ワタクシ、休日を利用して、
映画館で同じ映画を4回観てきました。
や、4回っつっても、アレね。
2日間の間に同じ映画を4回ね。
ハマリまくりですわ。
もう、バカみたいにハマリまくりですわ。
つーか、まだ足りねぇ。
4回観ても、まだまだ観足りねぇ。
なんかもー、4回目観ても、必ず同じシーンで泣くもんな。
そんくらいにハマリまくり。
きっと、暇が出来ればまた観にいきます。
や、その映画が何かといえば、
松本大洋原作、マイケル・アリアス監督のアニメ映画、
『鉄コン筋クリート』
http://www.tekkon.net/
もう、ワタクシ、この『鉄コン』が大好きでして。
十数年前にビッグコミックスピリッツで
漫画が連載されてた頃からの大ファンでして。
まぁ、ストーリーをアバウトな感じに言えば、
鉄パイプで人をブン殴る、暴力を生活の糧にしてる少年、
クロとシロのお話なんですがね。(←アバウトすぎ)
ワタクシ、このお話が大好きでありまして。
で、今回、その大好きな『鉄コン』の映画化ということで、
大ファンのワタクシはいてもたってもいられなくなり、4回。
『鉄コン』観ること、4回。
や、何がそんなに好きなのかといえば、
まぁ、原作の漫画が大好きなんですが、
映画もね、とても素晴らしいのですよ。
(原作が素晴らしいのは当然として)何が素晴らしいってね、
映像がとても素晴らしい。
映画館のスクリーンいっぱいに、
今まで観た事のないようなアニメーションが繰り広げられるのですね。
そして、その絵の美しいこと。
なんでも、ニューヨーク近代美術館(MOMA)が発行する雑誌で
2006年の最もすぐれた映画に選ばれたとかで、
さすがにそれだけのことはあって、もう、めちゃくちゃ美しい。
あの絵を観てるだけで鳥肌が立つくらい。
そして、ただ美しいだけじゃなくて、
その美しい絵の中を、主人公をはじめとするキャラクターたちが
イキイキと動き回るのですよ。
ものすごい疾走感。
もう、原作のファンとしてはめちゃくちゃ嬉しい!!
めちゃくちゃ感激!!
そりゃぁ、4回も観ちまうっつーの!!って感じです。
あ、あと嬉しいといえばね、その映画版『鉄コン』。
原作のストーリーから(時間の都合上なのだと思うのですけど)
ちょっとハショられてる部分があるのですけど、
それ以外はね、ほぼ、原作どおりなんですね。
使われてる台詞までもが原作と同じなんです。
これが嬉しい。
ですから、
原作の冒頭の部分で、主人公の1人であるシロが
「♪ちーんぽちんぽービンビンビン おっぱいボイーン」って、
道を歩きながら歌うシーンがあるのですけど、それも、
映画版で(さすがに「ちんぽ」は聞き取りづらくなってるけど)、
シロがちゃんと歌うんです。
で、そのシロの声を出してる役者さんが、蒼井優なんですね。
蒼井優ですぜ!?蒼井優!!
蒼井優が、あの愛くるしい顔で、
「♪・・・ぽービンビンビン おっぱいボイーン」
っつってるんですぜ!?
更に言えば。
原作で、銭湯ではしゃぐシロが何か言われて返事をする時に、
「うん・・・こっ!!」って言うシーンがあるのですが、
やっぱりそれもちゃんと、
蒼井優が「うん・・・こっ!!」って言ってる。
蒼井優ですぜ!?蒼井優!!
蒼井優が、あの愛くるしい顔で「うんこ」ですぜ!?
そりゃぁ、
原作知らなくたって嬉しくなっちゃうでしょう僕たち男の子!!
