今さらながら、本年の目標。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本年の目標そのイチ。

 
 
『危険なニオイのする男になる』
 
 
 
ワキのニオイとかじゃないですよ?
加齢臭でもありません。

危険なニオイですわ。
危険臭ですわ。
なんつーの?
「ちょっとミステリアスな雰囲気」的な。
 
オレ、そーゆーの全く無いですから。
危険なニオイとか全然しないですから。
羊ですわ。
動物に例えるなら羊ちゃんですわ。
羊の皮を被った羊ですわ。

だから本年は、一皮剥けて危険なニオイを出す!!
 
 
  
そのためには、アレですね。

初対面の女性に
「ドラクエ好きですか?」とか訊いちゃダメだよね。

あと、初対面でガンダムの話も、ダメ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本年の目標そのニ。
 
 
 
『赤パンを躊躇せずに履ける男になる』
 
 
 
赤パン。
赤いズボンね。

ちょっと勇気が要りますよね、赤パン。
とくに男だったら、赤いジーンズとか履くの、
ちょっと勇気が要りますよね。

や、オレ、こないだの横浜行きの時、赤パン履いていったのですよ。
赤のピッチピチ。

なんかさ、田舎の人間にとっちゃ、
横浜ってすごいオシャレなイメージがあるから、
オレも頑張ってオシャレしなきゃと思ったのですよ。

「うおおお、負けてらんねー!!」

で、赤パン。
赤パン in YOKOHAMA。

でも、なんか恥ずかしいんですよね。
なんつーか、すっごいマワリの目が気になんの。
「あー、オレ、
 オシャレなハマっ子にバカだと思われてんじゃないか」とか、
「ピーコにファッションチェックされたらどうしよう」とか、
「どこかでドン小西に見られてるんじゃないか?」とか、
とにかくマワリの目が気になる。
 
 
 
(だいじょぶだいじょぶ!!
 誰もオレのファッションなんて気にしてないから!!)
 
 
 
解っちゃいるんだけど、
赤パン履いてるせいで自意識過剰。
「赤パン、正解?それとも不正解?」
繰り返される自問自答。
 
 
 
で、オレ思ったんですけど、
普段、街で見かける赤パン履いたオシャレな人って、
あんまりそういうこと気にしてないんだろうなー、なんて。
彼らはただ、履きたいものを履いて着たいものを着てるだけで、
ベツに、マワリの目なんか気にしてないんじゃないかなー、なんて。

や、もちろんファッションなワケだから
マワリに見られるのが前提となるワケですが、
それこそ好きなものを着て、履いてるだけであって、
なんちうか、
「マワリにどう見られようが関係ない」
「自分は自分の好きなモノを堂々と着る」
そんなん思ってるんじゃないかなー、なんて。

そしてそこに個性が生まれ、オシャレさんが誕生する。
 
だから、赤パン履いて
「人の目が気になる」なんて言ってるウチは、まだまだだぞ、オレ!!
ってことで、今年は赤パン推しで。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本年の目標そのサン。
 
 
 
『地球にヤサシイ男になる』
 
 
 
昨日、古館さんの環境問題の番組観てすっごい考えさせられまして。
「ヤベェぞ地球!!ピンチだぞ地球!!」
本気でそう思いまして、もっと、エコを心がけよう、と。
 
や、今までもですね、
それなりにはやってたつもりだったんです。
自分なりに環境問題を考えて、できることから
それなりにやってたつもりだったんです。

例えば、マイバッグ。
例えば、マイ箸。
なるべくね、使うようにしてたんです。

でも、結構勇気が要るんですよね、こういうの。

まずマイバッグ。
コンビニのレジで、
「袋は要りません」って言う勇気がなかなか出ない。
そしてタイミングを逃し、結局はマイバッグ出しそびれ。
マイ箸にしても、そう。
現在、日本における割り箸の殆どを、
空に向かってガンガンに煙吐き出してる中国から
輸入してると知って、それからマイ箸を持つようになったんですが。
でも、なんつーか、自分のバッグから箸を取り出して
店の中で料理を食べるのって、なんだか勇気が要る。

でも、もうちょっと頑張ってみよう、と。
マワリの視線なんか気にしないで信念を貫こう、と。

自分が生きてることは、
地球環境に少しなりとも悪影響を与えるのは解ってても、
現実問題として、今の生活を変えるのはかなりキビシイ。
江戸時代の生活しろって言われてもできないですし。
だから、自分が悪影響を与えてるぶん、
環境のために少しでもできることはやるべきなんじゃないか、と。

だから、マイバッグ。
だから、マイ箸。
もうちょっと頑張ってみよう、と。

や、バッグと箸だけじゃなくて、
リサイクルできるものはガンガンにリサイクルして使って行こう、と。
繰り返し使えるモノは使ってしまえ、と。

繰り返し使えるもの・・・
例えば何だ?
コンドームとか?(←するな)
 
 
 
あ、だからってこれは、
皆さんに「環境考えよーぜー」
「バッグ持とーぜー、箸持とーぜー」と、
そういった類のモノではありません。
あくまでも、オレの目標ですので。
 
でも、そういうことを、
ベツにアピールしなくてもいいから、
黙々と実行できるようになった時、
それはソレでカッコイイんじゃないかなーなんて、
ふと、思ったのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イトなー。
イト、イイヤツなんだけどホント残念な女なんだよなー。
 
 
 
や、イトって、昔一緒に仕事してた女なんですが、
ほんとカワイイヤツなんですよ。
性格もいいし、顔だってそこそこカワイイ。
 
でも、残念。
どこか、残念。

なんちうか、
どこかヌケてるっていうか、
どこかマヌケっちうか、とにかく、残念。
 
 
 
や、本日ですね。
本日1月3日、イトから年賀状が届いたのですよ。
イト、ただいま入院中でして。
具合が悪くて長い事入院してまして。
でも、そんな中、
イトは入院してる病院から、オレに年賀状を送ってくれたんですよ。
病院の中のせいかPCで印刷されたモノじゃなく手書きでね。

もう、これだけでとってもイイヤツじゃないですか。
入院してんのに年賀状を送ってくれるなんて、
とってもカワイイヤツじゃないですか。

その年賀状の裏には手書きでビッチリといろんなことが書いてあって。
だんだん元気になってきただとか、
もうすぐ退院できそうだとか、
先日生まれた双子もちょっと大きくなっただとか、
そういうことがボールペンでビッチリ書いてあって。

もう、そんなイトからの、
文字ばっかりでなんの飾り気も無い年賀状を読んでるうち、
オレ、ちょっと、じんとこみ上げてくるものがありまして。
なんか、1/3の純情な感情がじんとこみ上げてきまして。
「よかったなー」なんて思って
ちょっと泣きそうになっちゃったりしましてね。
 
