鳥、撲滅。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレはヤツらを許さねぇ。

そう、鳥だ。鳥類だ。
あの、羽根があって、クチバシがあって、
足が気持ち悪い、アイツらだ。

オレは、鳥を許さねぇ。
オレはこの歳になって、この命の使い道が解ったのだ。
オレの存在意義を理解したのだ。

鳥への復讐。

オレは、この命が続く限り、ヤツらに復讐するだろう。

かつて、映画の中で、妻と娘を殺されたチャールズ・ブロンソンが、
その犯人に復讐を誓ったように。

オレが法律なのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
昨日、3月4日は、オレにとってとても大事な日であった。
オレにとって、ビッグイベントがある日だった。

二人のプリティガールが、オレの地元、福島にやってくる。

その二人のプリティガールとは、
このだいありぃで相互してくださってる、ベルッチ様と魔美様。

昨日は、ベルッチ様と魔美様が、
何も無いようなこんな田舎まで、遊びに来てくださったのだ。
 
 
 
 
 
 
 

一昨日の夜、仕事が終ってからオレは、
自分の薄汚れた車を久しぶりに洗車した。
日付が変るだろうかという時間、オレは、
24時間オープンしてるコイン洗車場で、
自分の車をピカピカに磨き上げた。

なぜなら、3月4日はおそらく、
ベルッチ様と魔美様に、この車にお乗りいただくことになるだろう。
二人のプリティガールにお乗りいただくのに、
こんな汚い車では失礼になってしまう。

オレの地元は、基本的に車社会なのだ。
バスや電車など、公共の交通機関が大都市のように発達していないので
地元の住民の足といえば、やはりマイカーになる。

オレは、お二人と遊ぶ場所などを考えてるウチに、
お二人に楽しんでいただくにはやはり、車が必要だという事を考え、
自分の車、ゲル号を、ピカピカに磨き上げたのだ。

車内に掃除機までかけた。
雑巾がけまでした。

オレは、車を持ってからこのかた、
これほど真剣に車を掃除したのは初めてだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
そして昨日、オレの地元に、
ベルッチ様と魔美様が遊びにきてくださった。

魔美様は、相変わらずプリティ。
そして、初めてお会いするベルッチ様も、
なんというかもう、オレが思ってたとおりにプリティ、
そしてまた、とても気さくで楽しい方であった。

福島駅でお二人と合流したオレは、
さっそくお二人にオレの車、ゲル号にお乗りいただく。

ふふふ。
ピカピカだぜ?
オレの車はピカピカだぜ?

そんな思いを胸に、街から離れた公園内にある、
ジンギスカン食べ放題の店に車を走らせる。
お二人のプリティガールズを乗せたゲル号のエンジンも、
心なしかいつもより快調だ。

そしてベルッチ様と魔美様とオレは、
いろんな話をしながら
昼間からビールを飲み、そして、ジンギスカンを食べた。
 
 
 
 
 
 
 
 
ジンギスカンを食べ終えたオレ達は、
その後、近くにある若者達のデートスポットに足を運んだ。

目的は、そこで売ってる、地元でも人気のアイスクリーム屋である。

そこで、3人でアイスを食いながら談笑。
小高い丘の上から地元を見下ろしながら、
ラブホテルの話や、ある地方に残る夜這いの話など、
(オレがキッカケを作ったのだが)デートスポットには、
およそ不似合いであろうという話をした。

そしてその後は、
オレのホームグラウンドでのボウリング。

結果は、3人ともなかなか調子が出ず、
オレ達は、ボウリングを2ゲームで切り上げた。
 
 
 
 
 
 
 
 
この間、各スポットへの移動はもちろん、
オレの車、ゲル号である。

イギリス生まれのゲル号、
田舎町でエンジンを唸らせる。
 
 
 
 
 
 
 
 
そしてその後、魔美様は、
用事がって18時過ぎのバスに乗って
お帰りいならないといけなかったので、
オレ達は、ゲル号に乗って駅方面に向かった。

と、そこでオレは、ベルッチ様と魔美様が、
オレが働いてる店が見てみたいと仰ってたのを思い出したので、
お二人に訊いてみた。

「ウチの店、見ます?」

すかさずお二人が、「見たい」と言ってくださったので、
オレは、駅のすぐ近くにあるスーパー内にあるウチの店に
お二人をお連れしようと、そのスーパーに車を走らせた。
 
 
 
 
 
