イロイロ。

　
　
　
　
　
　
・『オヤジ、寿司を食いたがる』
　
　
　
　
　
昨日はオレの誕生日。　
家族がお祝いしてくれるというのだが
さすがにプレゼントとか貰う年齢でもなく。

そこで、母親から提案。
　
　
　
「じゃ、アンタの食べたいものを出前でとることにしよう」
　
　

しかし、　
いきなり「何が食べたい？」と訊かれるのも案外、困るもんである。
何が食べたいか咄嗟に浮かばない。
実際、頭に浮かぶモノはジューCとかパンのみみとかばっかで
“お祝いにおける食事”たる体を成していない。
しかも、出前で食べられるモノとなると、
その範囲は極端に狭められてくる。

寿司か。
ピザか。
丼モノか。
ラーメンは好きじゃない。

そこでその3品に絞り込むワケだけれど、
「寿司が食べたい」というのは何か、気が引ける。
お値段がお高いから。
だからといって誕生日に丼モノってのもなんかイヤだし、
かといって、ピザはこないだ食ったばっかだし・・・

で、結局オレ、
母親に「好きなの注文していいよ」と丸投げ。

すると、母親も悩んだ。
　
　
　
「えー、アタシに任されてもねぇ・・・」
　
　
　
すると、ソレを聞いていた父親が口を挟む。
　
　
　
「一般的には、お祝い事といえば寿司だよな」
　
　
　
そして、続ける。
　
　
　
「いや、オレはどっちだっていいんだけど。
　あくまでも一般的には、の話だから。
　ベツにオレはどっちでもいいんだ。
　でも、やっぱりお祝い事といえば、一般的には寿司だよな。
　お祝いにピザは食べないだろう」
　
　
　
すると母親、それに反論。
　
　
　
「いや、外国とかではピザ食べるでしょ。
　パーティーとかでピザ食べるでしょ」
　
　
　
すると声を大きくして、父親。
　
　
　
「ここは外国じゃねぇもん！！日本だもん！！
　パーティーなんかしねぇもん！！」
　
　
　
と、言ったあとに、こっそり付け足す。
　
　
　
「いや、オレはどっちでもいいんだけど。
　選ぶのはゲルタだから。
　オレが言ってんのはあくまでも一般的に、の話だから・・・」
　
　
　
ソレを聞いてオレは、
オヤジ、寿司が食いたいんだな、と感じる。
　　
そこでオレが
「オヤジは寿司が食べたいんだよね？」　
そう問うとオヤジ、
　
　
　
「いや、ベツにオレはどっちでもいいんだよ？
　ただ、一般的には寿司だよな、って話で
　オレはどっちでもいいから。寿司でも。
　いやいやいや、ホント何でもいいから。
　オマエが食べたいモノにしていいから。寿司でも」
　
　
　
寿司ばっか連呼して。　
やっぱ寿司が食いたいんじゃねぇか。
　
　
　
そこでオレが「寿司にしよう」と言うと、
オヤジ、急にテンションぐぅ〜んとアップ。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
「おおお、やっぱ寿司だよな！！
　いや、オレはどっちでもよかったんだけど、
　オマエが寿司ってんなら寿司にしよう！！
　いや〜、オレはどっちでもよかったんだけど。
　どうする？特上行く？特上にしとく？
　特上って何入ってんの？」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
なんか、ムカツク。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
なんかムカツイたので、オレ、
母親と示し合わせて頼む時、ピザ屋に注文してやった。　
　　
そしたら、届いたピザを見て、オヤジ。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
「うっそー！！
　寿司じゃないの！？なーんだ、つまんねーな！！」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
ふてくされ気味。　
まるで駄々っこ63歳。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　　
と、そこで母親はすかさず、
　
　
　
「でも、どっちでもよかったんだよね？」
　
　
　
すると父親。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
「・・・・・・
　べつにオレは、どっちでもよかったけど。寿司でも。
　ベツに一般的には寿司だよな、って話だから。
　どっちでもよかったんだ、寿司でも」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
最後までふてくされ気味のオヤジであった。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
・『GWって・・・』
　
　
　
　
　
ゴールデンウィーク突入。

休み前は、
「GW、絶対休むぞー！！」なんつって気合入れて
残業バリバリやっていたのだけれど、
そのGW、休めることになったら休めることになったで、
全然つまらない。

なんせ、休めるかどうか判らない状態だったから
まるっきり予定とかも入れてないし、
誰ともなんの約束もしてない。
唯一の予定といえば5月2日に行われるボウリング大会だけで
ソレ以外はなんにも無い。
あ、あとは田植えの手伝い。
その2つ以外はまったく暇。
　
　
　　
　
　
と、そこで、
　
「おお、そういえばやりかけのドラクエがあった！！」

そんなことに気付いて
朝っぱらからドラクエをやってみたりするんだけど、
しばらくすると、ふと、悲しくなったりする。　
　
　
　
　
　
　
　
　
「せっかくのGWにドラクエって・・・」
　
　
　
　
　
　
　
　
せっかくのGW、ドラクエでつぶしてどーする、オレ！！

GWってのはやっぱ、有意義に過ごしたいもんだ。
ドラクエも悪くはないけど、もっと、有意義に。

そこで、こないだ買って、
まだ作ってなかったガンプラ（νガンダム）制作。
　
　
　
　
　
　
　
　
「GWにガンプラって・・・」
　
　
　
　
　
　
　
　
GWにガンプラ作ってどーする、オレ！！

おいおいおい、もっと他にやることあるだろーが。
ガンプラ以外にやることあるだろーが。
せっかくのGWだぜ？
ガンプラ制作とは悲しいじゃないか。
ガンプラ作ってどーするよ、オレ。
　
そこで、こないだ買って、
まだ読んでなかった『湘南爆走族完全版』を読むのだけれど、
しばらくすると、また悲しくなってきたりする。
　
　
　
　
　
　
　
　
「GWに湘爆って・・・」
　
　
　
　
　
　
　
　
おいおいおい、外に出よーぜ、オレ！！

そうだ、部屋に閉じこもってるから悲しくなるのだ。

ドラクエもいい。
ガンプラもいい。
湘爆もいい。
　
でも、せっかくのGWなんだから外に出よーぜ！！
お日様だって出てるんだ。
日光を浴びようぜ、日光を！！
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
そこで、庭の草むしり。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
違ーう！！
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
草むしってどーする！！
GWに草むしってどーする！！
オレはアレか？
草食動物か！？

確かに日光は浴びれるけれど、
草むしりは34歳の独身男がGWにすることではない！！
　
　
　
　
　
　
　
　
と、そこで、
いろいろ考えた挙句、また、旅に出ることにしました。
地図と着替えと少しのお金だけを持ってひとり気ままにドライビン。

北に行くのか南に行くのか東に行くのか西に行くのか。
方角も寝るところも全然決めてないけど、とりあえず、出発。

春の海を見にいくのもいい。
桜前線を追いかけて北上するのもいい。

とりあえず、その時の気分でしばらくの間、
ふらりと走ってきます。
　
　
　
　
　
行けばきっと、何か面白いことにぶつかるだろうから。
　
　
　
　
　
ちうことで、しばらくの間行ってまいります。

それでは皆様、ステキなGWを！！
お仕事の方は頑張ってください！！

それでは！！

アデュー！！
　
アハン。