●昨日、街中で。
「なんか今日、振袖の着てる女の子多いよな」
「あー、オレも思った。なんでだろうね」
「正月だから?」
「あー、なるほど」
「正月、終ってるよね?」
「旧正月ってヤツ?」
「あー、あっちのほうの国ではお祝いやるよな」
「爆竹ならしてな」
「あっちの国ってどっちの国だよ?」
「ん〜、アジア?」
「日本もアジアじゃね?」
「だから、旧正月を祝うんでしょ」
「アジアの文化を取り入れたんだな」
「だから、ここもアジアじゃね?」
「いつの間にこんなことやるようになったんだろうな」
「な」
「日本もかわったな」
「な」
(↑間違えてるひとたち)
●と、思ったら今日は成人の日だったのですね。
なんだー、そうか、今日は成人の日だったんだ。
成人式があったから振袖の女子がいたのか。
旧正月じゃなかったんだね!!
成人の日とか成人式って、
ソレを過ぎた人たちにとってはもう、どーでもいい日ですからね。
単なる休日でしかないですからね。
忘れちゃうのも仕方がないってもんです。
●ちうことで、成人の日を迎えられた皆様、オメデトウゴザイマス。
「その子二十
櫛にながるる黒髪の
おごりの春のうつくしきかな」
そう歌ったのは、歌人与謝野晶子(『みだれ髪』)。
若さを象徴する黒髪が誇らしげな女性の歌です。
若いことは素晴らしいですね。
その中にある若さゆえの無鉄砲さというのも素晴らしいと思います。
ですが、成人の日というのは、
「成人を祝う日」であると同時に
「そんな若いアナタ方に自戒を求める日」でもあるのですね。
簡単に言えば、
「これからは、大人として責任ある行動をとりなさい」
そういう日なのですね。
だから、朝から酒をかっくらって暴れるとか、
街中で通行人に迷惑をかけるとか、
そういうことは慎まなきゃならないのをよりいっそう自覚しなさい、
成人の日というのはそういう日であって、
成人式というのはそういう式なのですから、
そんな日に若さゆえの無鉄砲ぶりで問題を起こしたり
人に迷惑をかけたりするヤツは、
とんでもないポンスケ、ということになるのですね。
●昨日、街中のコンビニで。
「雑誌とりたいんだけど、
あの着物集団が邪魔でとれねーわ」
「すいません、ちょっとどけてくださいって言えばいいじゃん」
「なんかあの着物集団、恐くてよー」
「確かに、恐いな」
「7人もいるし」
「全員、着物を着てんのに金髪だしな」
「未だに顔が黒いヤツもいるしな」
「だいたいよ、7人全員で一冊の雑誌読んでるってどういうことよ」
「1人ぐらいは買えよ、ってな」
「しかも、読んでるのがeggだしな」
「恐いな。集団でeggは恐いな」
「オレ、他のコンビニで買おうかなー」
「じゃ、オレが言ってとってきてやるよ」
「すいません、ちょっといいですか?」
「・・・・・・」
「あの、雑誌とりたいんでちょっとどけてもらっていいですか?」
「・・・・・・」
「あの!!」
「なんだよウゼェな」
「違うコンビニ行けよ」
「うわー、やっぱ恐ぇよ」
「やっぱ恐い集団だったな」
「ウゼェとか言われちゃったな」
「どうする?」
「ウゼェとか言われちゃったけど、どうする?」
「とりあえず行っとく?」
「ガガッて行っとく?」
「うん、じゃ、行っちゃおう」
「あ〜ん?なんつったコラ!!
聞こえてっぞコラ!!
オメーらが違うコンビニに行けよバーカ!!
だいたい何だ?
どいつもこいつも首にフワフワ巻きやがって!!
オメーらのほうがウゼェわ!!
フワフワしやがってウゼェわ!!」
「そのフワフワを取れ!!」
「人の話を聞くときはフワフワをとれ!!」
「帯、引っ張ってくるくるしちゃうぞコノヤロー!!」
「お、町娘だね?」
「旧正月だかなんだか知らねーけど、ウカレてんじゃねぇぞ!!」
(↑最後まで間違えてる人たち)
コメント
私の時はなんかガンクロ系は居なかったけど
紅白ものまね歌合戦司会者みたいな紅白ハーフ&ハーフな袴のにーちゃんがいました。色違いブラック&ゴールドなんかも。
完全出落ちでしたねw
終わって外でたら日本酒1升ラッパ飲みしてましたよ;;
なんか、日本って心配なお国ですよねぇ・・・
うわー、紅白の兄ちゃん!!
誰も止める人はいなかったんですかねー、マワリに(笑
ほんと、なんかちょっと勘違いされてる方もいらっしゃるようで、
毎年ワイドショーのネタになってたりしますよね。
酒飲んで暴れる成人。
成人って、そういうことじゃないんですけどねー。
ホラ、着物だけ着替えて髪の毛そのままの子とかも居て・・・。
成人式から10年経つと成人の日があることすら忘れますね。笑