昨日から今日にかけて、出張に行っておりました。
ちうかね、ホントは昨日のウチに帰ってきてるハズだったのさ。
昨日の今頃はもう、我が家でぬくぬく過ごしてるハズだったのさ。
しかし、あまりの豪雪に交通機関がマヒ、
結局、帰りは今日になってしまったという。
や、なんかですね、
ウチの会社では少し前から、社員を管理するシステムが導入されたのですわ。
これは本社が開発したヤツでして、
そのシステムによって、給与だのなんだの、
社員に関するいろんなことを管理、本社に報告できてしまうという。
まぁ、本社にとっちゃ便利なのかもしれないけれど、
でも、実際、「これからはコレを使いなさい」と言われた
末端に位置する現場にとっては、ヒジョーにメンドクサイ話なのです。
なもんで、現場を指導する立場の職場に勤務するオレが、
講習会の講師として、出張に行ってきたワケなのですが。
その場所がまた、ものすごい場所でして。
同じ県内にありながら、電車を2回乗り換えて、
そこからバスに乗って移動するというような場所なのです。
もう、コンビニどころか信号も数えるくらいしか無いようなものすごい田舎。
雪に埋もれた過疎の村。
そんな場所でもですね、
お客様と直接触れ合う現場はあって、
霞が関にある本社は、そんな過疎の村の現場にも
都会と同じような仕事を求めるワケで。
でも、そういう過疎の村にある現場の局長ってのはだいたい、
あと何年かしたら定年で引退されてしまうような方ばっかなのですね。
いきなりシステム出されて「これを覚えて使え」って言われても、
すんなりと覚えるのも難しい。
だからオレが、講師として。
いちおう頑張って教えたワケですが、最終的には
「わからなくなったらいつでも私に電話してください!!」なんつって
講習会を終えたワケですが。
で、講習会が終わって、一日に数本しかないバスに乗って駅に向かい、
電車に乗って帰ろうと思ったら、大雪で電車が止まってしまっていたという。
どうすんの!?
オレ、どうすんの!?
結局、さっきまで講習会で一緒だった地元の局長に
急きょ、地元の民宿を紹介してもらって一泊してきたワケですが。
もうね、まわりは雪ばっかでね。
その土地はだいたい、
「落ち武者狩りから逃れた平家の落ち武者が、隠れて山の中に村を作った」
という、まるで『八ツ墓村』みたいな云われのある土地なもんで、
あたりにはもう、何も無くて。
「ここらへんの人たちって、買物とかどうしてんの!?」って思えるような
土地でして。
オレはもう、
「あー、ここで今、殺人事件とかが起きたら、
ヨソモノのオレが第一容疑者だな」
そんなん思いながら一泊してきたワケですが。
まぁ、そんな感じで出張から帰ってきたワケなのですが。
やー、疲れましたわ。
ホントに疲れた。
疲れたついでに言えば、帰りの電車の中で。
オレの隣に、どうしてここにいるのかが解らないとさえ思える、
なんだかカッコイイ外国人の方がいらっしゃいまして。
その外国人の方、どうやら、福島駅でその電車を降りたいらしいのです。
どうしてソレがわかるのかと言えば、その方、
電車が駅に停まるたびにオレの肩をたたいて、
「Fukusima?」って訊ねてくんの。
オレはもう、疲れてて寝る気まんまんだったのに、
駅に停まるたびに
「Fukusima?」
停まるたびに
「Fukusima?」
停まるたびに
「Fukusima?」
うるせぇよ!!
オレは寝てぇんだ、空気読め空気!!
そう言ってやりたかったのですが、
まさかそんな語学力がオレにあるワケもなく、
オレはただひたすら、「NO!!」と答え続けたという。
もう、この外国人のおかげで全然寝れんかったという。
まぁ、最終的にオレは、福島駅の一個手前の駅で降りることになっていたので、
電車を降りる際、その外国人の方に、
「Fukusimaは、NEXT!!」
そう言って電車を降りてきたのですが。
伝わったかどうか、今頃になって心配になったりしております。
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