 
 
で、そのイトからの年賀状。
その年賀状にはいろんなことがビッチリ書いてあったワケですが、
その最後には、力強い文字で、
こんなことがチカラいっぱい書いてありました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『 平成21年 元旦 』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あーあー、ダブルで間違っちゃってるよ、この人。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

もう、台無し。
もう、オレの中でこみ上げてきた1/3の純情な感情、台無し。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イトなー。

イイヤツなんだけどなー。

どうしようもなく残念なんだよなー。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
友人マサが、
約180000円もするオメガの時計をポーンと、
現金でポンポーンと購入。

ソレを見た友人たちが騒ぐ。 

 
 
 
 
 
 
 
「うおおおお、スゲェ!!」
 
「180000も現金で払うなんて、スゲー勇気があるな!!」

「勇者だ!!オマエは勇者だ!!」
 
「ラスボス直前の勇者だ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
その後オレが、
セールで5000円になってた時計、セイコー5を購入。
財布からサッとカードを取り出し「カードで」と店員に告げると、
店員は
  
「お支払方法は1回でよろしいですか?」

そう、オレに訊ねてきた。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「いいえ、10回で」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
5000円を10回払い。

ソレを見た友人達は、ザワザワする。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
「5000円を10回払いって言うのも、勇気が要るよな」

「5000円を10回払いってのも、それはそれで勇者だよな」

「でも、勇者で言えばレベル2の勇者だな」

「装備はとりあえず、ぬののふくとこんぼうだな」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
新年、明けましておめでとうゴザイマス。
 
皆様方におかれましては、
今年もどうぞご健やかにお過ごしくだされますよう、
心からお祈りいたします。 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて。
ジツはワタクシ、今年で35歳になります。
 
ええ、35歳なんですよ。
奥さん、知ってました?
ワタクシ、35になるんですよ。

 
 
で、そのこと、
「今年で35歳になる」ということを言うと、
マワリに1人は必ず、こんなことを言うヤツがいますね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「えー、四捨五入したら40じゃないですかー!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アレってなんなんでしょうね。

や、35の人を四捨五入して40だけじゃなくてですね、
38の人を四捨五入して40でも、
25の人を四捨五入して30でも、
17の人を四捨五入して20でもいいんですけどね、
アナタは言われたことないですか?
アナタのマワリにはいませんか?
年齢を四捨五入しちゃうヤツ。

あと、自分で四捨五入しちゃうヤツもいますね。
「27歳だから、四捨五入すると30歳だよー」とか。

アレってなんなんでしょうね。
年齢を四捨五入、アレってなんなのでしょうね。 

教えてくれ、と。
年齢を四捨五入する意味を教えてくれ、と。
 
じゃ、アレか?
逆に言えばアレか?
例えば、34歳の人のことはこう言うのか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「34歳ですか?四捨五入したら30歳ですねー」
  
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そういうのはな、「サバ」と言うんだよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まぁ、それはソレとして。
 
 
 
 
 
元旦早々、
相変わらずグダグダな日記を書いておりますオレですが、
どうか、本年もよろしくお願いいたします。

そして、みなさまにとって、
本年がとってもよい1年になりますよう、
心からお祈り申し上げます!!
 
 
  
 
 
胸いっぱいの愛をコメテ。
                   ゲルタ。
                      
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「やっぱし紅白だなー」なんて、
大晦日の夜に部屋でひとり、思うワケです。
 
ソレも、演歌。
演歌ががとても、新鮮。

やっぱ、一年中ガンズとかメタリカとかそんなんばっか聴いてると、
なんちうか、一年の締めには
そういう曲を欲してしまうのかな、なんて。

演歌は日本のソウルミュージックですからね。
一年の締めくらい、演歌で心を震わせるのも悪くない、と。

そんなことをボーと考えながらひとり、部屋にいるのです。
 
 
 
 
 
さて、今年もあと数時間で終るワケですが、
みなさまにとって、今年はどんな年だったでしょう。
良い年でしたか?
あまり良くない年でしたか?

そういう自分はといえば、まぁ、微妙な感じで。

今年は生死に関わるような病気をしたから悪い年だったのだけれど、
でも、年末にこうしてこんなことを書いている、
こうしてまだ、ちゃんと生きているワケだから
良い年だったとも言えるのかな、なんて。

まぁ、微妙なとこですね。
 
自分にとっても、みなさまにとっても、
来年が良い年であれば、と、心から思っています。
 
 
 
 
 
 
さて、紅白。

やっぱ、楽しみは森進一です。
「北の蛍」。
この曲があれば、
「おふくろさん」を禁止されても大丈夫でしょう、森進一は。

あと、石川さゆりもいいですね。
「津軽海峡冬景色」。
 
 
 
 
 
おりしもこちらでは雪が降り、家から覗く景色は冬景色そのもの。
みなさまのところはいかがですか?

見上げる空には、
雲のすき間からいくつかの星が小さな光を弱々しく輝かせています。
みなさまのところからは見えますか?
 
 
 
 

来年もずっと、今日と同じ日々が続きますように。
来年もずっと、くだらないことで笑っていられますように。 
来年の今日もまた、こうして日記がかけますように。
そして、みなさまにとって来年がいい年でありますように。
 
 
 
 
  
それでは、また。
今年も1年、ありがとうございました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
横浜の帰り、秋葉原による。
 
 
 
 
 
秋葉原。

いったい何なのだ、この街は。
街にメイドさんがいても誰も気にしない。
それどころか、
ボウズ頭の男がメイドのカッコしてても誰も気にしない。

「なんで!?男がスカート履いてんじゃん!!」

オレは、心が騒いでたまらなかった。
さっきまで横浜の港の見える丘公園にいただけに、余計に。
港の見える丘公園にあった空気を色に例えるならば、透明。
でも、ここ、秋葉原に溜まった空気を例えるならば、灰色。
なんというか、大気中における二酸化炭素の占める割合が
異様に大きく感じる。
特に、緑豊かな田舎、うつくしまに育ったオレとしては、
ボーン・イン・ザ・FUKUSIMAなオレとしては
この街の空気を息苦しく感じる。
 
「秋葉原の街が無くなれば、
 環境問題も一気に解決に向かうんじゃないか?」

そんなことを思う。
 
 
 
 
 
正直、秋葉原という街には良い印象を持っていなかった。
いや、秋葉原の街というか、そこを土壌として育った文化に、
あまり良い印象を持ってなかった。
秋葉原が「アキバ」と呼ばれ、そこから世界に向けて
「ヲタク」という文化が発信されていることに、
嫌悪感さえ抱いていた。
「これは、日本の恥ではないのか?」と。

