コンビニのトイレに座ったらまだ便座が生温かくて、
僕の知らない誰かの温もりがまだそこに残っていて、
僕は、なんだか落ち込みました。
「女子さ!!
さっきまでこの便座に座っていたのはきっと女子さっ!!
それもきっととびっきりの美女で、
おしりなんかもう、プリンプリンなのさっ!!
そうだ!!
それできっと、顔は長澤まさみに似ていて、
ボディはさっき立ち読みしたエロ雑誌のグラビアの女みたいで、
股下なんてもう、サトエリみたいな長さなんだ!!
この便座に残された温もりは、
そんな美女の温もりなんだぜウッヒョーッ!!」
僕は、「誰かの温もりがそこにある」という現実を
ポジティヴにポジティヴに、
無理にでもいい方にいい方に考えましたが、
トイレを出た時、店内にプリンプリン美女の姿は無く、
プリンプリン美女どころか女性の姿が、
性染色体XXを持って生まれた方の姿は1人も無く
店内にいたのは工事現場のおじさんばかりで、
僕は、深く深く落ち込みました。
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