てか、シロ役の蒼井優さんの声の演技がめちゃくちゃ素晴らしいです。
あと、クロ役の二宮和也さんもネズミ役の田中泯さんも
不感症の刑事、沢田役の宮藤官九郎さんも素晴らしい。
オレ、アニメの声は声優さんがやるもんだと思ってましたが
(今でも思ってますが)、それでも、
この作品の各キャラにはそれ以外の声は無いように思えてきます。
そんくらい素晴らしい。
や、元々原作の大ファンのオレが観れば
「素晴らしい!!素晴らしい!!」の連呼になっちゃうのは当然で、
原作を知らない方にその素晴らしさを伝えるのには不十分だし、
今のオレは、『鉄コン』関連なら全部素晴らしく思えてしまうので
実際に観た方、これから観ようと思ってる方とは
かなりの温度差があるのでしょうけど、
オレの中では、今年観た中で一番イイ作品でした。
ソレは揺るがないです。
でも、なんせ独特の世界観がある作品なので、
原作を知らない方には“オススメ”はしないですけど、
原作を読んだ方ならば、観といて間違いは無いと思います。
蒼井優も「おっぱいボイーン」って言ってるし、ね。
コメント
シロ、いとおしいですよね〜
松本大洋は、花男もすきでした。
ZEROの高田もすきでした。
絶対見にいきますね。
ピンポンも映画よかったしなー。
ゲルタさんのお墨付きなので安心して見に行きます!
松本大洋先生といえば井上三太先生、山田芳裕先生らが続々と頭角を
あらわして、漫画でしかできない構図や表現法などで「僕的な青年誌
黄金時代」を支えてくれた時代から大好きな漫画家なんですが、大洋
先生作品の特徴である「各コマ内の背景などの情報量が凄く多い」所
が好きなんで、実写化やアニメ化と言われても正直、冷めてました。
が!ゲルタさまの日記を読んで、そのハマりっぷりに、540度ぐらい
気が変わりましたよ。なんだか、ありがとうございまっす(笑)
これは、見なければ!
ピンポンも好きだし、
「花男」も映画化して欲しいです〜。
いいですよね、大洋作品!
そそそそ、シロ、いとおしいですよね!!
そりゃぁ、クロじゃなくても守ってあげたくなるってもんです。
花男もZEROもいいですよねー。
是非是非観てください。
ネズミが死ぬとことか、もう、毎回泣きました、オレ。
●明夜様。
おお、明夜様も鉄コン好きですか!!
もう、あの漫画はイイっすよねー。
映画もかなりよかったですよ。
始まってすぐ、あまりの映像の凄さにブッ飛びました。
かなりイイっす!!
●リオ様。
松本大洋先生の漫画って、独特の線で描かれた
あの、ゴチャゴチャした世界というかなんというか、
あれ、すっごい魅力ですよねー。
「見づらい」って敬遠する人もいるけど、
オレもあの線から出る独特の雰囲気とかが好きなんですー。
正直、映画は漫画に比べてだいぶキレイになってるし、
シロとクロの顔もけっこう変ってるのでオレも最初は「え〜」って
そんな感じでしたが、観てみたらもう、
どっぷりハマッてしまいました。
世界観は失われてないと思いますー。
てか、540度!!(笑
●バジル様。
花男もいいですよねー。
アレもかなりグッときますよね。
名作ですわー。
ホント、大洋作品はイイですよねー。
ちょっとどころかめちゃめちゃ心配してたんですが、
そうですかーいいですかーこりゃ安心だ。
正月休みに行こうかな。沢田ー!!!
松本大洋氏の作品ではZOROとピンポンが好きでした。
鉄コンは読んだ事ないんですよね。
読んでから観に行くか、観に行ってから読むのがいいのか・・・
映画版、いいですよー。
オレも不安だったのですが、
なんかもう、不安も吹っ飛んでしまいました。
ゼヒゼヒ!!
●ボブ様。
読んでから観にいくか観に行ってから読むか・・・
悩むところですよね。
でも、原作を読んでなくても
バリバリ楽しめる作品だと思いますよー。