ロケ地。

　
　
　
　
　
　
ここんとこ、映画三昧。
適当に時間があれば、とにかく映画館に足を運んでました。
一人で。
うっかりもう、『花より男子Ｆ』なんかも観ちゃいましたからね。
さっぱりワケわかんなかったけど。
　
　
　
で、今日も一人で映画鑑賞。
　
　
　
観てきたのは、蒼井優さん主演の『百万円と苦虫女』
　
　
　
なんちうか、この映画をザックリ言えば、
蒼井優さん演じる女の子が
百万円貯めて自分の家を出て知らない土地に引っ越しして、で、
その土地でも働いてまた百万円貯まったらまた知らない土地に引っ越すという、
そんなことの繰り返しの映画なのですが（←ザックリしすぎ）。

で、その映画の中、蒼井優さんが2番目に訪れる「山間の村」、
ジツはこれ、ウチの町だったりします。

蒼井さん演じる女の子はその村で桃の収穫のバイトをするワケですが、
その撮影、ウチの町で行われてたみたいでして（←後から知った）。
なもんだから、
「んじゃ、やっぱ観たいよなー」とか思いまして。
　
　
　
で、今日、観てきたワケですが。
　
　
　
なんちうか、スクリーンを通して観る自分が住んでる地域というのは、
ホントーに田舎でした。
なんかもう、スクリーンに映し出されるモノといえば山、畑、山、畑の連続で。
いや、ロケ地としてそういう場所を選んでるのだからそうなのでしょうが、
それでも、スクリーンに映し出された映像を観るとホントーに田舎。
よく、「田舎は良いよね～」なんて言われたり、
実際、オレもそう思ってたりするワケですが、こうして客観的に観てみると、
「田舎は良いよね～」と言ってるそのオレの住んでる地域はじゅうぶんに田舎。

まぁ、そんなところが気に入ってるといえばそうなんですけど。
　
　
　
しかし、なんですね。
知ってる土地がロケに使われて、
で、自分の知ってる景色や何かをスクリーンを通して観るというのは
なかなか面白いモノですね。

なんちうか、知ってる景色が違う景色に見える。

知ってる景色が違う景色に見えるということは、
ソレはただ、自分は知っているつもりだっただけで、
本当は、たいして知らなかったのではないのか、なんて思いまして。
言うなれば自分は、多角形のモノの
ほんの一面を見て知っているつもりになっていただけではないのか、
そんなん思ったりしまして。
そして、自分の知ってるモノや場所を全く知らない人がソレに触れた時、
その人が切り取るモノはオレが知らない多角形の一面であったりして、
だから、自分にとってはとても新鮮に見えたりするものなのではないのか、
そんなん思ったりしまして。

まぁ、なんにせよ、こういう経験は面白いものです。

あ、映画も面白かったです。
『百万円と苦虫女』、面白かったです。
観る機会がございましたら、蒼井さんが2番目に訪れる村に
オレは住んでいると思ってくださって結構です。ハイ。
　
　
　
　
　
　
・・・・・・
　
　
　
　
　
　
そういえば。
映画のロケのことについてグダグダ書いてて思い出したのですが。

そういえばかなり昔、
明石家さんまさん主演の『いこかもどろか』という映画がありました。

『男女7人～』とかがあった頃ですから、だいぶ昔。
オレがまだ、中学生の頃です。
そういやその映画のワンシーンも、ウチの近所でロケが行われました。
ホントに近所。
歩いて数分。
　
　
　
で、その時オレは中学生で、バレーボール部に所属していたのですが、
その部活中に、どこからか「さんまが来てる」という情報が入ったワケです。
さんまさんと大竹しのぶさんが、映画の撮影をやっている、と。

そうなるともう、オレら中学生ですから。
好奇心旺盛ですから。ミーハーですから。
みんな、「観たい！！」と言いだすワケです。
「生さんま観たい」、と。

いや、「生さんま」とか言うとなんだかスーパーのチラシみたいですが、
とにかく、「さんまさんを観たい」と。

で、オレらはもう、
「部活なんて今日はやめちまえ！！」みたいなノリで、
早々に切り上げて、そのロケ現場を観にいこうと思ったのですが、
バレーボール部の主将。
オレと同い年で、今でも仲がいいのですが、この主将。
　
こいつがまた、とっても頭の固いヤツで。

「ふざけんな」と。
「今は部活に集中しろ」と。

まぁ、言いたいことはわかるのですけど、でも、なんせ、
さんまだぜ？と。
大スターだぜ？と。

今観なかったらもう、
生でさんまさんを観ることができる機会なんてそうはありませんから。

なもんだからオレらミーハー軍団、懸命に主将を説得したワケです。
　
　
　
で、説得した結果、主将がくだした決断というのは。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
主将：「今日はロケ現場までランニングするぞ！！」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
えええ～。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
で、ロケ現場の近くまで。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
主将：「〇中～、ファ～イ」
　
一同：「・・・」
　
主将：「ファ～イ」

一同：「・・・」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
主将：「どうしたオラ、もっと声出せ～！！」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
え～、恥ずかしいんですけど。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
主将：「〇中～、ファ～イ！！」

一同：「オッ」

主将：「ファ～イ！！」

一同：「オッ」

「ファイ」「オ」「ファイ」「オ」「ファイ」「オ」「ファイ」「オ」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
そんなことがありました。

まぁ、どうでもいい話なんですけど。