ワカメ・ボーイ ノ 憂鬱。
2006年4月24日 日常 コメント (8)『ワカメ・ボーイ』
ソレが、ちょっと前にオレにつけられたあだ名である。
オレは、幼稚園の時から今まで、
ネット上ではない、リアルの生活でも、
友人達には「ゲルタ」に近いあだ名で呼ばれていたのだが、
ちょっと前から、突然この、「ワカメ・ボーイ」で呼ばれ始めた。
ナゼに、そう呼ばれる事になったか。
キッカケは、こうである。
少し前の日の夜、
風呂からあがったばかりのオレに、1本の電話がかかってきた。
かけてきたのは、マサ。
高校時代からの友人である。
マサは言う。
「あのさ、みんなウチに集まってるからゲルタも来いよ」
なんでも、友人達がマサの家に集まってるらしく、
オレも呼べ、という事になったらしい。
オレは風呂上りだという事を伝えると、
「オレんちなんだから、ベツにオシャレとかしなくていいから!!
パジャマで来いパジャマで!!」
まぁ、確かにそうだな、と思いオレは、
さすがにパジャマではなかったモノの、それなりの服を着て出かけた。
風呂上りで濡れた髪を乾かさずに、車に乗る。
マサの家についた時、オレの髪はまだ、湿っていた。
オレは、出迎えてくれたマサに続いて、
マサの二世帯住宅のウチにお邪魔する。
マサの部屋には、タケ、カズ、そしてタカも揃っており、
みんなすでに、酔っ払っていた。
「まぁ、テキトーに座ってよ」とマサが言う。
テキトーに座れと言われても、
すでにマサ、タケ、カズ、タカの4人で
テーブルの4辺は埋められている。
オレは仕方なく、ファンヒーターの前に座り、
みんなとは少し離れたところから会話に参加していた。
と、突然、である。
カズが、オレの顔を見て突然、
なんちうか、日本語がヘタクソな外国人のような発音で、
オレを指さして、言った。
「オウッ!!ワカメ・ボゥイッ!!」
なんじゃそら。
意味がわからん。
オレは、「ワカメ・ボーイ」と指さされて唖然としたのだけれど、
まぁ、酔っ払いの戯言かと思い、ソレを流した。
しかしカズは、オレを指さし、
「オウッ!!ワカメ・ボゥイ!!」と言うのを止めない。
すると今度は、タケやタカ、そして、マサまでもがオレを指さし、
「オウッ!!ワカメ・ボゥイ!!ワーカメ・ボゥイ!!」と言い出す。
オレは、自分だけが状況を、そして、
「ワカメ・ボーイ」の意味を理解してない状況に苛立つ。
するとマサは、
「トイレに行って、鏡見てこいよ」
そう言った。
だからオレは、言われたとおりに、トイレの鏡に自分を映し出した。
・・・・・・
「ワカメ・ボーイ」の意味は、すぐに理解できた。
モミアゲ、である。
風呂上りでまだ湿っていたオレのモミアゲが、
こう、“くるんっ”と丸まっていたのだ。
最近、髪を伸ばしてるせいで、
それなりに長くなったオレのモミアゲが濡れて、
『サザエさん』のワカメちゃんのように
“くるんっ”と丸まっていたのだ。
しかも、両方のモミアゲが、である。
友人たちは、ソレを指して、言う。
「ワカメ・ボーイ」と。
マサなどはヒドイもので、
自分の携帯に登録してあったオレの名前を、その場で、
「ゲルタ」から「ワカメ・ボーイ」に変更したほどだ。
そしてちょっと前にオレは、「ワカメ・ボーイ」になった。
しかし、最近は、である。
最近、友人たちはオレを、「ワカメ・ボーイ」と呼ばなくなってきた。
かと言って、以前の「ゲルタ」に戻ったのかといえば、そうでもない。
では、最近オレは、友人たちになんと呼ばれているか。
そのものズバリ、「ワカメ」である。
「〜あ、もしもし、ワカメ?」
「〜ねぇ、ワカメってさ〜」
こんな感じだ。
ゲル:「あのぅ・・・
“ワカメ”って、そのものズバリは辞めてくんねぇかな・・」
マサ:「どうして?」
どうして?と問われるまでもない。
そんなもん、恥ずかしいからに決まっている。
いや、「ワカメ・ボーイ」もじゅうぶんに恥ずかしいのだけれど、
なんというか、「ワカメ」だとちょっと、マヌケな感じがデカい。
ちょっと、いじめられっ子チックではないか。
ゲル:「やっぱさ、“ゲルタ”って呼んでよ」
マサ:「えー、いいと思うよ、ワカメ」
タケ:「うん、いいと思う」
カズ:「なんか、ワカメのほうが愛嬌があるよね」
ゲル:「ワカメに愛嬌なんて無ぇし、
オレはベツに、愛嬌なんて求めてねぇんだよ!!」
マサ:「じゃ、何がいいの?」
ゲル:「だから、“ゲルタ”に戻してくれ」
マサ:「や、オレたちはみんな高校からの知り合いだけどさ、
ワカメって、
幼稚園の時から“ゲルタ”って呼ばれてるんでしょ?