そもそも「ヲタク」というのはオレがまだ若かりし頃、
ラジオの深夜放送なんかで、アニメなんかに夢中になってた人が
その仲間を呼ぶ時に相手のことを「おたくは〜」なんて、
そんな風に呼んでいたのを
小バカにしていたことから始まったモノだったと思う。
「ヲタク」という言葉は、最初は相手を卑下する言葉だったワケだ。
そこから世界に向けて発信されるまでに至った「ヲタク文化」のもつ
パワーのようなモノは素晴らしいとは思うが、正直、
その言葉が生まれた瞬間をリアルに体験した人間には、
ソレがどんなに大きくなろうともどこか穿った考え方をしてしまう。

しかも、なんなんだ、この街における男率の高さは。
街を歩いてる人の8割は男じゃないか。

今すれ違った、リュックを片方の肩にかけた太っちょの吐いた息が、
もしかするとオレの肺に流れ込んだかもしれないと思ってオレは、
慌てて呼吸を止める。ソレは桃色吐息ではないから。
街をただ歩いてるだけで、冬だというのに汗をかいてきた。
この街は、なんて環境と健康に悪い街なんだろう。
 
 
 
 
 
途中、どういった流れからかは覚えていないが、
「メイドカフェに行ってみよう」ということになる。
「マジっすか!?」オレは思う。

メイドさん。

その存在が人気があるのは知っていた。
オレの前職はフィギュア屋の店長。
その当時、店ではメイドさんの「制服コレクション」的なフィギュアや
いわゆる美少女フィギュアのようなモノも扱っていて、
オレは、抵抗を感じていた。
オレは、自分が管理する店を映画関係のフィギュアや
デザイナーズフィギュアで埋め尽くしたかったのだけれど、
オーナーのどこで仕入れてきたか解らない情報で、
店には、そういったフィギュアのコーナーが設けられ、
オレは、そのコーナーを作りながら屈辱感を感じたことがある。

「ここは、そういう店にしたくねぇんだよ!!」

そう思いながらもオーナーの意向には逆らうことができず、
顔の役半分が目だったりするロリ顔で、でも、胸が妙にボインボインのスクール水着の女の子やブルマー履いた女の子のフィギュアを
店に並べた記憶がある。

「こんなの買うヤツいんのかよ!?」

でも、そういうフィギュアは売れた。
中でも、メイドさん関係のモノはよく売れた。
実際、映画関係のフィギュアよりそっちのフィギュアのほうが
人気があって、もっさい男たちが予約してまで買っては、
店頭でソレを見て、

「萌え〜」

そんなこと言っていた。
ソレを聞いてオレは、

「ウチの店ん中で萌えって言うな!!」

そう思っていたのだけれどお客にそんなことも言えず、
でも、気持ちが治まらないオレは、
通常「ありがとうございましたー」で済ませる挨拶を、

「あーりがとうございっしたぁっ!!」

若干、威嚇したりした。
 
 
 
 
 
で、街で配っていたチラシを頼りにして、
若干迷いながらもメイドカフェに行く。
店に向かう途中、手のひらが汗でベトつくのを感じた。
そして店の中に入ろうとした時、
それが更に酷くなってることを感じた。

そして、店に入る。
 
 
 
 
 
(準備はいいか?オレ。
 この扉を開ければ完全アウェーだぜ?
 オレのような人間にとっては、完全アウェーだぜ?
 いわば、日韓のサッカーで韓国側のスタンドで
 「♪にぃっぽーん、にぃっぽーん、にぃっぽーん
   オイ、オイオイオイオイッ!!!」
 そう歌っちゃうようなもんだ。
 そのくらいのアウェー感だ。
 でもオレ、決して相手に飲まれるな。
 飲まれたらそこで終わりだぜ?解ってるな、オレ!!)
 
 
 
 
 
そして、いざ、扉を開く。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「お帰りなさいませ、ご主人さまぁ〜」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
うわ、危ねぇ!!
「萌え」って言うところだった!!
オレ、危うく「萌え」って言うところだった!!

しっかりして!!
気を確かに!!
気をしっかり持つんだ、オレ!!

オレはゲルタだぜ!!
オレは、腐ってもゲルタだぜ!!
誰が腐ってんじゃコラァッ!!(←かなりの動揺)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ご主人様、お飲み物はいかがいたしますかぁ〜?」
  
狭い店の中には、フリッフリのミニを履いて
太腿を剥き出しにしたメイドさんが5、6人いた。
そのメイドさんたちが、オレたちをいちいち
「ご主人様」「お嬢様」と呼ぶ。

その中に、やたらとアニメのような声を出すMちゃんという子がいた。
なんてか、ものすごくカン高くてふにゃふにゃな声。
「え?キミのお父さん、イルカ?」みたいな。

その子が、オレに向かって言うのだ。
 
 
 
 
  
「ご主人しゃまぁ〜」
 
 
 
 
 
最初はその声にイラッとしていたのだけれど、
ソレを何回も聞いてるうちに、
 
 
 
  
  
「ご主人しゃま〜」
 
 
 
 
 
「ご主人しゃまぁ〜」
 
 
 
 
 
「ご主人しゃまぁ〜〜〜」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なんかちょっと、イイかも。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もしや、これが「萌え」というヤツか!!
これが「萌え」という感覚なのか!!

くぅぅ〜、恐るべし、メイドさん!!

すまん!!
オレは完全に腐りましたっ!!
はい、腐りましたわ!!
腐敗臭出してますわ!!
もう、ぐちゃぐちゃですわー!!

てか、ラヴ!!
Mちゃん大好きです!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その後、完全に腐ったオレは
追加料金500円を払ってMちゃんとゲームをした。
Mちゃんとゲームをして勝てば、
一緒に写真が撮れるというご褒美があるのだ。
勝負はMちゃんが最も得意だというゲーム。
 
「Mちゃんと勝負して、勝つ!!
 そしてMちゃんと写真を撮る!!」
 
オレは、奇跡的な勝負強さを発揮して、勝つ。

そしてオレは、Mちゃんと一緒に写真を撮ることになった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
「Mと一緒のポーズをしてくださいね、ご主人しゃま」
 
 
うん、ご主人しゃまは、Mちゃんと一緒のポーズしまーす。
 
 
「まず、手を丸めて、にゃんこのお手手みたいに丸めてくださいね」
 
 
はーい、にゃんこしまーす。
 
 
「そしたら、左手を顎のところに置いて、
 右手をおでこの横のところにおいてー」
 
 
左がアゴでー、右がオデコでー。
 
 
「そしたら、Mがせーのって言ったら、
 ご主人しゃまもMと一緒に、
 にゃーんてにゃんこみたいに首を傾けてくださいね」
 
 
はーい。にゃーんてやりまーす。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「じゃ、ご主人しゃま、行きましゅよ〜。はい、せーの」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
にゃ〜〜〜〜ん(←もう、元の世界には戻れなくなった瞬間)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

