いつもの通い慣れた道や見慣れた景色、
よーく見てみると、今まで気がつかなかったモノが見えたりする。
その中には、他に適当な言葉が思い浮かばないので
あえて「バカ」と言わせていただくが、
そんな風景の中には、ときどき「バカ」が潜んでいたりする。
なんというか、「VOWネタ」的な。
建物や、看板や、様々な、「バカ」。
きっと、ソレにかかわる人間は大真面目なのかもしれないが、
他の人から見れば「え?何ソレ?」。
なんというか、「愛すべきバカ」というか。
ウケを狙って「バカ」に走ったのはダメだ。
やはりここは、本人が大真面目で、結果「バカ」なのがいい。
例えば、こんなの。
ウチの街からとある電車に乗ると、街外れの線路沿いに、
とある小汚い建物がある。
小さなアパートのような感じの2階建て。
壁はなんだか煤けた感じ。
電車がスピードにのってその横を通過する時、一瞬。
一瞬だ。
ほんの一瞬、その小汚い建物の上部には、こんな文字が読み取れる。
「ESP研究所」
えええっ!?
エスパー研究所!?
この田舎町で?
そんな建物で?
研究してんの?エスパーを!?
いや、違うかもしれない。
もしかすると、スペイン研究所かもしれない。
研究するか?スペインを?
例えばこんなの。
ウチの近所の商店街に昔からある下駄屋(正確には靴店なのだが、
近所の人の間では下駄屋と呼ばれている)では、
先日のプロ野球、パ・リーグのクライマックスシリーズ時に、
店先にこんな張り紙がしてあった。
「千葉ロッテ応援セール」
そしてその後、1週間近く。
今度はセ・リーグのクライマックスシリーズの時には、
こんな張り紙がしてあった。
「ジャイアンツ応援セール」
どっちも負けちゃったね。
応援したチームがことごとく負ける「応援セール」。
もはや呪い。
そういや、今朝の朝刊に、下駄屋の
「ジャイアンツ、感動をありがとうセール」のチラシが入っていた。
感動する時間もないほどあっけなかったけど。
例えばこんなの。
ウチの街にある、とある建物。
おそらく、こんな田舎からでも、
世界に向けて平和のメッセージを発信したいとみえて、
以前、窓の内側に、外に向けて、通行人の目につくよう、
平和のメッセージと思われる大きな垂れ幕を垂らしていた。
その心意気やヨシ。
その心意気やヨシ、といった感じなのだけれど、
その垂れ幕に書かれた文字。
「PICE」
気持ちはわかる!!
気持ちはわかるよ!!
その後、その垂れ幕は、
誰かが間違いを指摘したと思われ、一時姿を消した。
で、ちょっと前からまた、窓の外側に向けて、
新しい垂れ幕が垂れ下がったのだが。
「PEARCE」
惜しいっ!!
なんか多いっ!!
昨日、前を通りかかったらまた、垂れ幕は消えていた。
例えばこんなの。
ウチの職場近くに、
「財テク研究所」という看板をつけた会社(?)がある。
「財テク研究所」という名前だけでも、
ちょっとアレな感じがするのだけれど、その「財テク研究所」。
いつも、シャッターが下りたまま。
朝も昼も夜も、一日中、閉まりっぱなし。
財テク、失敗しちゃったんだね・・・
街の中をよく見ると、いろんな「愛すべきバカ」がある。
あなたの街には、どんな「バカ」があるだろうか。
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