 
 
 
駅前にあるスーパーの駐車場に車を停める。

駐車場の周りは、小高い木々に囲まれていて、
そこには、気持ち悪いほど沢山の鳥が囀っていた。

そしてオレ達は、
スーパーの中にあるウチの店に向かう。

店内には、
大人向けのフィギュアやら子供向けの縫ぐるみやらが
雑然と置かれているのだが、
お二人は、ソレをいろいろとご覧になられていた。
そして、お買い物もしてくださった。

そして、時間もいよいよと迫ってきたので、
オレ達は、バス乗り場まで移動しようと、また、
駐車場に停めてあるゲル号の方に向かった。

幸せだった。

お二人のプリティガールと一緒に過ごした時間はとても楽しく、
オレにとって、とても幸せな時間だった。
 
 
 
 
 
 
 

しかし、その幸せな時間に水をさすように、 
ゲル号に向かう途中、またあの沢山の鳥たちが目に入った。

やはり、ベルッチ様と魔美様にもソレが異様な光景に映ったようで、
お二人とも、「わぁ〜」などと仰っていた。
オレも、その鳥を見ては、
ヒッチコックの名作、『鳥』を思い出して不気味なモノを感じた。

そして、ゲル号にたどり着く。

すると、
車に乗り込もうかとするオレより先に、
お二人が、ピカピカに磨かれたオレの車の異変に気付かれた。

そしてオレは、その事実を見た時、愕然とした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
鳥のフン。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そう、
オレが前日にピカピカに磨き上げたゲル号に、
鳥がウンコしやがった。

オレの車の上に、鳥が、ウンコを落としていったのである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しかも、大量に。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1個や2個ではない。
ゲル号についているフンの数は、
1個や2個とか、そんな生易しい数ではないのだ。
おびただしい数の鳥のフン。

え〜と、1、2、3、4、5、6・・・・・・

あああ、わかんねぇっ!!

そのくらいの数なのだ。
おびただしいのだ。
メニーメニーなのだ。

もはや、そういう“柄”と見紛われるほどなのだ。

駐車場に車を停めて店に行き、
そしてまた、車に帰ってくるまでの間、およそ20分くらい。

そんな僅かの時間に、鳥のヤツら、
オレの車に大量にウンコしていきやがったのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
しかも、魔美様曰く、
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「まだ、湿り気がある」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヤロゥ!!この鳥ヤロウ!!

したばっかりか!?
ウンコしたばっかりか!?
テメェコラ、現行犯かっちうんだよっ!?

しかもアレだぜ?
フロントガラスについたフン、
うっかりワイパーかけちゃうとミョ〜ンて伸びちゃうから、
ワイパーかけられなくなっちゃうんだぜ?

ちっくしょう!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いいか、鳥よ。よく聞け。

オレも解ってるつもりさ。
お前達鳥に、悪気が無いって事は、百も承知してるつもりさ。
オマエら鳥は、ただ、オマエらの生理現象に従っただけだよな?
生理現象に従って、ただ、フンを落としただけだよな?
 
でも。

でもね・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
何も、今日じゃなくたっていいじゃない!?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お二人のプリティガールにお乗りいただく、
この日じゃなくたっていいじゃない?

そして。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレの車の上じゃなくたっていいじゃない!?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
だってさ、磨いたんだよ!?
オレ、車、磨いたの!!
一生懸命!!
夜中に!!

オレ、頑張って車を磨いたの!!

ソレをさ、ウンコって!!
ウンコってどうなのよ!?

しかもさ、オレの車に大量に付いてるって事はさ、
みんな、一緒にウンコしたワケでしょ?

空を飛びながら、「あ〜、ウンコしてぇ」とか思ってこう、
1羽の鳥がウンコしたらさ、他の鳥もソレを見て、

「あ、オレもウンコしてぇ」

「あ、オレも」

って、そうなったワケでしょ?
そうやって、オレの車の上にウンコしちゃったワケでしょ?

オメェ、どれだけ連れションなんだよ?と。

や、この場合は連れションじゃねぇな。“連れフン”か。

どれだけ連れフンなんだよ?と。

つか、どれだけ連れフンっだとしてもさ、
何も、頑張ったオレの車の上に、
みんなで落とす事ないじゃない!?

そんな、ほぼ嫌がらせじゃん!!

オレ、鳥たちにイジメられちゃってるじゃん!!
 