旅行。(横浜編)

2007年12月30日 日常
 
 
 
 
 
 
ハァイ。
 
中華街にあるお店で店員さんに、
「ここは武器の店です」 
そう言われたゲルタです。
 
 
  
いや、あるんですよ、中華街に。
中華街に、中国の刀とか西遊記のカッパの武器とか、
ああいう武器を扱ってる店があってですね、
そこの店員さんに、
 
「ここは武器の店です」
 
そう言われたんですわ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いやー。
オレ、店員さんに
「ここは武器の店」ってそう言われたの、
ドラクエ以外で初めてですよ、ええ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
思わず買っちゃいましたね、トンファー。
興奮して、思わず買っちゃいましたよ、トンファー。
店員さんに、
 
「人前で袋から出すと警察に捕まりますよ」
 
そんなこと言われましたよ。ええ。
「くれぐれも間違った使い方しないでください」って。
 
ふふん?
さぁ、ソレはどうかなー。

とりあえず、
カップルが仲良く繋いでる手をこのトンファーで後ろからトーンッ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まぁ、それはソレとして。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
行ってきました、横浜。
行ってきました、20年ぶりの中華街。
中華街に、お友達に連れて行っていただきましたよ。
 
いやぁ、中華街ってスゴイですよね。
なんてか、パワーがある。
人の多さとかもあるんですが、ソレ以上に、
なんて表現していいか解らないんですが、
街の息吹みたいなのを感じる。

20年前に修学旅行で訪れた時には感じなかったことですが、
きらびやかな大通りには大通りの、
そして、その大通りから一歩入った裏通りには裏通りの息吹があって、
そこは、そこで生活している人たちのパワーで満ち溢れている。

なんか、こんな人間臭い街は他にないんじゃないかって思います。

あ、「人間臭い」っつっても加齢臭とかじゃないですよ?
念のため。
オナラの臭いでもありません。
 
 
 
 
 
で、そんな中華街で、20年前に食べることのできなかった
中華料理を食べまして(1こ前の日記参照)。
や、中華料理っつっても、
チャーハンとかそういったレベルの料理なんですけどね。
 
 
でも、これが、美味い。
 
 
なんつーかもう、アレですわ。
 
 
「わ!!
 今までオレがチャーハンと呼んでたモノは、
 アレはチャーハンじゃなかった!!」
 
 
そんなレベルの美味さですわ。
20年前の、世の中を恨んだ自分にサヨナラですわ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そしてその後、
港の見える丘公園に連れていっていただくことになり。

で、その途中にですね、
港の見える丘公園に向かう途中にですね、
公園の近くに、とある建物を発見。
落ち着いた雰囲気の、裕福な方々が多く住むと言われる住宅街に、
とある建物を発見。
なんかこう、すごい重厚な感じで、
かつシックな感じのする建物。
それが、その洒落た感じの街並みに佇んでいるのですね。

で、その建物は何かなーって、
門についてる看板をよーく見てみたら。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『フェリス女学院』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
フェ、フェ、フェ、フェリス!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マージーでー!!

マジであんの?
フェリス女学院って、マジであんの?

や、だってさ、オレのような田舎モノにとっちゃぁ、
フェリス女学院ってのは
「名前を聞いた事はある」けど「見たことはない」、
そういうモノだったのですよ。
 
 
 
 
 
なんつーの?
もはやラピュタレベル?
 
 
 
 
 
伝説ですわ。
天空の城ですわ。
そんなフェリスが横浜に!!
 
しかもさ、アレだからね。
名前の後に「女学院」ってつく学校なんて、
オレ、「ブルマー女学院」しか見たことないからね。
 
 
 
 
 
や、AVなんですけどね。
 
 
 
 
 
いやー、これがまた最悪なAVでですね。
なんか、ブルマーを履いた女の子とかが海岸を走ったり、
跳び箱を跳んだりしてんですよ。
で、見てるこっちは、
いつエッチなことが始まるのかなーって、そう思うじゃないですか。

そしたらさ、そのビデオ。
 
 
 
 
 
ソレだけで終わりやがんの。
 
 
 
 
 
「えええっ!!
 ブルマー女学院って、
 ブルマー履いて跳び箱跳んだだけかーいっ!!」
 
 
 
 
 
そんな風に激怒しちゃったって、おおーっと!!
 
 
 
 
 
だいぶ話がソレましたが。
 
 
 
 
 
でさ、そこにフェリスがあったらさ、
やっぱ、見たいでしょ。
見たくなるじゃないですか、フェリスの生徒が。

や、なんつーかさ、
フェリスの建物がラピュタレベルだったらさ、フェリスの生徒は、何?
 
 
 
 
 
妖精レベル?
 
 
 
 
 
ゴメン!!
フェリスの関係者のみなさん、ゴメン!!
でも、オレにとっちゃぁ、
実際にフェリスに通ってるあなたたちってのは、
もはや伝説上の生き物なんだ!!
天狗、河童、ネッシー、フェリス、そのレベルなんだ!!
 
 
 
 
 
まぁ、冬休みだから誰もいなかったワケですがね。
ちっ、何が冬休みだバカヤロー。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
で、その後は港の見える丘公園へ行きまして。

ベンチに並んで海を見てるカップルに、軽い殺意を覚えまして。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こう、
ベンチに並ぶカップルの後頭部を
さっき買ったこのトンファーで後ろからトントーンッ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
やりたい衝動にかられましたが、さすがにソレは犯罪ですので。

あ、でも、心の中で彼らの未来を軽く呪っておきましたがね(←陰湿)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
で、その頃、時刻はすでに夕方になり。

オレは、お友達と一緒に東京に向かいました。
 
 
 
 
   
(秋葉原編に続く)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

食事制限というのは、ツライものである。

人が生きていくうえでの楽しみにおいて、
「食事」というのは大きな割合を占めるだろうはずなのに、
ソレを我慢しなくちゃならない。
これは、ツライ。

中学生の頃に腹に病気があることが医者によって告げられ、
そのせいで、子供の頃から
「肉はダメ」「野菜はダメ」「油で揚げたモノはダメ」
「ソバはダメ」「ラーメンはダメ」「スナック菓子はダメ」
そんな、なんでもかんでもダメダメ言われたオレとしては当時、
 
  
「そしたら、何を食えっつーんだよ!!」
 
 
何よりツライのは、みんなといる時に、
みんなと同じモノを食べられないこと。
みんなが美味しそうな料理に舌鼓を打っているのを横目に、
自分だけ、味気ない食事をとらなければならない。
これは、まったくもって、ツライ。
今となっては慣れっこになったけれど、
当時のオレの中では、
もはや生きていく楽しみの半分は失ったも同然だった。
 
