「♪恋をした夜は〜 すべてが上手く行〜き〜そうで〜」
そう歌っていたのは確か、
(ロン毛だった頃の)江口洋介だったか。
わかるっ!!
わかるぜ、(ロン毛だった頃の)江口!!
そうなんだ!!
恋ってやつぁ、なんか知らんが
全てにおいて気持ちを前向きにさせてくれるんだ!!
もちろん不安もあるさ。
でも、その不安を飲み込んでしまうほどどこか前向きにさせてくれ、
そして、恋ってやつぁ、
小さいけれど確かな勇気を持たせてくれるんだ!!
いつまでもその恋が続くと信じる。
いつまでも、恋する人と一緒にと願う。
な?そういうことだよな?
アンタが歌ってたのはそういう事だよな?
(毛先が揃ってた頃の)江口よっ!!
でも、現実はそんなに甘くなかったよ、江口・・・。
ああ。
確かにオレも、恋をした夜は全てが上手く行きそうに思ったさ。
迷いのカケラも吹き飛んださ。
でも実際は、上手く行かなかった!!
いや、上手く行くも行かないも、ビビッたオレは逃げ出した!!
ああ、吹き飛んだのはオレのほうさ。
吹き飛んだのはオレのチンケなプライドさ。
オレ、仕事で部署が移動になるからさ、
もう、時間が無かったんだよ。
コンビニオネイサンに会えなくなるからさ、
だから思い切って、コンビニオネイサンに訊いたのさ。
いや、直接じゃねぇよ?
コンビニオネイサンといつも一緒にいる店員の女の子。
その女の子にさ、うまいこと話を持ってって、
ソレとなーく「みんなは彼氏いるの?」とか訊いたワケさ。
ベツにホントは、「みんな」なんかどうだってよかったんだ。
聞きたいのは「オネイサン」だけ。
でも、うまく誤魔化すために「みんな」を訊いてみたんだ。
そしたらさ・・・
店員:「あのコ(オネイサン)の彼氏はねー・・」
あ、オネイサンってやっぱ、彼氏いるんだ・・・
い、いや、オレはまだ諦めないぜ!!
彼氏がいるっつったってそんなもん、
ベツに将来を約束したとかそんなんじゃねぇはず。
オレはまだ、諦めねぇ!!
恋という名の四角いリングの上では、
最後まで立ち続けていた者が全てを手に入れることができるのさ!!
店員:「あのコの彼はね、すっごいカッコイイよー」
ぐっ・・・カ、カッコイイのか・・・
ま、まぁな。
カッコよくないオレにとっては不利かもしれんが、
まぁ、そのくらいのほうが倒し甲斐があるってもんだぜ。
店員:「なんか、
昔のレニー・クラヴィッツみたいな髪形してて・・・」
何?
レニー・クラヴィッツみたいな髪形!?
バ、バカ言っちゃイカンよ。
この田舎町に、あの髪形が似合うヤツがいるハズがないじゃないか。
店員:「だって彼氏、外国人だもん」
が、が、外国人っ!!
オネイサン、外国人と付き合ってんの!?
ぅっ・・・
おやっさん、今のパンチはちょっと効いたぜ・・・
店員:「肌もレニー・クラヴィッツとかあんな感じで・・・」
色黒か!?
ちうことはやっぱ、色黒か!?
く・・・い、今のパンチは効いた・・・
店員:「タトゥーとかいっぱい入ってて・・・」
くぅっ・・・どうやら足にきちまったようだ・・・
店員:「音楽かなんかやってて、
月に何回かステージに立ってるんだって」
ダ、ダメかもしんねぇ。
やっぱオレ、ダメかもしんねぇ。
もう、目の前が何も見えねぇよ、おやっさん・・・
店員:「なんかねー、すっごいラヴラヴみたい」
ダウーン!!
オレ、ダウーンッ!!
タオルを!!
誰かタオルを投げてくれ!!
だってもう、
勝てる気が全くしねぇんですもの!!
・・・・・・
江口よぉ。
どうして世の中には2つの性があって、
人は、異性に恋をするんだろうなぁ。
恋なんかしたって、ツライことばっかじゃねぇか。
なぁ、江口よぉ・・・
ウミウシはいいよな。
1つの身体に雄と雌、
2つの性が宿ってるからきっと、恋なんてしないんだろうな。
そうだ。
来世でオレは、ウミウシに生まれ変わろう。
ウミウシになって、プカプカしてよう(←逃避中)
コメント
私の友人は国際結婚している人が多いですが
皆、ときどき酷く後悔するときがあるので
そういう時はチャンスです!
ウミウシになる前に
彼女が元気ないときに
日本男児らしい優しさでアプローチしてみては?
日本人男性と言うものは実は国際恋愛をしている人にとって時にとても魅力的なものですよ。
諦めないで頑張ってもらいたいです。