きっと、そう呼ばれるのに飽きたと思うんだよね」
ゲル:「飽きてねぇよ」
マサ:「いや、飽きてるんだ」
ゲル:「飽きてねぇって!!」
マサ:「だから、ワカメのほうがいいと思うよ?」
オレの意見など無視して、
友人たちはオレに“ワカメ”というあだ名を定着させようとする。
ゲル:「じゃぁ、せめて、“ワカメ”って直球はやめてくれ」
タケ:「じゃ、“ワカメ・ボーイ”に戻すか?」
ゲル:「いや、“ワカメ・ボーイ”だと、オマエらアレだろ?
いちいち、日本語ヘタクソ外国人みたいに
“ワカメ・ボゥイ!!”って発音するだろ?だからヤだ。
もっとこう、“ワカくん”とか“ワカ様”とかあんだろ」
カズ:「“ワカパイ”とかな」
ゲル:「“パイ”は無ぇよ。欲しいけど無ぇよ」
タカ:「じゃ、“ワカメ好き好き”にしようぜー」
ゲル:「オメェ、石立鉄男じゃねぇんだからよ。
だいたい、
“ワカメ好き好き”ってあだ名、言いづれーだろ」
タケ:「じゃぁ、増える・・・」
ゲル:「増えねぇよ!!」
マサ:「じゃぁ・・・酒?ワカメ酒?」
ゲル:「バーカ!!死ねバーカ!!」
すると突然、カズ。
カズ:「あ、“焼きそばバゴーン”!!」
なんじゃそら?
カズ:「ほら、ワカメスープ付いてんだろ、アレ」
もう、いっそのことワカメから離れてくれっ!!
・・・・・・
そして、二転三転の後、オレは「バゴン」になった。
あんまりだ。
マサ:「ゲ・・・あ、バゴンさ、ちょっと醤油とってよ」
言い直すくらいなら「ゲルタ」と呼んでくれ!!
返事はせんっ!!
返事はせんよぉぉぉっ!!
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しばらく更新の無かった方のリンクを整理させていただきました。
ホントに申し訳ありません!!
コメント
ふふふ(笑)久しぶりに大笑いしました。
ベビーと2人の生活ではお笑い番組でもやや笑いぐらいしかしないし、大人との会話も皆無に近いのでこういう友達系の笑いって・・・(ぷくくく(笑))ダメだ、面白すぎです(死)
パソコンしながら声出して笑っちゃいましたよ。
ありがとうございます☆
でも呼び直すぐらいなら、とか思いますね。
私も一時期あるあだ名がつきましたが一過性でしたよ。
何故に「常連」とついたのだろう@高校時代
確かに返事したくない…@ワカメ
しかしもうすぐ33歳になろうかというダンディーにワカメって…(笑
ワカメにしろバゴンにしろ定着しなさそうではありますが…
まぁ一時の風邪みたいなものと思うしかないですかね?
でも一度でいいから変なあだ名つけられてみたいようなみたくないような(ぉぃ
こんにちは、ワカメです!!
ヤバイ、自分で言うことに抵抗が無くなってきてる・・・
や、こちらこそありがとうございます!!
笑っていただけたら、書いた甲斐がありました!!
ありがとうございます!!
●chie様。
そうですねー。
一過性のものであってほしいですよね。
オレも昔からのあだ名があるから、一過性だと思うんですが・・・
しかし、「常連」ってあだ名がついたのですか(笑
なんか不思議なあだ名ですよね!!
●D.K.Verno様。
そそ、定着してほしくないっす。
1ヶ月後にはきっとまた、「ゲルタ」に戻ってるはず(笑
変なあだ名、つけられた事ないですか?
結構恥ずかしいですよー。
無理なお願いにお返事していただいてありがとうございます。
でも本当にプレッシャーに思わないで下さいね。
いつか気長に待ってます。
ゲルタさまの日記では
?谷亮子ネタ
?近所のヨーカドーの話
?おもちゃ屋さん副店長時代の話
?あと昔の友達が遊びに来てくれて、ゲルタさまだけが
しんみりしてたエピソード
他色々大好きです。
ゲルタさんの日記を読むと、なぜか大好きな稲中を思い出します。
これまで意味もなく男禁にしてたワタシのお気に入りに
入れさせていただきました。
これで堂々と読めるし、これからもっと楽しみにしてます☆
や、ありがとうございます!!
つか、そんなあだ名、イヤに決まってるっちうんですよね(笑
お気に入りしてくださってありがとうございます!!
てか、男子禁制のなか、オレの日記をお気に入りに!!
ありがとうございます!!
谷亮子の話、なにかないかな、って考えてますよー。
もうしばらくお待ちくださいね!!
あ、オレも稲中が好きです!!
アレはホントに面白いですよねー。
只今、オレのほうのリンクが制限いっぱいなものですから、
相互ができずに申し訳ありません!!
くだらない日記ですが、どうぞよろしくお願いします!!