 
 
 
 
中学の修学旅行で横浜の中華街に行ったことがある。

オレは、その直前まで入院していて、
修学旅行になんとか間に合うように退院し、
そして、修学旅行に行ったワケだけれど、
その旅行で訪れた中華街での食事、
「あの中華街での食事」ということで
楽しみにしていた食事だったのだけれど、
オレだけ、みんなと違うモノが出てきた。

店に入ると、オレ以外のみんなの前には、
「これぞ、ザ・中華街!!」って感じの中華料理が並べられたけれど、
オレの前だけ、なかなか料理が並ばない。
「オレ、料理がないんですけど」
オレがそんなこと言ってると、
店の人が、オレのぶんの料理、みんなとは違う料理を運んできた。
 
 
オレに運ばれてきたのは、おかゆ。
 
 
オレだけ、真っ白な、おかゆ。
梅干も何も無く、ただの、米。
 
  
ソレは、先生方が病気のオレに気を遣って特別に注文してくれた
おかゆだったのだけれど、その気遣いは中学生のオレには伝わらない。
 
 
「どうしてオレだけ?」
 
 
“みんなと違う料理を食べなければならない”という事実を、
オレは、悔しく思った。
そして、前にはおかゆしか置かれてない自分が、
とてもダメな人間に思えてきた。

だから、引率の先生の1人が
 
 
「ゲルタはエライんだな!!特別料理だからな!!」
 
 
そんな冗談を言って、そして、
それを聞いたマワリのみんながオレを見て笑った時、
自分の中のなんだか解らないけど何かが完全に壊れて、
笑ったヤツを片っ端からブン殴った。
冗談を言った先生は、蹴った。
 
 
おかげでオレは、修学旅行の間中ずぅっと先生の監視つき。
オレのマワリにはいつも先生がいて、
何をするにも先生がついてまわる。
修学旅行のそのあとの行程においても、
オレだけいわゆる“特別料理”が出された。
 
 
「これは、ゲルタの身体のことを思ってのことなんだ」

先生方は度々そう言ったけれど、
「みんなと同じモノを食べられない」という現実は、
思春期真っ只中のオレにはとてもツライ現実で、オレは、
 
 
「どうしてオレだけみんなと違うんだよ!!
 余計なことしてんじゃねーよ!!」
 
 
そんなこと言っていた気がする。
 
 
 
 
 
と、横浜行きを明日に控えて、
そんなことをふと思い出したりする。

その後一度も横浜には行ってなかったけれど、
ふと、思い立って横浜を、中華街を訪れることにした。
 
 
あの修学旅行から20年。
 
 
身体の状況もだいぶ変わってきたので、
20年前に食べられなかった料理を食べてみようかなー、
そんなことを考えたりする。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ジェット小隊。

2007年12月24日 日常
 
 
 
 
 
 
最前線より、報告であります!!
ジェット君のパソコンより、報告であります!!

わたくしゲルタ、只今、友人ジェット君、
いや、ジェット隊長のアパートに来ているのであります!!
熱は衛生兵がくれたバファリンで黙らせたであります!!
「クリスマスナイツに寝てられっか!!」
なかばヤケクソであります!!
で、奥さんが飲み会で出かけてしまって、
同じく淋しいジェット隊長のアパートに来てるのであります!!

アパートであります!!
ジェット隊長は「マンションだ」と仰いますが、
アパートであります!!2階建てであります!!

で、このアパートの二軒先には、
萎びたラヴホテルがあるのでありまして、
普段はガラッガラなのでありますが、
本日イチ、キュウ、マル、マル時頃から、このラヴホテル。
 
 
 
 
 
 
 
 
『満室』であります!!
 
 
 
 
 
 
 
  
我がジェット小隊の基地であるアパートの2階から、
『満室』の赤いランプが煌々と輝くのが確認できるのであります!!
オマケに入り口には、
『空室』を待つ敵方の待機車両の列さえ確認できるのであります!!
 
 
 
 
 
 
 
 
ムカッ腹たったのであります!!
 
 
 
「キミ達、まだイチ、キュウ、マル、マル時じゃないか!!」
「メシ喰ったのか?もう、おっぱじめやがんのか!?」
 
 
 
そう思ったであります!!
 
 
 
「並んでまでしたいか!?」
「休日だからご宿泊はフタ、フタ、マル、マル時からだぞ!!」 
 
 
 
そう思ったであります!! 
 
 
 
 
 
 
 

すると先ほど、フタ、マル、ヨン、ゴ時頃、
隊長が仰ったであります。
 
 
 
「ゲルタ君、イヤガラセしちゃおっか」
 
 
 
イヤガラセ・・・でありますか?
あのラヴホテルの前に並んでる敵方に、イヤガラセでありますか? 
具体的にはどのような・・・
 
 
 
「例えば、あの入り口のあたりでキャッチボールとかな。
 あそこで並んでるヤツらを
 入りにくくて、出にくくしてやんだよー」
 
 
 
隊長!!
アンタ、鬼であります!!
アンタ、鬼畜であります!!
いや、隊長と鬼畜を並べて言ったらさすがに悪いから謝ろう。
ゴメンな、鬼畜っ!!
 
 
 
「うるせー、やるっつったらやる!!」
 
 
 
隊長、もう、その時点で我々の敗北であります!!
「イヤガラセ」とか言ってる時点で負けであります!!
それにそんなゲリラ的な作戦、
おへその下を熱くしてるヤツらには通用しないと思われます!!
しかも、ものすごくカッコワルイ!!
クリスマスの夜に男2人でキャッチボール、
ものすごくカッコワルイであります!! 
 
 
 
それに、キャッチボールっつったって、
自分、道具を持ってきていません!!
グローブもボールもないであります!!
 
 
 
「実家から取ってくるから待ってろ!!
 その間、体調が悪いヤツは寝て待ってろ!!」
 
 
 
ありがとうございます、隊長!!
自分の身体を気づかっていただいて、ありがとうございます!!

でも、自分の体調を気づかってくれるなら、
こんな寒い中、キャッチボールなんかさせないでほしいであります!!
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
そして先ほど、フタ、イチ、マル、マル時頃、
隊長は実家に物品の調達に行ったのであります。
隊長は、グローブとボールを取りにいったであります。

そしてその間、わたくしはこっそりご報告してるのであります。
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
そういえば先ほど、フタ、イチ、ニ、マル時頃、
実家に向かった隊長から連絡が入ったのであります。
 
 
 
 
 
 
 
 
「エロビデオでも借りて帰る?」
 
 
 
 
 
 
 
 
それこそ負けであります!!

