オレは、音楽を聴く時に、
「音楽を聴いてはいても歌を聴いていない」タイプだ。
なんちうか、歌い手さんが歌ってる声も、
ギターやベースなどの音と同じく
「楽器」として捉えてしまうというか、なんちうか。
歌い手さんは歌詞を歌っているのだけれど、
その歌詞のひとつひとつが、ギターのギュンギュン言う音や
ベースのブンブン言う音と同じように聴こえてしまう。
わかるだろうか、この感覚。
だから、正直、歌詞はなんでもいい。
よく、「あの歌の歌詞がいい!!」とか聞くのだけれども、
極端な話、オレからすると「♪ニャニャニャニャ~」で歌っていても
さほど変わりはなかったりするのだ。
なんちうか、一枚、
耳の中にフィルターがかかっていて、
そのフィルターは言葉のカタマリを分解して
ひとつひとつの音にしてしまっている、という感覚。
わかるだろうか。
だからオレは、歌詞をなかなか覚えられなかったりするし、
歌詞に重きを置くことが多いバラードはあまり聴くことがないのですけど。
でも、たま~に。
極、たま~に、耳のフィルターをブチ破って
言葉のカタマリとして歌詞が頭の中に入ってきたり、
耳のフィルターをかきわけかきわけ、ジワジワと浸食するように
頭の中に入り込んでくる歌詞に出会う時も、
極マレにだけれど、あったりするのです。
例えば先日、『歌うたいのバラッド』を聴いたのです。
斉藤和義さんの曲。
なんとなーく、「聴いてみようかな」という気になって聴いてみたのですが。
キマシタね。
この「歌うたいのバラッド」という曲は、キマシタね。
なんちうの?
なんか、二度、三度と繰り返して聴いてるうちに、いつの間にか。
ホント、いつの間にか、ですよ。
ブワー、と。
気が付いたら、いつの間にかブワワー、と。
鼻汁が。
もう、ぐすんぐすんですわ!!
や、ぐすんぐすんっちうか、スビズバですわ!!
「あらヤダ。
いつの間にかにオレ、泣き鼻汁流してる」みてぇな!!
うおおおおおっ!!
スゲェぜ!!
「アイスマン」とさえ言われるこのオレに泣き鼻汁流させるたぁ、斉藤さん!!
あんた、スゲェぜ!!
あ、
や、
もちろん、涙も出てんですけどね。
涙前提での泣き鼻汁ですから。
しかし、この「歌うたいのバラッド」という歌の歌詞は、
なんか、めちゃくちゃにジーンとキマスワ。
この、「音楽を聴いても歌を聴かない」、
アイスマンなオレでさえもジーンとキマシタワ。
なんちうかもう、オレ、
斉藤和義さんと同じ「サイトウ」って姓でヨカッタってさえ思ってますもん。
まぁ、オレは斉藤和義さんとは違って
「ミディアムなサイトウ」なんですけどね(←「斎藤」)
まぁ、それはソレとしまして。
突然ですがここで、
過去、オレに泣き鼻汁流させた歌をご紹介。
ゲルタガ選ブ泣キ鼻汁歌~、ベェストファイブゥ~(←Mステ3時間スペシャル風)
5.『ヴァージニティ』 REBECCA
「♪誰にも染まらずに 自由に飛んでゆけよ
雪は君の前に 痛みを隠して降り続くよ」
なんか、この歌の歌詞は情景が鮮明に頭の中に浮かんで、
そんで、なんかセツナクなります。
4.『ありったけのコイン』 The Street Sliders
「♪今夜オマエに 何を買ってやろう
今夜オマエに 何を見せてやろう」
わずかな金しかないけど、精一杯、
恋人を幸せにしてやりたいというキモチにググッ、と。
3.『木綿のハンカチーフ』 太田 裕美
「♪あなた 最後のわがまま 贈り物をねだるわ
ねえ 涙拭く木綿の ハンカチーフください」
別れの歌なのに、明るい曲調が逆に悲しい。
しかも、最後のお願いが木綿のハンカチて!!
なんてイイ娘さんなんだ、この娘さんは!!
ソレに引き換え都会に行ったこの男!!
この男ぉっ!!
2.『君のため』 THE BLUE HEARTS
「♪好きです 誰よりも 何よりも
大好きです ごめんなさい
神様よりも 好きです」
愚直すぎ。
あまりにも愚直すぎて、泣ける。
1.『時代おくれ』 河島 英五
「♪ねたまぬように あせらぬように
飾った世界に流されず
好きな誰かを 思い続ける
時代遅れの 男になりたい」
男ってそうだろ!!
