先日、仕事帰りにナミとトッちゃんと3人でカラオケに行った時、
ナミが「ラヴソング縛りで!!」とかなんだかワケのワカランこと言いだして、
「自分の中で究極と思うラヴソングを歌う」ということになりました。
で、若いナミが歌ったのは大塚さんって方の『プラネタリウム』という歌。
で、オレよりちょっと年下のトッちゃんが歌ったのは、プリプリの『M』。
歌うのが上手いかどうかはベツとして、
どちらもとってもステキな歌だったワケですが。
「次、ゲルタさんの番ですよ」
「次」と言われてオレ、悩む。
なんせオレ、この『ラヴソング』的な歌があまり好きではありませんから。
なんかこう、好きだとか愛してるだとかなんだとか、
そんな甘ったる~い歌詞とかが好きではないですから。
「いい曲だな」と思っても、ただ思うだけでもう一度聴きたいとは思わない。
なもんでオレ、少し悩んだワケですが。
でも、考えてみりゃぁ、世に溢れる歌というヤツはその半分が、
いや、もっと多いかな?
なんせ、そんくらいは恋だの愛だのを歌ってる歌なワケで、
オレが聴いてたブルーハーツにもジュンスカにも、
そういう恋だの愛だのの歌はいっぱいあるワケで。
で、オレが昔聞いてた曲なんかをしばらく考えたうえ、
オレは、オレの中で「究極」と思えるラヴソングを決定しました。
ソノ曲とは。
『イタコLOVE ~ブルーハート~』
「誰の曲ですか?」
筋肉少女帯。
「ええ~」
「え~」っつーな!!
『イタコLOVE』を「え~」っつーな!!
ナミよ、キミは筋肉少女帯を聴いたことがあるのか?
『イタコLOVE』を聴いたことがあるのか?
「無いですけど」
無いなら「え~」っつーな!!
「だって、筋肉少女帯って、♪ブー!!ブー!!高木ブー!!でしょ?」
そうだ、ソレは『高木ブー伝説』だな。
確かにあの曲は、ブー!!ブー!!ばかりに気を取られがちだが、
あの曲もジツは、深い意味が込められていたりするのだ。
筋少は、奥が深いのだ。
「じゃ、そのイタコの歌はどんな歌なんですか?」
ん?『イタコLOVE』か?
この『イタコLOVE』って曲はだな、とある1人の男の歌だ。
その男は、恋人をすごく愛していたいたワケだよ。
男は恋人のことをとても深く愛していたワケだが、
何よりも男は、その恋人の美しい心を愛していたワケだ。
だがしかし、ある日突然、恋人は死んでしまう。
そこで、愛する人を失った男は思うのだ。
心を呼んでもらおうと。
男が愛した恋人の、美しい心をイタコに呼び出してもらおうと。
ナミよ、イタコは知ってるな?
「霊を下ろす人でしょ?」
まぁ、だいたいそんな感じだ。
イタコの「口寄せ」というヤツだな。
男は、そのイタコの「口寄せ」で、
彼の愛した恋人の美しい心を呼び出してもらおうと思ったのだよ。
「で?」
で、そのまま、
♪イタコと暮らす~
どうだ、究極だろう!!
究極にラヴだろう!!
「う~ん・・・」
だって、イタコを呼ぶんだぜ?
イタコっつったら青森だぜ?下北半島だぜ?恐山だぜ?
恐山からイタコを呼んで、そのイタコに心を呼んでもらうんだぜ?
そしてそのまま、イタコと暮らすんだぜ?
コレを究極の「ラヴ」と言わずしてっ!!
「じゃ、歌ってくださいよ」
よし!!歌ってやる!!
キミたちに究極のラヴを聴かせてやる!!
耳の穴かっぽじってよ~く聴け!!
ナミよ、耳クソとったか?
「最初から無いです!!」
よし、じゃぁ歌ってやる!!
・・・・・・
スマン、無いっ!!
ジョイサウンドには入ってないっ!!
♪ぼくのすきなもの 君の心青い心さ
今ここでイタコに見せてもらおう
君はもういない だから心呼んでもらおう
そしてそのままイタコと暮らす
b.g.m 『イタコLOVE ~ブルーハート~』 筋肉少女帯
コメント
筋少のLOVEはドラマチックで深いですよね。だいたい相手か自分が死ぬんだけど(笑)
僕としては「香菜、頭を良くしてあげよう」「トゥルー・ロマンス」「北極星の二人(vo.内田)」とかも
最高にLOVEッてて泣いてしまいます。
でもそのチョイスと勇気に乾杯☆
おおお、リオ様!!
ありがとうございます!!
筋少、深いですよね!!
そそ、「香菜、頭を良くしてあげよう」とかもう、
最高にグググーッと来ますよね!!
筋少の世界はおとぎ話のようで、
映画のようで、
小説のようで、
なんかもう、最高にLOVEっす!!
筋少イェアッ!!
●英和カカオ純様。
イタコLOVE、無かったですよー。
残念です!!
ソレにしても、カラオケで思うのですが、
カラオケにおける筋少の曲の少なさというのはちょっと考えものですわー。
ノーマンベイツはあってもイタコLOVEは無い。
日本の米はあってもオレンヂエビスは無い。
「♪ラッシャー木村はエーラーイー!!」と叫んでみたいものです。