隊長!!
クリスマスナイツに男2人でエロビデオ観たら、
それこそ完敗であります!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「♪ク〜リスマスが今年もやぁってくる〜
  悲しかった 出来事を 消し去るよぉに〜」(←竹内まりや)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「でも、クリスマスが一番悲しい場合もあるよな」 
(↑せっかくのイヴに発熱で寝込んでしまっているオレの談話)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
きっと、アレだな。
きっとこれは、
クリスマスだかフリオイグレシアスだかなんだか知らねーが、
世の中のウカレムードに馴染もう馴染もう、
オレも一緒にウカレようとして、身体が拒否反応をおこしたんだな。

長い事長い事、一人淋しく

「モミの木なんか切っちまえ!!」

「トナカイなんか喰っちまえ!!」

しまいにゃ

「サンタ、日本上陸絶対阻止!!」

「サンタが領空侵犯してますよ!!
 打ち落としてください!!自衛隊の人!!」

そんなこと言いつづけていたせいで、悲しいことに、
オレの身体はクリスマスというモノを受け付けなくなったんだな。

今年になって急に

「わーい、クリスマスサイコーよー!!」

そんなこと言い始めたせいで、オレの中に拒否反応が出たんだ。
  
 
 
 
 
 
 
 
クリスマスアレルギー。
 
 
 
 
 
 
 
 
只今の記録、38度2分。
 
 
 
 
 
 
 
  
ちっ。
まったく、
クリスマスだかラクリマクリスティだかなんだか知らねーが、
とんでもねぇやろうだぜ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
あーあ。
世の中の手を繋いだカップルはみんな、地獄に落ちないかしら。
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
姪っ子のエリ(4歳)は、サンタを信じている。

カワイイ。
ジツにカワイイもんだ。
そんな純粋な心の持ったまま育ってくれればいい、
叔父さんとしては、そう思う。

しかし。
しかし、だ。

エリのその「サンタを信じている」という、
そんな純粋な想いのおかげで、大人は厄介なことになる。
 
 
 
 
 
 
クリスマスまであと1週間、という日のこと。
エリが、言うのだ。
 
 
 
「サンタさん、来てくれるかなー」
 
 
 
サンタを信じているエリは、一週間前からサンタがくるのを、
サンタがプレゼントをくれるのを、心待ちにしている。
 
 
 
「パパとママには、ドラゴンボール買ってもらったでしょー。
 じーとばー(オレの両親)にはたまごっち買ってもらったでしょー」
 
 
 
どうやらエリは、姉夫婦とオレの両親に、
「24日に渡す」という約束で、
すでに欲しいモノを買ってもらったらしい。

そんなエリが、言うのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「あとは、サンタさんにプレゼント貰うだけだなー」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
エリの言うことはこういうことである。

エリにとって、クリスマスというのは、
まず、「パパとママにプレゼントを貰える日」であり、
そして、「じーとばーにプレゼントを貰える日」であり、
しかも、「サンタにもプレゼントを貰える日」なのである。

つまり、サンタを信じているエリにとっては
「親=サンタ」もしくは「じーとばー=サンタ」などという公式が
頭の中にはこれっぽっちも存在しないワケであり、
エリにとって、サンタという存在は、
「パパとママ」からも「じーとばー」からも独立した存在であって、
クリスマス前にすでにパパとママ、そしてオレの両親から
プレゼントを買ってもらったエリとしては、
 
 
 
「パパとママニとじーとばーにプレゼント貰って、
 あと、サンタさんもプレゼントもらえるよねー」
 
 
 
ということになるのだ。

サンタを信じるエリにとっては、
そこではじめて、クリスマスが終了になるのだ。
 
 
 
「ねー、サンタさんもプレゼントくれるかなー」
 
 
 
否定したい。
おもいっきり否定したい。
「サンタさんは、ジツはパパだったんだよ」言いたい。
でも、できない。
カワイイから。
サンタを信じてる心を踏み潰したくないから。
 
 
 
「ねー、サンタさんはいるんでしょー」
 
 
 
エリが言う。
 
 
 
「パパとママにプレゼントもらって、
 じーとばーにプレゼントもらったから、
 あとは、サンタさんにもプレゼントもらえるんでしょー?」
 
 
 
ソレを聞いたオレの姉、キシリア姉さんは言う。
 
 

「どーかなー。
 エリがいい子にしてたら、
 サンタさんもプレゼントくれるんじゃないかなー」
 
 
 
その時オレは気づいた。

キシリア姉さんの視線に。

いや、キシリアだけじゃない。
その場にいるキシリアの旦那、
そして、オレの両親までもがオレの方を見つめている。

そして、その4人の視線が熱く、語っているのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(ゲル、オマエがサンタのぶんを買ってやれ)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
えええっ!?オレ!?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
キシリア姉さんはエリに言う。
 
 
 
「エリちゃん、サンタさんにお手紙書いたら?
 いい子にしますって書いて、
 欲しいモノをくださいってお手紙に書いたら?」
 
 
 
するとエリはソレを真に受け、手紙を書く。
チラシの裏。
 
 
 
「書いたよー!!」
 
 
 
するとキシリアは、言った。
 
 
 
「じゃぁ、その手紙をゲルちゃんに見せてごらん」
 
 
 
エリは、チラシの裏に書かれた短い文章を、オレに見せた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
    『 サンタさんへ
  
      たいこのたつじんをください
      えりはいいこにしています 』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おいおいおい、
たいこのたつじんって、『太鼓の達人』だろ?
ニンテンドーDSのゲームソフトだろ?
4千円?5千円?
どちらにしろ、そんくらいすんだろ?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
「サンタさん、たいこのたつじんくれるかなー」
 
 
 
エリが言う。

 
 
だから、オレは、言った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「サンタさんってね、
 フィンランドっていう遠い遠い外国に住んでる人だから、
 もしかすると『太鼓の達人』っていう
 日本語が読めないかもしれないねー。
 でも、もっと安いモノだったら、
 サンタさんもきっと読めるんじゃないかと思うんだけどなー」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いつも集まる度に、やれ誕生会だとか、やれ勉強会だとか、
しまいにゃ、ジャイアンツの一員でもないのに
「2007年ジャイアンツ反省会」だとか、
何かにつけ名目をこじつけて集まるオレたち仲間。

そんなオレたちなのだが、
どーいう流れでかは知らんけれど30日、31日と2日間連続で、
また、飲むことになってしまった。
 
 
 
 
 
 
「じゃ、30日はアレだな?忘年会ってことで!!」
 
 
 
 
 
 
1人が言うと、まわりの友人たちは口々に言う。
 
 
 
 
 
