パソコンが壊れると何もできなくなる自分を発見。
 
 
 
 
 
おかしいなぁ。
オレライフにおいて、パソコンって
そんなに大きな存在ではなかったつもりでいたのだけれど。

しかし実際は、
「うおおお、パソコン壊れた~!!どうすればいいんすか~!!」
なんてオロオロしてしまったという。

まぁ、結局、パソコンに詳しい友人に見てもらったら
なおったみたいですけど。

壊れた原因はわかりません。
友人がいちおう壊れた原因をオレに教えてくれたのだけれど、
何を言っているのかさっぱり解らなかったので原因はわかりません。

再び壊れる日も近し、と思うのだが、どうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まぁ、それはソレとして。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もういくつ寝ると、お正月である。

さきほどウチの父親が、
「いやー、“もういくつ寝るとお正月”って、巧いこと言うよな~」と、
なにやら意味がわかんないことを突然言いはじめて、
おそらく父親にしかわからないポイントに、
「巧いなぁ、巧いなぁ」としきりに感心していたのだが、
まぁ、そんな父親はほっとくとして、
もういくつ寝ると、お正月である。
 
 
  
お正月には凧あげて。
独楽を回してあそびましょなのである。
 
 
 
なのである、が。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
凧。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最近、凧上げをしているチビッコの姿をあまり見ない気がする。

凧上げをしているチビッコは絶滅してはいないと思うのだが、
しかし、正月凧上げチビッコ人口は確実に減っている気がする。

もちろん、ソコには「近所に凧を上げる場所が無い」など
そのような原因がいくつもあるのが事実なのだと思うのだが、
昔、正月には決まって、
雪の積もったウチの裏の田んぼで凧を上げていた人間としては、
少々悲しくなるのもまた、事実なのである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
  
昔の話である。

昔ママがまだ若くて、小さなアタシを抱いてた、
月が、もっと遠くにあった頃の話である。

嘘である。

たぶん、小学校4年か5年生くらいの時のことである。
 
 
  
オレは正月には凧を上げていた。

その時分、「ゲイラカイト」なるものがチビッコたちの間で人気があって、
正月の空には凧と、ゲイラカイトがポツポツと上がっていた。

オレは凧派であった。

ゲイラカイトも持っていたのだけれど、近所の公民館で行われた
「お正月のおもちゃを自分で作ってみよう!!」みたいなイベントに参加して、
凧の作り方を覚えてからというもの、オレは凧派であった。
 
で、実際、自分で作っていたのだが、作り方は意外と簡単である。

簡単に言えば、竹ひごを縦横斜めに、
ちょうどテリーマンのおでこのマークみたいに組み合わせて、
あとは障子紙を貼る、糸を張る、
もちろん、それなりの精度は必要になるのだけれど、
定規の目盛さえ読むことができればそんなに難しい作業ではないから
小学生にも楽に作れるモノなのだが、
ここでひとつ、問題があった。
 
 
 
小学生の凧作りにおける問題。

ソレは、柄、である。

凧の絵柄。
 
 
 
凧の絵柄というとよく、お相撲さんの番付表みたいな字で「龍」とか、
あと、なんか、ほっぺたが赤い、目つきのキツイ、
「くわぁっ」とした顔の武人みたいな絵柄を想像するものだが、
小学生には、そんなモノは描けやしない。

まわりの子たちは好きな漫画やアニメの絵、
未来の世界のネコ型ロボットとか、そういう絵を描いていたものだが、
オレの好きなマンガは『北斗の拳』であり、
当然、原哲夫氏のような画力はあるはずがないから、
「どうしたものか」と、オレは困っていたのである。
 
 
 
結局オレはいつも、真っ白の、なんの絵柄も無い凧を上げていた。

その年もオレは、お小遣いで竹ひごを買い、それを組み立てて凧を作ったのだが、
さて、ソレをいざ上あげにいこうかとすると、そこに父親がやってきた。

父親は、「真っ白か?」という。

オレが「うん」とか、そんな返事をすると父親は、
「真っ白じゃなんだから、俺が何か描いてやろう」と言った。

オレは、子供にありがちな
「お父さんはなんでもできる」という、ほぼ盲目的な、
しかし、絶対的な信頼感で父親にまかせたのだが、
そしたら父親は、姉の習字(書道)セットを持ってきて、
墨汁の染みたその習字セットの太い筆を、
すでに完成しているオレの凧につき立てた。

どうやら父親は、
オレの凧に文字を書くつもりのようだった。
 
 
 
 
 
 
 
まず、横に短めに一本の線を引く。

次に、その線に交差して、上から斜め下に向かって一本。
 
そして、その内側に入れるように、2本の横線。

そして最後に、先に書いた文字の下に、2本の線を引き、
父親はオレに向かって「出来たぞ」と言った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

   た
 
   こ
      」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレが作った凧には、「たこ」と書いてあった。

オレが作った凧に親父は、「たこ」とひらがなで書きやがった。

蛇足である。

んなもん、チョー蛇足である。
 
しかもその字は、いくら習字セットの太い筆を使ったとはいえ、
凧全体に大きく書いたもんだからバランスが悪くてひょろっひょろに見えて、
とてつもないカッコ悪さなのである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「字が乾いたら、凧上げ行くか?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
誰が行くかぁっ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ソレ以来、オレは凧を上げていない。
 
 
 
 
ソレは、
昔ママがまだ若くて、小さなアタシを抱いてた、
月がもっと遠くにあった頃の話である。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

コメント

あき
2009年12月28日14:30

凧にたこと名付けるのはなかなか出来るもんじゃないですよね。
犬にいぬと名付けて飼うようなもんです。
思わず吹き出しちゃいましたw

俺はスパロボとかでデフォルトのロボットの名前にすりゃいいのに、一応自分なりの愛着が湧くような名前を考えて、でも恥ずかしくてそのままデフォルトの名前にします。

主人公の名前も自分の名前にするか、新しい創作した名前にするかでひとしきり悩んで、また結局デフォルトの名前にします。

なんでしょねコレw

サツキ
2009年12月28日17:59

たこ…たこって…たこ…wwwテリー…w
やべぇ、呼吸困難になってきた…苦し…
わたしも子供の頃、父が手作りの凧を作ってくれました。
でもただふつうの絵の具を塗っただけなのでちょっとつまんなかったです
物心ついた頃からセイラさんが超好きだったんで描いて欲しかったんですがw

あき様、横レス失礼します
>>犬にいぬと名付けて飼うようなもんです。
これも笑いすぎて苦しいですwww
「ネコちゃん」とは言うけど「いぬちゃん」とは言いませんのでなおさらw

ゲルタ
2009年12月28日22:00

●あき様。
 ギャハハハハ、犬に「いぬ」!!

 や、スパロボの名前、すっごいわかりますよ!!
 オレもゲシュペンストの名前、いろいろ考えましたもの。
 でもやっぱりゲシュペンストでいいかなぁ、と(笑
 しかし主人公は自分の名前つけました。
 クスハとかに名前呼ばれるのがうれしくて(笑
 
 
 
●satsuki22様。
 おおお、セイラさん好きなのですね!!
 なんか、セイラさん凧ってのも趣がありますよね(笑
 手作りの凧って、なんかいいですよね。
 お父様が作ってくれただなんて、お父様、カッケーです!!
 ウチの父は「たこ」ですから!!

 確かに、「いぬちゃん」って言わないですよね(笑
 

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