・こんばんは、ゲルタです。
まずハジメに、お見舞いのお言葉や励ましのお言葉をくださったみなさま、
本当にありがとうございます。
幸いなことに、って言っていいのかわかりませんが、
オレの住む所は内陸で、津波の被害がなかったおかげで、
生活はだんだんと元通りに戻りつつあります。
まぁ、相変わらず揺れまくりですけどね。
揺れまくりで恐ろしいですけどね。
けど、そんな中、ワタクシは元気にしております。
ご心配くださったみなさま、ホントにありがとうございます!!
・先週の数日間、仕事で津波の被害にあった地域に行ってきました。
津波の被害にあった地域のウチの会社の支店は、ほぼ壊滅しました。
業務中に津波に遭ってお亡くなりになった社員も数名いらっしゃって、
未だ行方不明の社員も数名いらっしゃいます。
そんな中、その地域の支店の社員のみなさんは避難所で営業したりしてて、
自分だって被災者なのに、家が無くなっちゃったのに仕事してたりしてて、
よーし、だったらオレが手伝ってやるぜー、っつって
被災した社員をバックアップするため、
会社の震災対策室のメンバーとして被災地に行ってきました。
で、行ってきたワケですが。
行って、津波の被害にあった地域をこの目で見てきたのですが。
「恐怖」、この言葉以外の何者でもありませんでした。
その被害の状況は、テレビで見てある程度わかっていたつもりでしたけど、
実際にこの目で見ると、テレビが映す映像なんてのはほんの一部分。
しょせん、カメラの枠から抜け出せない狭い世界。
まったく、瓦礫しかない。
そして、風の音しかしない。
そこに「生活が無い」ということがこれほど恐怖に感じるとは
思いもしませんでした。
・みなさんもご存知のとおり、福島は今、非常に困難な状況に置かれています。
日本中、そして世界からたくさんの支援をいただいておりますけど、
それでも、苦しい状況におかれています。
連日の報道からか、外で遊ぶ子供はいなくなりました。
福島のたくさんの食品は、放射能のヤロウのせいで、
汚染されてない食品まで値崩れしてしまいました。
お米も作れなくなりました。
魚もとれなくなりました。
どこの市かは言いませんが、
市が津波で生じた瓦礫を受け入れようとしたところ、
市民から抗議が殺到した、なんて報道がありました。
県外から来てた医者が逃げ帰ってしまったために、
患者が治療を受けられなくなった、そんな地域があります。
放射能で家に帰れなくなった人たちが県外の宿屋に宿をとろうとすると、
あからさまに拒否された、なんて話はしょっちゅうあります。
家を失った方が県外の美容院に行ったところ髪を洗うのさえ拒否された、
そんな話もよく聞きます。
まるで、福島そのものが汚染物質的な扱いです。
まぁ、福島に対して人がどういう思いを持とうが
それはそれでその人次第だとは思いますし、
たくさんの方々が福島を応援してくださってるという事は
身の震えるほどの事実なのですが、
ただ、そんな話が往々にしてある以上、
「頑張れ、日本」なんて言葉はウソ臭く思えてしまったりするのです。
・すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、
「猪苗代湖ズ」、というバンドがあります。
メンバーは、
サンボマスターの山口隆さん、THE BACK HORNの松田晋二さん、
TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美さん、クリエイターの箭内道彦さん。
すべて、福島県出身の方々。
県内では、この猪苗代湖ズの
「I love you & I need you ふくしま」という曲が毎日毎日テレビで、
それはそれは「ポポポポ~ン!!」のあのCMくらいの頻度で流れます。
内容はといえば、やたらと「福島」をたくさん言っているので
福島県民としてはなんだか気恥しくなってしまうのですが、
オレが福島県民だからか、なんだか泣けてしまいます。
この曲はもともとあった曲を、
福島を応援するチャリティーソングとして発表した曲なワケですが、
ソレは単に、福島を応援するだけのモノでもないように感じます。
なんちうか、福島福島ばっかりの歌ではありますけど、ただそれだけでなく、
すべての被災した方々、今回の地震関係だけでなくすべての頑張ってる方々、
そんな方々の県であり街であり、
そして、誰にでもある想い出の場所を大事に思わせる、