 
「じゃ、31日は?31日は何の会?」
 
「新年会?」

「まだ新年じゃねーよ」

「だけど、忘年会の後は新年会しかねぇじゃん」

「でも、新年じゃないのに新年会やったらおかしいでしょ」

「前倒しだね」

「倒しすぎだっつーの」
 
「でも、忘年会やったら、次の日は何の会か悩むよな」

「だから、忘年会の後は新年会しかねぇって言ってじゃん!!」

「だから、新年会は年があけてからやるんだって言ってんじゃん!!」
 
 
 
 
 
 
すると突然、仲間の1人が言った。
 
 
 
 
 
 
「わかった!!
 31日は・・・・・・」
 
 
 
 
 
 
みんなソイツを一斉に注目。

31日は?
31日は何の会?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「クリスマス会ってことで!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
クリスマス会!?
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
「1週間遅いけど、クリスマス会ってことでいいじゃん!!
 クリスマス会、やってねぇし!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
すると一同。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「いいねー」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いいのか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ちうか、どうしてだろう。

どうしてこの人たちは、
「31日を忘年会にすればいい」という事に気付かないんだろうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
髪形を変えたのにマワリの誰も、
そのことにちーっとも触れてくれないのはジツに寂しいもんである。

気付いてないのならともかく、
「そんなん、気付かないワケがないだろう!!」
髪形がそれほどに劇的な変化を遂げているにも関わらず、
誰にも何も言われなかった日にゃぁ、かなり落ち込むってもんである。
 
 
 
 
 
 
以前、オレは突然思い立って、
真っ黒だった髪全体を緑というか、青というか、
そんな感じの色で染めてしまったことがある。
早い話が、人間には無い色。
昨日黒かった髪の色が、
今日になったらそんなアニメキャラみたいな髪の色になってるのだから
誰がどー見ても気付きそうなもんだが、その時、オレのマワリは、
そのオレの髪の色を誰もなんも言ってくれなかった。

オレの髪の劇的変化に気付いてるはずなのに、
マワリは誰も、これっぽっちも触れてくれない。
しかし、自分から「髪の色変えたんだー」と言うのも
なかなか恥ずかしいもの。というか悔しいもの。
オレは、誰かに指摘されるまで
自分からは髪の色を変えたことは言わないと決めて頑張った。

しかし、あまりにも、
誰もオレの髪の色について言ってくれない。

ベツに「似合う」でも「似合わない」でもなんでもいいんだ。
なんでもいいから、誰か、オレの髪に触れてほしいんだ。

あまりの寂しさにオレは、
我慢できずにとうとう自分から言ってしまった。
 
 
 
 
 
 
「ねぇ!!
 オレ、こんな髪の色してんのよ?
 気付いてた?
 オレの髪、こんなアニメみたいな色してんのよ?」
 
 
「あ、ああ・・・」
 
  
「ねぇ、どう思う?この色どう思う?」
 
 
「いや、どうって・・・」
 
 
「こんな色してんのは、
 オレ以外にはフォウ・ムラサメ(←Zガンダム)しかいねぇよ?
 これ、どう思う?」(←答えを強制)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「んー、いいんじゃない?陽気な感じで」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「フォウは陽気な女じゃねぇっ!!」(←論点ズレた)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そしてパンチ(←答えを強制しといてパンチ)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あの時は寂しかった。
そして、とても悲しかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ソレ以来である。

そんな出来事以来、オレはなるべく、
マワリの人間の髪形の変化を見逃さないようにしている。

自分が寂しい思いをしたのだから、
みんな、髪形の変化を誰にも何も言われないのはきっと寂しいだろう、
そう思って、注意深く見逃さないようにしている。
  
思いきり髪形を変えたヤツなんかには 
「おお、髪切った!!」
そう言うし、
軽く前髪だけ切りました、なんて人には
「お、髪切った?」
そう言うように心がけている。

そうしているのだが。
 
 
 
 
 
 
近頃、どういうワケか、
ウチの職場の人間に髪を切る人が多い。
バサッと切る人もいれば前髪だけちょっとだけ切る人もいて、
だからオレ、毎日のように
 
 
「お、髪切った!!」
 
「お、髪切った?」

  
そう言っているワケで。
 
 
 
 
 
 
なもんで、近頃、
オレにまた、1つのあだ名がつきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『タモリ2世』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
呼ぶ人によっては
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『ヤングタモリ』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今日 ノ 珍名サン。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
中山競馬場第7レース2歳500万下、
1800メートルダート戦に見つけた珍名さん。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2枠3番『ハンサムデイイヤツ』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ハンサム」で「イイヤツ」。
「ハンサム」なうえ、さらに「イイヤツ」。

でも、このハンサムデイイヤツ、 
「ハンサム」で「イイヤツ」なのに、無印。
人気まったく無し。
 
だいたい、「ハンサム」で「イイヤツ」ほど、
人間界でもどの世界でも同性に嫌われることが多いものである。

きっと、
「ぬおおおおっ、コイツには負けたくねー!!」
そんなふうに闘志に火が着いちゃうのだろうな、他の馬は。
気持ちがわかるよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
また、同レースに珍名さんがもう1頭、
1枠1番に『ダイナマイトシコク』がいるのも注目だ。
 
 
 
同じく無印。
 
 
 
肉離れか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
5人の男がさっきから、器のの中を見つめている。
器の中には、玉子。
味がよーく染みてそうな、おでんの玉子がひとつ。
男たちは、その玉子を見つめている。
 
 
 
「ここは、平和的にいこうじゃないか」
 
 
 
オレが言うと、彼らは口々に
「ジャンケンで決めるか?」そう言って、
組んだ手を裏返して中を覗いたりしている。
その様子を見てオレは、
(そんなことしたところで、
 何を出せばジャンケンに勝てるかなんてわからんよ)
そう思うのだけれど、まぁ、好きにやらせておく。

ジャンケン。

これほど単純かつ明快なルールもない。
グーはチョキに勝ち、チョキはパーに勝ち、パーはグーに勝つ。
この3つの組み合わせで人々は勝者と敗者に別れる。
 
 
 
「遅出しとかズルはすんじゃねぇぞ?
 ズルしたヤツは、おでん監視委員にああいう風にヤラレるからな?」
 
 
 
「ああいう風」と顎で示された方には1人、
カズが腹を抑えてうずくまっていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
―遡ること少し前。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
飲み屋に集まったオレらは、
「やっぱ、冬はおでんだべ」と、メニューにあったおでんを注文した。
人数を考えて、おでんを2つ注文。
店側の配慮なのだろう、注文した2つのおでんは、
1つの器にまとめられて運ばれてきた。 
少し大きめの器の中には、
きんちゃく、大根、昆布巻き、はんぺんなどがあり、
どれも、程よく味が染みてそうな色をしていた。