ヒドイじゃないか、もう!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
だからオレは、鳥に復讐を誓ったのだ。
許されざるは、鳥。
オレは、鳥を許さないのである。
一生をかけて、全ての鳥を撲滅してやるのである。

鳥類VSオレ。

鳥類を相手に、1人、闘いを挑む。

気分はもう、シュワルツェネッガーである。

殺るか殺られるか。

喰うか喰われるかの闘いなのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ぬおおおおっ!!
片っ端から喰ってやるぜ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まずは、駅前からハトを追い出す事から始めようと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ハト反対!!ハト反対!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

コメント

チエゾー
2006年3月5日11:06

 自分も前に住んでた家のベランダに、「ハト」が住んでまして、たまった「ハト」の糞から草がはえちゃうくらい糞がたまってました。もう5センチくらいは糞たまってました。

 平和の象徴だかなんだか知りませんが、やっぱり撲滅したくなりましたね。。。ゲルタさんの悔しさ、よくわかります。。。

しまこー
しまこー
2006年3月5日14:49

鳥との闘い…
ゲルタさんの悲痛な思いが漏れ伝わってくるっす。
だけどスズメだけはっ、スズメだけは勘弁してあげて。

KITE
KITE
2006年3月5日22:00

ご無沙汰してます、KITEでっす。
災難でしたね…
福島はほんとハトすごいですもんね。
アイスって、アンナガーデン(?)でしたっけ。
うわー、なつかしーとか思っちゃいました。けっこう行ったなぁ。

ベルッチ
ベルッチ
2006年3月6日2:00

あれはハト!?(笑)

あーー確かにメニーメニーでしたねー。しかし一番の驚きは、よくもまぁあの短時間に!です。笑 でもあの鳴き声ならやってくれそう!って感じでしたね。
でもピカピカに磨き上げられたゲル号はこの目にしかと焼けつけられていますから!

ゲルタ
ゲルタ改
2006年3月6日8:48

●チエゾー様。

うはは、ハトの糞から草!!
つか、5センチのフンってものすげぇ!!
ホント、平和の象徴だかなんだかしらないけど、
だからって、
のうのうとのさばらせておくワケニハイカンですよね。
 
 
 
●しまこー様。

あ、スズメ!!
むぅ、スズメ・・・
アイツら、ちょっとカワアイイイですもんね。
じゃ、カワイイから、復讐するのは最後にしときます。
 
 
 
●KITE様。

おおお、お久しぶりです!!
お元気ですか?
そうそう、アンナガーデンですよー。
KITE様も行きました?
やっぱみんな行ってるんですねー。

最近あそこに、ラブホが出来たんですよ(笑
 
 
 
●ベルッチ様。

や、アレはハトじゃない(笑
お二人に会う前、東口に座ってたら、ハトが寄ってくるんですよ。
なんか、人間を恐れずに。
だから、最初はアイツらに恐怖を味あわせてやります。

ホント、あの鳴き声だとやりそうですよね、フン。
ピカピカに磨かれたゲル号、忘れないでくださいね(笑

魔美
魔美
2006年3月6日14:38

日記、思わず声に出して笑っちゃいました!!!!
肩を震わすだけでは収まりきれずに。。。

あのしっとりした鳥のフン、なんかすごくなつかしかったです。
子供の頃はあんなフンが結構その辺に落っこちてたので(笑。
でも、フロントガラスの“アレ”は悲しいものがありましたね。。

ゲル号でのドライブ、すごく楽しかったです♪
また遊んでくださいねーー!

ゲルタ
ゲルタ改
2006年3月6日23:29

●魔美様。

やぁ、こちらこそ、すっごい楽しかったです!!
てか、あのフン、懐かしかったて!!(笑
フロントガラスの“アレ”は悲しいですねー。
明日、もう一回洗車してきます・・・

さくら
さくら
2006年3月7日22:57

私も高校生の時窓際の席で、気分転換に窓(スリガラス)をあけたら
ハトと目が合い・・・閉めました。それ以来、鳥恐怖症です。
よって、公園や駅前のハトも撲滅賛成!射殺です(笑)

パリでハト食べたときには、かなり貢献した気分です。

ゲルタ
ゲルタ改
2006年3月8日0:43

●さくら様。

うおおお、パリでハトを食う!!(笑
すごいです。ソレはもう、
ハトにとっちゃ、かなりの痛手でしょう!!
もう、ガンガンに食ってやりましょうぜ!!

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