最近、よく映画を観ています。
話題作だったりたいして話題にならないような作品だったり、
テキトーな時間に映画館に出かけて行って、
都合のいい上映時間の作品を観る、なんてこともしばしば。
最近のオレは、そんな休日の過ごし方をしています。
で、結構映画を観ましたので、その中から、
良くも悪くも心に残った作品のことについて、
あくまでもオレ個人の感想を。
『レスラー』
ミッキー・ロークという男の存在を初めて知ってからもう長いこと経ちますが、
初めて、ミッキー・ロークを「この人、カッケー!!」と思いました。
ミッキー・ロークは落ちぶれたレスラーを演じるワケですが、
なんてか、その落ちぶれっぷりがジツに哀しくて、「良い!!」と。
初めは「得意のネコパンチ出せ!!」とか思いながら軽く観てたのですが、
いつの間にか、その哀しさにどっぷりと漬かってしまったという。
秀作ではないか、と。
『エヴァンゲリヲン新劇場版:破』
オモシロイ。
ジツにオモシロイ。
新劇場版の「序」ではだいぶ「アレ?」って感じだったけど、
この「破」は、ジツにオモシロイ、と。
相変わらず「謎が謎すぎる」ところがいっぱいあるし、
「登場人物の名前が変わる」という暴挙に近いこともあるのですが、
でも、ジツにオモシロかったです。
2回観ちゃったもん、オレ。
でも、パンフレットの内容。
劇場で買えるパンフレットの内容が、
ほぼ一冊まるごと製作側のインタビューというのは、良くないと思う。
『宇宙(そら)へ。』
何十年にもわたるNASAの宇宙への挑戦の記録映像をまとめた作品。
さすがNASAだけあって、映像がものすごい。
なんか、「あー、宇宙ってスゲェな」って改めて思える作品。
オモシロイです。
『BALLAD ―名もなき恋のうた―』
SMAPのクサナギさんは、深みを演じれる役者になったのではないか、と。
俳優として、著しく成長したのではないのか、と。
イケメンというだけで主人公を張っている俳優とは一線を画したな、と。
クサナギさん、ステキです。
だけど、作品自体は
『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』のほうが、
オレは、泣けました。
作品自体がなんか、安っぽく感じました。
『蟹工船』
小林多喜二のプロレタリア文学の金字塔『蟹工船』を映画化した作品。
まぁ、「プロレタリア」が何者なのかよく知りませんが。
なんでも、蟹工船で過酷な労働を強いられる小説の内容が、
現代の労働・雇用問題と結びついて、
ちょっと前に再びブームになったりしてましたが。
その映画。
この映画は、オモシロイです。
めちゃくちゃ暗い内容なのだけれど、観終わった後に妙な清々しさが残る。
オモシロイです。
ただ、残念なのは、この作品を観てる観客に若者が少なかったこと。
若者こそがこの映画を観るべきなんだと思うのですが、残念ながら、少なかった。
上映中、軽く湿布のニオイが漂ってたもんなぁ。
『20世紀少年 -最終章― ぼくらの旗』
駄。
近年稀にみる、駄。
しかし、映画評論家の淀川長治さんは
「どんな映画でも必ずいいところは1つある」といって、そこを褒めたそうなのでオレもソレに習ってひとつ、いいところを探すとすれば、
大音響で聴くT.REXの「20th Century boy」がヨカッタ。
作品の封切前、TVで
「映像化不可能といわれた原作を映像化した!!」とか散々言っていたけど、
原作を映像化しただけでは成功ではないってこと。
あと、「製作費60億!!」とか売り文句にしてたけど、
「製作費」と「面白さ」は必ずしも比例しないってこと。
なんか、俳優さんたちがカワイソウにさえ思えた。
と、まぁ、いくつか書いてみましたが、疲れたのでここで終了。
ホントはもっと、『ディア・ドクター』とか『いけちゃんとぼく』とか
『ガマの油』とか観てんですけど。疲れちゃった。
や、これはあくまでもオレの感想ですので。
だから、何の参考にもならんのですけど。
『20世紀少年』なんかだと、オレの知り合いでも
「何アレ、チョー面白かったんですけど!!」とか言ってたヤツいますしね。
まぁ、そんな感じで今日は、浅野忠信さん主演の『鈍獣』観てきます。
それでは、ごきげんよう。
コメント
やはりDVD化を待つべきみたいっすね…
ちなみに「HACHI」は観ましたか?w
映画化されるのは知っていましたが、もう上映されているんですね。
感想楽しみにしてます。
鶴瓶はどうでしたか?鶴瓶は(実は隠れファン)
いっぱい観てるんですねー。うらやましいです。
わたくし普段は邦画専門なのですが「レスラー」も気になります。
20世紀少年、オレの友人は面白かった言ってましたけど、
オレはなんか、許せないとさえ思いました(笑
DVD、もしくは金曜ロードショーでじゅうぶんな気がします。
いやいやいやいや、「HACHI」は観なかったですねー(笑
●ボブ様。
おおお、ボブ様、『鈍獣』の舞台をご覧になられたのですか!!
羨ましいっす!!
なんか、衣装もセットもド派手な映画でしたよー。
「池袋ウエストゲートパーク」や「木更津キャッツアイ」なんかのように、
あの、クドカンさん特有のセリフまわしや
だんだんジリジリしてくるような感じがあって、とっても面白かったです!!
●深爪様。
鶴瓶さん、よかったですよー。
なんか鶴瓶さん、TVでは何言ってるかわかんないことがよくあるんですけど、
セリフ喋らすとすごい自然でウマイなーって思いましたよー。
オレも普段は邦画専門ですわー。
なんか洋画、特に、爆発するのとか
最後に男女がキスして終わるような映画は苦手なんんですよー。
少し前だと『転々』とか『100万円と苦虫女』とか『たみおのしあわせ』とか、
ああいう感じの映画が好きです。
ヌルイ感じの(笑