バレーボールを観て思うこと。
 
 
 
 
 
 
 
 
・『ノーブラの選手がいなくなった』
 
 
  
昔、女子バレーボールの国際試合といえば、
よく、ノーブラの選手がいたものである。

うん、いた。
ノーブラの選手、いっぱいいた。

さすがに日本人選手にノーブラの選手はいなかったけれど、
外国人選手の中には、胸にポッチリと乳首が浮いてる
“乳首ポッチリ選手”がよくいたもので、
そういう“乳首ポッチリ選手”が出場してる試合を観戦するたび、
オレは、非常に困ったもんである。
なぜならば、試合の放送時間は晩御飯時、
家族は当然、その試合を観ながらみんなで食事するワケで、
その和やかな一家団欒の場面に突然、
乳首がポッチリ浮いている外国人女子の姿が、
TV画面に大写しになるのだから。
ポッチリと。
ハッキリくっきりポッチリと。
「一家団欒」という日常の中に、
「外国人の乳首」という非日常が突如として放り込まれるのだ。
スポーツとはいえども、
ポッチリ乳首に感じてしまうことと言えばやはり“エロ”で、
その“エロ”が、公共の電波でなんのためらいもなく
ババーンと放送されちゃうのである。
 
これは、当時健全な青少年だったオレにとって、
非常に困ることであった。
 
なにしろ、そういう選手が映し出されるたびに、
もはや家族はみんな、おそらくソレが気になって気になって
バレーボールの試合どころではなくなって、
家族全員、黙り込んでしまうのだ。
「みんな乳首に気づいてる!!
 でも、ソレには触れてはいけないと感じている!!」
ソレがヒシヒシと感じられるのだ。
まるでソレに触れてはいけないかのような雰囲気に陥ってしまうのだ。
あの空気の重さといったら、もう。

丁度ソレは、TVで放送されてる映画を家族で観ていたら、
突然、ベッドシーンが始まってしまった時に似ている。
ある者はコタツに潜り込み、
ある者は寝たフリをし、
そしてある者は、ソレに気づかないフリをして喋り、
喋れば喋る程どんどん饒舌になってしまって
それが余計に場の雰囲気を気まずくさせる、あの感じによく似ている。

オレは、そういう乳首ポッチリによって場の雰囲気が悪くなると、
もう、どうしようもなくなって、その場から逃げていた。
例えご飯が途中だったとしても、その場にいては
呼吸するのでさえ苦しく思われ、その場を逃げていた。

そして自分の部屋に戻って1人、
白いボールの行方を(乳首ポッチリ選手を)、
その眼で追いかけていたのである。
 
 
 
 
 
 
 
 
・『バレーボールのユニフォーム』
 
 
 
バレーボール日本女子代表のユニフォームが、
いつからかブルマーからスパッツに変ったことに
気がついている人はたくさんいるのだと思う。

これは、オレが大変興味深く読ませていただいている
『スポーツグラフィック Number』誌によれば
1994年の10月からのことだそうだ。
当時といえば、大林や佐伯といった選手が活躍していた頃で、
そういえば、その頃の選手はそうだったかなぁ、なんて思ったりする。
以来、日本の女子代表は世界の中でも珍しく
スパッツを公式ユニフォームにしているのだけれど、
ソレも、近頃ではなんだか当たり前のような気になってきていて、
逆に、「どうして外国のチームはいつまでもブルマーなんだろう」
などと、そんなことを思ってしまったりする人も
案外多いのではないかとさえ感じてしまう。

ジツは、これにはとある人物が大きく関わっていた。

その人物とは、ルーベン・アコスタ博士。

Number誌によれば、このアコスタ博士なる人物、
ジツは、国際バレーボール連盟の会長である。
要するにエライ人だ。
このエライ人は、どうやらバレーボールの試合はおろか、
選手のユニフォームにもかなりの口出しをする人物のようなのである。

1997年には、スパッツに変更された日本女子代表に対して
ブルマーの着用を求めたり。
1998年には、国際大会での原則ブルマー着用を定めたり。
他にも、長袖の禁止や、上下ともに
体にフィットしているユニフォームであることを条件に定めたりと、
もはや、ただのエロジジイと呼んでも過言ではないほどに
選手のユニフォームに対して口出しするのである。

極めつけはコレである。

現在、ビーチバレーの試合のユニフォームは水着、
それも、公式にはビキニであることと定められている。
このビーチバレーにおいて、ビキニ着用を定めたのも
ジツはこの、ルーベン・アコスタ博士。

