そういえば先日、同僚のナミを連れて地元の祭に行ってきました。
県外から通うナミが、
こっちの祭を見たいというので行ってきました。
「ゲルさん、りんご飴食べたいなー」
「わたあめ食べたいなー」
「たこ焼き食べたいなー」
まぁ、食いてぇなら買ってやっけどさ。
っちうか、キミ、ちゃんと祭見てる？
「あー、見てる見てる。見てますよー」
そんな女を連れて、祭に行ってきました。
と、そこで偶然。
飲み屋のオネイサンに遭遇。
オネイサンですわ。
飲み屋のオネイサンですわ。
ベツにハマッちゃいなかったけど、
それとなくお気に入りだった飲み屋のオネイサンですわ。
そのオネイサンがですね。
男を連れて祭にいた。
ヘコむぜー。
いや、さっきも言ったようにそんなにハマッちゃいなかったし、
そういうのが仕事だってのもちゃんと理解してますけど、
なんとなくお気に入りだっただけになんか、ヘコむ。
なんつーの？
そういう場面、見たくなかったっつーの？
しかもさ、
そのオネイサンの店には2、3回しか行ったことなかったし、
最近はもう、ずーっと行ってないのですね。
でも、オネイサンからメールがよく来るワケですよ。
「会いたいです」とかメールが来るワケですよ。
や、もちろんソレは営業だってことは重々承知してるけど、
でも、そんなメールが来たら悪い気しないじゃん。
ちうかむしろ、嬉しいじゃん、モテない男としては。
しかし、
オレに「会いたい」メール（営業）をくれるオネイサンは、
オレではない他の男と祭にいた。
わかっちゃいるけどなんとなく、ヘコむ。
しかも、その一緒の男がまたカッケー、
シブイ感じのダンディマンで。
きっとですね、同伴出勤てヤツなんでしょうね。
（↑じゃなけりゃ「会いたい」メールに踊らされてたオレは泣く）
浴衣姿のオネイサンは、ダンディマンと手をつないでた。
ソレが彼女らのお仕事だとわかってても、
多くの男性に擬似的な恋愛感情を抱かせるのが
彼女たちのお仕事だと理解しててもなんか、ヘコむ。
・・・・・・
しかもそん時って、“偶然バッタリ”って感じだったのですね。
祭の人ごみの中から目の前にオネイサンが現れて、
お互いに気づいて至近距離で視線があって、
互いにビックリ。
偶然バッタリ。
ハッとしてgood、みたいな（←トシちゃんですね）
で、「あ、どうも」、と。
や、オレもそんなにバカではないんで、
瞬時に彼女が仕事中なのだなということを理解しましたので、
邪魔はできないんで一言だけ「どうも」っつって
すぐその場を離れようとしたのですね。
そしたらさ、すれ違いざま、
オネイサンの隣にいたダンディマンがさ、
オネイサンに向かって訊くワケですよ。
「誰？友達？」と。
そしたらオネイサン。
「うん、地元のともだちー」
えーっ、思いっきし嘘ついたぁーっ！！
・・・・・・
オレ、なんか知んないけどすっげぇヘコみまして。
もう、どよーんとヘコみまして。
するとですね、
一緒にいたナミがですね、訊いてくるワケですよ。
「なんかヘコんでない？」と訊いてくるワケですよ。
だからオレは、ナミに、全てを話したワケです。
そしたらナミ。
「まぁ、しょうがないよねー。
仕事なワケだからしょうがないよねー。
じゃ、ヘコでるゲルタさんには
私からたこ焼き、最後の一個を差し上げます。
最後のたこ焼き食べて元気出しなー」
うう、ナミ・・・
キミはなんて優しいコなんだ。
ありがとうありがとう。
元々はオレが買ってやったたこ焼きだけど、ありがとう。
で、オレ、そのたこ焼き食ってみたワケですが。
「なんか・・・タコ、入ってねぇ・・・」
え？
何コレ、タコ入れ忘れ？
これじゃぁただの小麦粉の塊じゃないか・・・
「ゲルタさん、今日は最悪の日ですね」
うん、そうかも。
「じゃ、なんか美味しいの食べて元気出しましょう」
うん。
「わたし、チョコバナナ食べたいなー」
あ、そう・・・
・・・・・・
えっ、またオレが買うの？
・・・・・・
一緒にいるヤツがこんなヤツで、なんか、ヘコむ・・・
コメント
きっとオネイサンもヘコんでるって
多分・・・
ちうか、ゲル兄も随分と青春してるじゃん？
あああ、そう言われればそう見えてるかもですねー。
や、全然ヘコんでないかなー、きっと。
やや、全然青春じゃないっすよー。
金づるです、もはや。