイイか?愛子はカワイイか?」
マサ:「うるせぇよ、これからその辺も実況するんだよ!!」
ゲル:「おお、ワリィ」
マサ:「さぁ、愛子、今日もバリバリカワイイです。
ピンクっぽい服がよくお似合いです」
ゲル:「(おおお、愛子はピンクっぽいウェアなんだ)」
マサ:「さぁ愛子・・・」
ゲル:「(ドキドキ)」
マサ:「スタートしました!!」
ゲル:「うおおおお!!
滑れ〜!!愛子、滑れ〜!!」
マサ:「いいスタートです!!
愛子、いいスタートです!!」
ゲル:「おおお!!」
マサ:「ボッコボッコボッコボッコボッコボッコ〜」
ゲル:「(???)」
マサ:「ボッコボッコボッコボッコボッコボッコ〜」
ゲル:「(ボッコボッコって何???)」
マサ:「ボッコボッコボッコボッコボッコボッコ〜」
ゲル:「あの、すみません、実況のマサさん!!」
マサ:「はい、どうしました?」
ゲル:「あの、ボッコボッコってなんですか?」
マサ:「これはアレだよ。
モーグルのこぶの感じをボッコボッコで表してるんだよ」
ゲル:「(何て表現力に乏しい人なんだ・・・)」
マサ:「さぁ、ジャンプ台が迫ってきたぞ!!」
ゲル:「!!」
マサ:「さぁ愛子、ジャ〜ンプ!!跳んだ〜!!」
ゲル:「おおおお!!」
マサ:「ボッコボッコボッコボッコボッコボッコ〜」
ゲル:「ええええっ!!
ちょっと待て!!
それで終わりかよ!?
どんな風に跳んだんだよ!?」
マサ:「あああん?
なんか、手を広げて回ったんだよ!!」
ゲル:「(ああ、そうなんだ・・・)」
マサ:「愛子、いいですよ〜。
快調に滑っております。
ボッコボッコボッコボッコボッコボッコ〜」
ゲル:「(おおお、なんだかよく判らないけど、
とりあえず失敗はしてないみたいだ・・・)」
マサ:「ボッコボッコボッコボッコボッコボッコ〜」
ゲル:「・・・・・・」
マサ:「おおっと?
もうひとつジャンプ台が出てきたぞ?」
ゲル:「(いや、初めからあっただろ)」
マサ:「さぁ愛子!!
次のジャンプ台も跳ぶのか〜?」
ゲル:「(跳ぶだろ!!そういう競技だろ!!)」
マサ:「おおおおお、跳んだ〜!!
ジャンプ成功〜!!」
ゲル:「(おおお、成功したんだ!!)」
マサ:「・・・・・・」
ゲル:「・・・・・・」
マサ:「ボッコボッコボッコボッコボッコボッコ〜」
ゲル:「(またボコボコかよ!!)」
マサ:「さぁ愛子、もうすぐゴールだ!!」
ゲル:「おおお」
マサ:「ボコボコボコボコボコボコボコボコッ」
ゲル:「(おお、なんか早くなった!!)」
マサ:「そして愛子、今、ゴ〜〜〜〜〜ル!!」
ゲル:「おおおお、ミスしなかったのか?」
マサ:「おお、ミスしてねぇよ、完璧だな!!」
ゲル:「マジで?」
マサ:「マジでマジで!!
そして今、出ました!!」
ゲル:「え?何?」
マサ:「愛子スマ〜〜〜イル!!」
ゲル:「ベツにいいよ!!
スマイルとかはいいよ!!」
そして、マサの実況は終った。
マサ:「どう?感動、伝わった?」
いや、全っ然!!
**********
●紅天様。
バトン、まわしてくださってありがとうございます!!
謹んでお受けいたします!!
てか、虹色だなんて!!
そんな!!恐縮です!!
コメント
笑い転げました。
ボッコボッコボッコボッコって_(T▽T)ノ彡☆ばんばん!
表現力乏し過ぎじゃ!w
ダメだ!
これからモーグル見るたび
『ボッコボッコボッコボッコ』が頭回っちゃうw
笑い死ぬかと思いました。
いつも楽しみに読んでます☆
先日やったバトンと内容は一緒ですので気になさらないで下さい(^^)
ゲル兄さんはまさしく虹!もしくは透明だと思います!
どの色も映して吸収しなおかつ染まらない!そんな感じですね☆
このブログ、本にして出版されたらどうですか?
俺、絶対買いますよ!
(*゜∀゜)=3
鼻から米…
とても面白い日記で、リンクさせてもらいました。
うつくしま福島っ子です(今住んでないけれど・・)。
明日テストだというのに、ノンストップで読み続けています(現在進行形)。
やばいです・・・。
これからお願いします^^
ありがとうございます!!
笑っていただければ、マサも本望だと思います!!
って、ネタにしてる事は本人には言ってないんですけどね(笑
●通りすがれなかった様。
コメントありがとうございます!!
もう、ダメっすよねー。
オレももう、モーグル見るたびに
「ボッコボッコ」って言いそうです!!
●深爪様。
おおお、深爪様!!
ありがとうございます!!
てか、会社で読んでて大丈夫なんですか!?(笑
●紅天様。
あああ、オレもさっき見てみたら、
どうやら、バトンの名前が変ってたみたいですねー。
なんか、伝言ゲームみたいになってきてますよね(笑
や、虹だなんてとんでもない!!
もう、真っ黒ですよー(笑
●チエゾー様。
ありがとうございます!!
おおお、絶対買うだなんて仰ってくださって・・・
ありがとうございます!!
や、いつかは本をつくりたいなー、なんて
夢は持ってるんですけどねー。
どうなる事か・・・
●Kaori様
ありがとうございますー!!
てか、鼻から米って!!
痛いですよね、鼻から米。
なんか、とてつもなくデッカイ何かが詰まってるような
感覚に襲われてしまいます。
でも、米なの(笑
●アリス様。
登録してくださってありがとうございます!!
おおおお!!
元・うつくしま福島っ子なのですか!!
イェ〜イ、同郷!!
や、テスト頑張ってくださいね!!
こんなの読んでちゃダメですよ(笑
只今、こちらのリンクがいっぱいなものですから、
相互できずに申し訳ありません!!
くだらない日記ですが、どうぞよろしくお願いします!!
オレもアリス様の更新を楽しみにしてます!!
「ボッコボッコ」で感動を伝えようというのがまたある意味天才や…(笑
すばらしいお友達をお持ちでうらやましいです(違う?
もしかして「ボッコボッコ」がコブの表現だとすぐに解った僕がおかしいのでしょうか?
こんばんは。
「ボッコボッコ」、まぁ、なんとなく伝わるんですけどね(笑
もう、そんなアホな友人が大好きです。
●まさる様。
「ボッコボッコ」、コブのことだとはだいたい判ったんですけど、
もうちょっと、なんか巧い表現ができないのかな〜、オレの友人、
なんて思いまして(笑