オレは思った。
「こいつはきっと、女子の水着を見たいだけだ!!
 会長の力を使って、水着姿を見たいだけなんだ!!」

もはや、この博士、
エロジジイから変態ジジイにランクアップしても
構わないのではと思えるほどのお人なのである。

(内容にある各出来事、各年代などについては、
 『スポーツグラフィック Number PLUS
  永久保存版・全日本バレーの全て』
 を参考にさせていただいてます)
 
 
 
 
 
 
 
 
・『ニックネーム』
 
 
 
きっと、誰もが思うのだろうけど、
おそらく選手に対して勝手につけられるのであろう
あのキャッチコピーみたいなのがいただけない。

竹下選手だったら「世界最小最強セッター」。
菅山選手だったら「闘う妖精 かおる姫」。
杉山選手だったら「スピード&ビューティー」
荒木選手だったら「ファイティング・エリカ」
宝来選手だったら「ジャパニーズ・ハイタワー」
小山選手だったら「ニッポンの切り札 エア・ワンジョウ」
さらには、木村選手みたいに
「ニッポンの未来 サオリン無限大」なんて、
長ったらしくてやってられんような
キャッチコピーなんてものがあったりするからいただけない。

こういうキャッチコピーって、やっぱTV局がつけるんだろうか。
フジでもTBSでも、社員が“良かれ”と思って考えてるのだろうか。
大抵の場合、その“良かれ”が
選手にとって逆効果になってるような気がするのだが。

だってあんなコピー、恥ずかしいでしょう。
選手本人たちはどう思ってるのか、
一度、素直な感想を聞いてみたい。

それにしても、そのキャッチコピーだが、
選手のビジュアルをプッシュするのはいいのだけれど、
プッシュするなら同じ女性、みんなの、
全員のビジュアル面をプッシュしてほしいものである。
菅山選手が「かおる姫」、言わば「姫」で、
杉山選手が「スピード&ビューティー」、言わば「ビューティー」で、
宝来選手は「ハイタワー」で荒木選手は「ファイティング」。

なんだか、オレがもし「ハイタワー」や「ファイティング」なんて
そんなコピーをつけられたらきっと、
もうちょっと違う面を言ってくれよと、
お世辞でもいいからオレも、「姫」とか「ビューティー」とか
そういうこと言ってくれよと、落ち込んでしまいそうでは、ある。

 
 
 
 
 
 
 
 
・『スペシャルサポーター』
 
 
 
確か、今回の世界バレーにはスペシャルサポーターとして
WaTの2人とハロープロジェクト(? モー娘。とか)が
参加してたような気がするのだけれど、
最近、とんとそのハロープロジェクトが出ない。
多分、開幕の1回こっきりだったような気がするのだけれど、
今では、ハロープロジェクトのメンバーが座ってた席には、
なんか知らんオッサンが座ってたりする。
なんかあったんだろうか、ハロープロジェクト。

それにしても、WaTが可哀相だ。
WaTの2人といえばそもそも、音楽関係以外の芸能活動の裏で、
自分たちの歌を聴いてもらいたいと
ストリートでギターをかき鳴らして、
そこから涙のCDデビューをした2人のはずなのに、
今や、ギターも持たされず、ワケわかんないような
エナメル素材みたいなのを着させられて
観客の前で慣れてもない踊りをやらされている。

それが仕事とはいえ、大会を盛り上げるのが仕事とはいえ、
笑顔を振りまけば振りまくほど、なんか可哀相に思えてくる。

そして、TBSの異様な程の浮かれっぷりにため息が出る。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

コメント

ミニー
ミニー
2006年11月10日12:42

そうそう、昨日なんてWaTの横にサブちゃんいましたね!
えええ?ナンデサブちゃん?本気でビックリしやした。
確かにハイタワーとかファイティングとか…姫やビューティーに比べて
ブサイク言うてるようなもんですよねー。
もっと気遣えよ…って思ったり。

ああ、でも徹平チャンの笑顔には癒されます 笑
ゴメン、ウエンツいらない。って感じです 笑

ボブ
ボブ
2006年11月10日12:45

>ルーベン・アコスタ博士

立派な指導者じゃないですかw

あとモー娘。は男子の試合になったら出てくるんじゃないですかね?
多分、試合前に歌う無駄且つ鬱陶しい事この上ないテーマソングも変わるとかさ。

て、最近あまりみてないんだけどさw
基本さおりんの乳がプルプルしてるところだけ観ていたいだけなんで(;・∀・)

しかし竹下とか高橋みゆきとか五輪の頃より綺麗になったような気がしませんか?
やっぱ女は観らると綺麗になるんすかね?