男ってそういうもんだろー!!
「草食系」とか言われてヘラヘラしてんじゃねぇぞボケェッ!!
・・・・・・
まぁ、そんな感じで、
『ゲルタガ選ブ泣キ鼻汁歌ベストファイブ』を挙げてみたワケですが。
しかし、なんだ。
最近オレ、以前にも増して涙もろくなった気がします。
やっぱコレはアレかな?
「歳とると涙もろくなる」ってアレなのかな?
やー、もー、
オレもなんだかんだ言っても、白髪とか出る年齢ですからね。
白髪とかガンガンに混じってきたりしてますからね。
鼻毛に。
コメント
ぎゅいぃーんとかぎゃーんとか音のインプレッションで好きか嫌いか決まる!な感じです。
だからカラオケで歌って初めて歌詞を知るという(笑
歌詞がいい、という理由で歌を好きになることはほとんどないですねー。
メロディは覚えても歌詞はあまり覚えないので
歌ってみて初めてこんな内容かー!
…と感動したり興ざめしたり(特に洋楽
しかも今日はMTVで斉藤和義特集見てました。
´w` 奇遇ですな~。
歌詞も曲の一部ですもんね。俺みたいな音ゲーマーだと尚更感じます。
それを理解してくれる人がなかなかいなくて、すごく少数派なのかと思いました。
でも結構同士はいるようで♪
なんとなく耳に残る歌って、声が心地よかったり歌唱力がある場合ですね。
基本的にJ-POPは聞かないんですが・・・。
でもなぜか最近superflyが気になってます。久しぶりに歌詞が気になりました。
田舎と女を捨てた男めー!!って感じが…
歌詞を覚えられない、というところで
ゲルタさんがのど自慢で歌詞を忘れた時を思い出しました(笑)
音をこえて聴こえてくる言葉、
いいっすね~
ゲルタさんのセレクトも珠玉ばかりではないですか。
僕は最近だとミスチルの冷えた夫婦関係の歌があるんですけど、
それ聴いていて運転にならないくらい泣いてしまいました。
なんでこういう歌詞が書けるのか?桜井さんの心象を覗きたくなりました。
すんませんなんか重かったかも~。
ありったけのコインかき集めてどっかいきたくなりました。
すいません、リンクさせていただきました!!
ですよね!!
この感覚、べるの様はそうですよね!!
ホント、カラオケで「あ~、こういう歌詞なんだ」ってなります(笑
歌詞がいいから、って理由で歌を好きになるのは
やっぱほとんど無いですわー。
●ひなた様。
おおお、ひなた様も!!
ですよねー。
人の声は楽器!!まさしく!!
しかし、斉藤和義さんはかなりキマシタわー。
あの風貌だから余計に!!
オレもパーマあてたくなりました。
●堂木霞二様。
わはははは!!
元祖鼻毛白髪男!!
元祖!!(笑
ですよねー、歌詞も曲の一部!!
そのメロディに適した音が50音から当てはまってるのですよねー。
●JUN様。
おお、JUN様も!!
ホント、同士は結構いらっしゃいますね!!
superflyは、なんかスゲーっすよねー。
歌詞は知らないけれど、
彼女の声を聴きたい、というくらいに気持ちのいい歌唱力ですね。
そこに惹きつけられると、歌詞が入ってくるのかもですよね。
●くみこ様。
ですよね!!ですよね!!
「木綿のハンカチーフ」は泣けますよね!!
あの男、ムカッ腹たってしょうがないですよ、もう!!
そういや、のど自慢予選で「ニャニャニャ」で歌いましたわー(笑
今年は歌を変えて出場しようかと画策中です!!
●たまへい様。
たまへい様ならきっと、
オレが言ってるへんちくりんなことも解ってくださると思ってました!!
「ありったけのコイン」とか、曲が無くても鳥肌たちます。
しかしそこに、ハリーの声とスライダースの曲があるから
ソレが倍増していきますわー。
おお、ミスチルにもそのような曲が!!
ミスチル、あまりの人気に食わず嫌いしてた感があるのですが、
やっぱ、スゴイバンド、スゴイ人ってのはスゴイ曲を
作るのですよねー。
●はる様。
ありがとうございます!!
こんなアホっぽい日記ですが、
80パーくらいの頻度で下品なことばっかし書くと思われますが、
これからもどうぞよろしくお願いします!!