そんなチカラがこの曲にはあると思うのです。
http://www.youtube.com/watch?v=3CQJuAN2BEY
みなさんがどうお感じになられるかはわかりませんが、
ご存知でなかった方は、ゼヒ。
コメント
福島原発の問題はモチロン安全だと言って推し進めた中毒になった技術者が大事な要因なのですが、国や自民党までも間接的な核抑止力として国防にゼッタイ必要なんだ、という理屈で凝り固まって押し切られ、お金が欲しい地方自治体の長が莫大な補助金、公共事業などの経済に目がくらんで受け入れてしまった経緯があります。大事な情報を隠してしまったのはマスコミですが、地方自治体の長も、そんなにお金をもらえるということがどういうことを意味するのか、それをもう少し考え、甘えないで自立する道を探って努力しなければならなかった、という側面が多分にあります。
多くの方が『なんで、オレたち福島だけ・・・。』という思いをお持ちかと思いますが、
我々の政治の失敗なんだ、ということを強く認識してください。未来の世代のためにも。
福島の若者はその使命を与えられています。今後の国作りに活かせるかどうか、それは
我々みんなの肩にかかっています。
ずっと、どうでもいい、めんどくせぇと思っていた政治が、仕事とプライベートにまで侵食してくる。こういうときのために政治っていうのは普段から参加して勝ち取っていかなきゃならないんです。
背負ってください。この状況を経験した福島県の人たちの力が今後必要になってきます。
同じ日本人として情け無い気持ちです。
原発が早く良い方向が見えてくればいいですのにね。
私は福島産の食べ物を買おうと思いますよ。食べようと思いますよ。
こういう人間もたくさんいてるってこと信じてくださいね。
私は被災地に赴いて何かを出来るってほどの人間ではないので、お祈りしたり、募金をしたりしかできませんが、応援しています。
毎日、お心に少しでも平安がありますようにとお祈りしています。
ゲルタさん、ご無事で本当に良かったです!
こちら栃木も毎日のように揺れていますが、そちらはもっとですね。
そして、栃木の野菜や果物も値崩れがひどいというのに、
福島はいかばかりかと・・・。
母の実家や友人宅も福島にありますけど、やはり同じことを聞きました。
大切な人がそこにいればみんな親身になるけれど、
だーれも福島に知り合いなんかいないと、他人事に思ってしまう人もいるんでしょうね。
天災は仕方のないことだけれど、こういう人災は腹立たしい!
大好きだったいわきの海や、湖、水族館、懐かしくて仕方ないです。
大好きな福島、負けないでほしいです。
まずはゲルタさんの無事に感謝を。
様々な風評被害のニュースに憤りを感じます。
大変でしょうけど頑張って下さい、なんて言える気分ではないんですが
そうとしか言えないのもまた心苦しいです。
こちら(神奈川)も続く大きな地震に脅え、決して心穏やかとは言えないのですが
平常の生活に戻っているのも事実。
ホントに言葉が見付からないんですが…
この先もゲルタさんがご無事である事をお祈りしてます。
ただ、政府があれだけ20km圏内に入ることを強く禁止しているということは、公表していない危険な事実があるのは確かなのでしょう。
しかし・・・放射能はナニモノなんでしょうか・・・
見えない敵の憎い事と言ったら・・・!
わけもわからず退去させられた方々が飼っていたペットや家畜を置き去りにしてきたというのが本当に苦しくて苦しくて・・・
人が食べるものもろくにないのは認識していますが、野生の経験がない動物がつながれたまま・家に閉じ込められたまま餓えて息絶えているかと思うと涙が出てどうしうようもないんです。
まだ見つかっていない被害者の遺体の多くは立ち入り禁止地域にいると伺っています。
彼らも、本当に可哀相すぎます・・・・・
「可哀相」そんな言葉、本当に失礼かと思います。
でも「頑張ってください」も「応援してます」もなにもかもろくな言葉がない・・・
せめて、気持ちだけでも伝わればいいと思うのですが・・・
何を言っても他人事のように思われてしまうかもですが、長期的に応援したいと思っています。
先日福島へ、同級生仲間で父が被災地入りしました。
懐かしい故郷の変わり果てた姿に泣いた仲間がいました。
いつもは朗らかでおちゃらけた父も、今回ばかりはとても心苦しそうで・・・
私も旅行で行った大内宿の美しい姿を思い浮かべ、福島復興を強く願います。