オレらの世代はみんなきっと、
小学生とか中学生の頃に『Beat It』とか『Thriller』とか『Bad』とかで
幾度となくアタマをブチ抜かれてしまったような衝撃を
幼い身体と心に植えつけられているから、
彼のことを好きだった人もキライだった人も、
彼を見つめ続けた人も目を逸らして笑った人も、
みんな、そのニュースにみんな、息が止まったハズ。

考えてみりゃ、「死」というものに一番遠い存在と心のどこかで思ってたような、
ヘタすりゃ、彼に「死」はやってこないと心のどこかで思ってたような、
いや、彼だって人間なのだから決してそんなことは無いはずなのだけれど、
でも、彼はそんなリアルから一番遠い場所で生きていた人のように思える。
 
「king of pop」。
  
kingであり続ける為に彼は「老い」と闘っていたようだけど、
ソレはきっと、オレらが老いていくことに感じる苦痛よりも
もっと大きな、何倍も大きな苦痛だったんだろうな。
ソレは彼が、kingであり続けなければいけなかったから。
オレらは、彼の存在の前では年齢なんてただの記号の羅列にしか思えなかったけど
彼にとってはソレは重く苦しい枷だったのだろうな。

でも今日、彼はそんな苦痛から解放されて、
そして、「king」から「legend」になって、
もう、誰も追いつくことも越えることもできない存在になったワケだ。

そして最後に彼は、再び、オレらのアタマをブチ抜いてくれた。

kingは、たびたび世間を賑わせていて、
近頃はステージ以外の話題で賑わせていて、
マワリから笑われていたりしたけれど、
でも、ソレは彼がkingで、支配者だったからなんだ。

だから、オレは胸を張って言えるよ。
 
 
 
「アンタはカッケー」
 
 
 
アンタにアタマをブチ抜かれたことを光栄に思うよ。

そして、アンタと仲間がアフリカの為に歌った『We Are The World』は、
これからも、世界中で歌い継がれていくよ。

安心してくれ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

コメント

べるの
2009年6月27日10:31

マイケルは高校の時の友達がはまってた影響で聴きはじめたんですが
彼の曲でLeave me aloneの意味を覚えたというw
彼は永遠にKingですわ。

SENN
2009年6月27日18:07

死なれて今更ショックを受けてる一人です。
ゲルタさんのコメントはファンには嬉しいな。ありがとう。

ゲルタ
2009年6月28日23:21

●べるの様。
 オレは小学校ん時、キシリア姉さんの影響で聴いてましたよー。
 誰もがきっと、人生のどこかで彼を通過しますよね。
 すべての人に影響を与えた言っても過言ではないと思いますわー。
 
 
 
●SHURE様。
 死んじゃってから、改めてその存在の大きさって気づくもんなのですよねー。
 オレも小・中と彼にハマッて、でも、それからは遠ざかっていたのですが、
 今回のことで改めてショックを受けています。
 彼ほど、世界の人に影響を与えた人はいないですもんね。
 悪いことをしたにしても、総理大臣よりも大統領よりも、
 偉大であることに変わりはないのだと思います。

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