魔美
魔美
2006年11月10日13:37

仙台では男子バレーの大会が開かれます。
今日、のん気にバスに乗って街中を通ったらジャージを着たデカイ外国人選手が歩いていました!
頭3つ分は周りの人たちより出てたと思います。
チェ・ホンマン(←韓国のK-1選手でしたっけ?)かと思いました。。

ショコラ
ショコラ
2006年11月10日20:59

私、中学からバレー部だったのですが、ちょうど、1994年に中1だったと思うのですが、最初はブルマでした。

しかし、全日本の波に乗れず、監督が変わってから、中2の時から練習もブルマでした。

そして、中3。もちろんブルマでした。

卒業アルバムの部活ごとのページにブルマ姿でいる自分が嫌です・・・。

高校からはスパッツというか、短パンに変わって、かなり安堵しましたよ。

それにしても、ホント、あのキャッチフレーズは誰が考えてるのでしょう?

小山とか、前の大会では「逆輸入エース・ワンジョウ」かなんかだったのに、大会ごとに微妙に変わってたりしますよね。謎。

ゆっきー
ゆっきー
2006年11月10日22:04

どうでもいいけど菅山選手がなんか割とすんごくボクの好みのタイプです
なんていうか・・・顔のキリッとした感じがなんともいえず好きです。。さすが『姫』ですよね(゜∀゜*)

ゲルタ
ゲルタ改
2006年11月11日9:52

●ミニー様。

いましたねー、サブちゃん。
監督がファンだからっつって、ただそれだけで呼ばれてしまった
サブちゃん、なんかちょっと無理した感じで気の毒でした(笑
ニックネーム、もっと気を使ってほしいですよね。
高橋翠って控えの選手なんて、もう、
「ミラクルサウスポー」なんて、
ただ、左利きなことだけを褒められてましたもん(笑

えー、ミニー様はウエンツいらないっすか?
確かに徹平さん、顔がすっごいカワイイですもんねー。
男のオレでもカワイイ顔してるなーって思います。
 
 
 
●ボブ様。

あー、そうかぁ!!
そうですね、モー娘は男子の時に出てくるんですね、きっと。
なるほど〜。
ほんと、あの試合前のテーマソングは、
無駄且つ鬱陶しいことこのうえないですよねー。
試合始まるところから中継すりゃいいのに、って思っちゃいます。

あ〜、高橋みゆき選手とか、かなりキレイになりましたよねー。
前ってもっと、顔にブツブツあった気がするんですけど、
肌がキレイになったよなーって思いました。
あ、ボブ様はさおりんに注目なんですね(笑
 
 
 
●魔美様。

あ、そうなんですかー!!
男子は仙台でやるんですねー。
選手はデカイですよねー。目立っちゃって仕方ないんでしょうね。
服もあんまり無いのだろうし。

チェ・ホンマン、韓国のK−1選手ですねー。
2mいくつあったような・・・
もう、なんか、オレと同じ人間とは思えないです(笑
 
 
 
●ショコラ様。

おおお、ショコラ様、バレー部でいらしたのですか!!
オレも中学の時はバレー部でしたー。
そそ、女子ってみんな、ブルマーでしたよねー。
よく考えてみると、ブルマーである必要、ってか、
男子と女子で、ユニフォームのカタチを違える必要は
全然ないんですよねー。

そそ、キャッチフレーズ、大会ごとに微妙にかわりますよね。
放送するTV局ごとに、「まるっきり同じのはつけたくないから」
って理由で微妙に変えてるのかなー、なんて思います。
高橋みゆき選手も「ニッポンの元気印」から、
「凱旋!ニッポンの元気印」になってました。
「凱旋!」って、1年だけイタリアに行ってただけなのに。
 
 
 
●ゆっきー様。

うははははは!!
ゆっきー様、割とと仰りながらすんごく好みなんですね!!
菅山選手!!
オレの友達もみんな、女子の友達でさえも、菅山選手は
「キレイだよねー」「カッコイイねー」って言ってますわー。
確かに、キリッとしてカッケーですよねー。
どうでもいいけどオレは、
ジャパニーズハイダワー宝来選手が好みです。
なんか、まぶたが腫れぼったいところが好きです。

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