この時期には珍しく、窓の外には青い空。
ソレは山をも越えて、どこまでも広がっている。
「ボード行きてぇ」
そんな空を眺めてたら、オレ、テンション上がっちゃってですね、
山に滑りに行ってまいりました。
や、ホントならオレ、現在、風邪っぴきなもんですから、
家でおとなしくしてなきゃいけないのですが、
もう、青い空のおかげでテンション上がっちゃって上がっちゃって、
山に滑りに行ってまいりました。
で、行ってきたワケですが。
そしたらもう、スゴイんですよ。景色が。
視線を上に向ければ空が真っ青で、
それとは対照的に地面は真っ白で。
ソレはあまりにも美しい景色で。
もうオレ、テンション最高潮に達してしまいまして。
「イェェェアッ!!」的な感じになってしまいまして。
グリングリン回ったりとか、
技を繰り出しながら滑ってたワケですが。
そしたらそこに、キッカーがあったワケですよ。
キッカーっちうのは、スノーボードのジャンプ台のことなのですが、
そのスキー場に、大きめのキッカーが設置されていたのですね。
ワタクシ過去に、キッカーで大ジャンプをして、
その着地の際、あまりの衝撃のデカさに、
背骨を折るという大怪我をしたことがありまして、
ソレ以来、「キッカーには二度と入らない」と決めていたのですがね。
なんかねー。
オレ、ほら、テンションMAX状態ですから。
「行ってやるぜ!!」なんつって。
一緒に行ったヤツに、
「ゲルタさん、結構デカいキッカーすよ?恐くないすか?」なんて言われても、
「地震と雷と火事と虫とヤクザとオバケと、
あと、死んだ魚の目以外、オレに恐いモノなんて無ぇ!!」
そんなん言って。
一緒に行ったヤツに
「あ、結構恐いの多いすね」なんて言われたりして。
で、そのデカめのキッカーにチャレンジすることにしたのですが。
キッカーのだいぶ上の方から滑り始めて。
エッジを使ってスピード殺すことなく加速して。
スピードがのったところでキッカーに向かって垂直に進入、
そして思い切りキッカーを蹴って、ジャンプ。
跳んだ!!
回った!!
ボードを掴んで技を決めた!!
そして着地成功!!
イェェェェェェェアッ!!
もう、キレイに決まったワケですよ。
たくさんのボーダーやスキーヤーが見守る中、キレイに決まったワケですよ。
で、何回も言いますけど、もうオレ、テンション上がりすぎですから。
両手を天にね。
握りしめた拳を天に突き上げたワケですよ。
「イェェェェアッ!!」ってな感じで。
その途端。
逆エッジ。
【 解説「逆エッジ」とは 】
・スノーボードで、カービングしているエッジと逆側のエッジが
何らかの原因で雪面に引っかかり、バンクしている方向と逆方向に
躰が強制的に振られること。
大抵、転倒を伴う。
後ろ(もしくは前)から何かにぶつけられた様な衝撃が頭にかかるため、
転倒のダメージはともかく、しばらく立ち上がれない事もある。
【「逆エッジ」映像 】
http://www.fooooo.com/watch.php?id=bGr583R8j1Q
逆エッジをやってしまったオレ、頭を強打。
頭を激しく強打。
そして軽い脳震盪をおこし、おう吐。
たくさんのボーダーやスキーヤーが見守るなか、おう吐。
・・・・・・
もうね、あれだけ上がりきってたテンションもすとーんと落っこちて、
逃げて帰ってきたという。
そして現在、
テンションの代わりに今度は熱が上がっております。
コメント
まあ…テンションMAXの時は何も考えられないですよね。仕方ないです。
テンションMAXなんですから。
でも、テンションMAXを責めずにいてあげてください。
テンションMAXはゲルタさんを新たな境地へ導こうとしただけなんです。
テンションMAX…略してテンマです。
テンションMAXが転じてテンパーMAXになった事は、
「ゆっくりとお休みなさい」と天が仰っているに違いありません。
テンションだけに。
ゆっくり寝たら、こたつで乾燥イモとかミカンでも食べて
まったりしてください^-^
ランディングでまともにコケるより、逆エッジの方が衝撃強いですよね。笑
うははははは!!
テンマ!!
一瞬ドキッとしてしまう言葉ですね、テンマ!!
テンマの時はもう、ホント、何も考えられないですねー。
しかも、自分がなんでも出来そうな気になって、ソレを疑わないという。
大抵の場合、出来ないことが多いんですけど(笑
あ、乾燥イモ、いいですね!!
アレ、なんか知らないけど美味いですよね、ただの干からびたイモなのに!!
●JUN様。
記憶はダイジョブでした、幸い!!
しかし逆エッジの瞬間って、一瞬何が起きたかわからないですね。
「あ!!」と思った瞬間、雪の上に転がっているという。
アレはフツーにコケるよりむちゃくちゃダメージがデカイですねー。
「あ、転ぶ!!」と防御の姿勢をとることが出来ないですもんねー。
コワイです、逆エッジ。