空気 ヲ 読メナイ 男。
2010年6月29日 日常 コメント (2)毎朝の通勤途中に、
高校時代にバイトをしていたラーメン屋の前を通ります。
このラーメン屋、見通しの悪い、細い交差点の角に建っているのですが、
その交差点ってのが、ワリと事故が多い交差点で、
高校時代から今現在まで、オレはこの交差点での事故を
何回も目撃していたりするのです。
で、今朝の通勤時。
またもやこの交差点で、事故。
どうやら今朝の事故は3台の車が絡んだ事故のようで、
1台のワゴンRは前の方がグシャグシャ。
もう1台の軽自動車は運転席側のドアが潰れて、
もう1台の普通乗用車はガードレールに突っ込んだ状態。
オレが事故渋滞にハマりつつその現場に差し掛かった時は
まだ警察も救急車も到着していない様子で、
おそらく、事故に遭った当人たちであろう、
その場に座り込んでる女性や、しきりに電話をかけてる男性いて、
そして、その周りを10人ほどの野次馬が取り囲んでいる状態でした。
で、オレは、ガラス片やプラスチック片の散乱している道路を
渋滞に巻き込まれながらゆーっくりと、ちょびちょびと進んでいたのですが。
そしたら。
「あれ?ゲルタ君じゃない?」
バイト時代にお世話になった、ラーメン屋の店長。
野次馬の中に紛れていたラーメン屋の店長が、
渋滞に巻き込まれているオレに向かってデカイ声で話しかけてきたのです。
「やっぱりゲルタ君だよね?
何?今はスーツとか着てんの?」
ええ、まぁ・・・
「何、元気だったー?」
ええ、まぁ・・・
そんな会話をしてると、野次馬は次第に増えてきました。
しかし、増える野次馬のことなど店長はお構いなく。
野次馬の視線がこちらに注がれることなど店長はお構いなく。
「何、今、ジープに乗ってんの!!
昔はミニ・クーパーだったよね?
あのミニはどうしたの?
え?事故ったの?
何?廃車?(←事故った人たちの前で)
事故はホントに気をつけなきゃダメだって(←事故った人たちの前で)
で、今度はジープ買ったんだ。
まー、だったら大丈夫かね。
ジープだったら大丈夫かね。
ジープだったらぶつけても潰れないでしょ(←潰れた車の前で)
あはは!!(←事故った人たちの前で)」
「あはは」じゃねぇーっ!!
ヘイ、店長!!
空気読もうぜ空気!!
空気&デリカシー、プリーズ!!
もう、その時のオレ、
「頼む、早く動いてくれないか、渋滞!!」
そんな気持ちでいっぱいだったという。
コメント
いやー、最も不謹慎なのはなんつっても店長ですわー。
いい人なのですけど。
久しぶりに会って盛り上がっちゃうのもわかるのですけど。
おいおい、ここは事故現場だぜ、と(笑