中でも、玉子。

ほとんど茶色に染まったソレには、誰しもが
「おお、美味そー」と感嘆の声を漏らす。

しかし、その玉子は2つしかない。
1つのおでんに1つの玉子、ということなのだろう。

玉子が2つに男が6人。
しかも、その男たちはビーバップ世代を生きてきた
ビーバップな男たち。

自然、高まるバトルの予感。
 
 
 
 
 
と、その時だった。
カズのヤロウが座布団から尻を浮かすと、暴挙に出る。
おでんの器の目の前に座っていたカズは、
 
 
 
「玉子もらい!!」
 
 
 
そう言って、玉子に箸をブッ刺し、自らのとり皿の上にのせると、
残りの5人が唖然とする中、
あっという間にその玉子を食べてしまったのだ。
男6人で囲む玉子2つ、そのうちの貴重な1つの玉子を、
マワリの者の許可も得ず、
自らの欲のみであっという間にたいらげてしまったのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オマエ、なんてことを・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おでん監視委員、出動!!である。

おでん監視委員の仕事は、
その名のとおりおでんとおでんを食べる者たちの監視、
そして、みんなで囲むおでんの席において、
自らの欲に走ってしまった者に対しての、制裁。

誰の許可も得ずに真っ先に玉子を食ってしまったカズはもちろん、
おでん監視委員の制裁の対象になる。
 
 
 
「おい、君たち、カズを取り押さえてくれたまえ」
 
 
 
オレの一言で、マサがカズを後ろから羽交い絞めにし、
タケとアンがバタつく足を抑える。
 
 
 
「え?なんで?なんで?」
 
 
 
自分がどうして取り押さえられたかが解らないカズ。
 
 
 
なら、教えてやろう。
オマエが制裁を受けなければならない理由を、
おでん監視委員であるこのオレが、教えてやろう。
 
 
 
今、この場所にいるのはオマエを含めた6人だ。
おでんを、6人で囲んでいる。
しかし、6人いるのに、おでんの玉子はわずか2つ。
玉子は、2つしかないのだ。

その貴重な玉子を!!

カズ、オマエは誰に断るワケでもなく、イキナリ食いやがった!!
 
 
 
「なんで?ダメなの?」
 
 
 
ああ、ダメだ。
少なくとも、このおでん監視委員がいる席では、
早いもの勝ちなんて理屈は通用しない。

玉子を食べたいのならば、まず、周囲の了解を得ること。
まず、自分が「玉子を食べたいのだが他の者はどうか」と
周囲の者の意見を聞き、そのうえで、協議するなり勝負するなりして、
そして、初めて玉子が誰の手に渡るかが決まるのだ。
ソレが、おでんのルールなのだ。
おでんというのは民主主義なのだよ。
そして、ソレを見届けるのがおでん監視委員のレゾンデートル。
 
 
 
「なんで?たかが玉子じゃん!!」
 
 
 
たかが玉子だと?
おでんの玉子に向かって、「たかが玉子」だと?

ふっ。まだわかってないようだな。
キサマ、まだわかってないようだな。
なら、教えてやろう。
おい、マサ。
おでんの玉子とは、何だ?
 
 
 
「ダイヤだな」
 
 
 
そうだ、茶色いダイヤだ。
おでんの玉子という存在は、それほど価値のあるモノなのだ。

そのダイヤを、器に一番近い席にいて
他の者が手の届かないのをいいことに独り占めしてしまったオマエは、
やはり、制裁を受けねばならんのだよ・・・
 
だから!!
キサマには制裁がくだされる!!
おい、おまえら、しっかり抑えておけ!!
そして、テツ!!
やってしまいなさい!!
 
 
 
 
 
「チョアッ!!」
 
 
 
 
 
カズの腹に、テツのボディブロー炸裂。
 
 
 
 
 
「なんで・・・?
 おでんの玉子食っただけじゃんか・・・」
 
 
 
 
 
うずくまるカズ。 
 
 
 
 
 
カズよ。
オマエは、このおでんという存在がなんだかわかるか?
このおでんをみんなで食べるという行為が何を意味するかわかるか?
 
このおでんという存在はな。
このおでんをみんなで食べるという行為はな―
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
政治なのだよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、カズが脱落。
 
 
 
「ここは、平和的にいこうじゃないか」
 
 
 
残る1つの玉子は、平和的にジャンケンで
ソレを食べる者を5人の中から決めることとなった。
 
 
 
「遅出しとかズルはすんじゃねぇぞ?
 ズルしたヤツは、おでん監視委員にああいう風にヤラレるからな?」
 
 
 
おでん監視委員が示した方には、
テツのボディを食らったカズが横たわる。
 
 
 
「最初はグーは?」
 
 
 
「最初はグー」はなしだ。
「最初はグー」をつけないでいきなりジャンケンで行く。
 
 
 
「よし、じゃ、いくぞ?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
はい、ジャーンケーンポン!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 

一字。

2007年12月12日 日常 コメント (4)
 
 
 
 
 
・毎年恒例の今年の漢字、
 なんだか今年は『偽』ってことに決まったそうで、
 ソレを聞いたオレ、
 
 
 
 「あ〜、なるほどね!!
  あの、某一級建築士がね!!
  耐震偽装どころか他の場所まで偽装してたっていうね!!
  主に頭部とかね!!」
 
 
 
 そんなん言ってたワケですが、
 考えてみりゃ、ソレはもう、今年の話ではなかったのですね。
 
 今年の一字である『偽』は、
 今年バカみたいにおこった食品関係の偽装の『偽』であって
 某一級建築士の『偽』にあらず。
 
 まったく、月日が経つのは早いモノです。
 でも、全然反省してないのね、人間て。
 
 
 
 
 
 
 
 
・今年の一字である『偽』が示すとおり、
 今年は食肉加工業者だとか、有名お菓子製造元とか、
 しまいにゃ高級料亭なんかも
 『偽』に当て嵌まることをやらかしてしまったワケで。
 ニュースを見てみりゃ連日のように、記者会見の席で
 並んで頭下げてる経営陣なんかの姿が映し出されてたワケで。
 もう、その姿を観てるこっちも
 すっかり慣れっこになっちゃったワケで。 
 「まーたやってるよー」
 そんな感じになってしまったワケで。
 
 そんな空気を察してなのかはどうか知りませんが、
 先日、済産業省が企業向けに作った
 「消費生活用製品のリコールハンドブック」なるモノの中に、
 「謝罪会見の仕方」的なモノが載せられました。

 早い話が「謝り方マニュアル」。
  
 なんつーか、アホですよね。
 謝罪会見の仕方レクチャーする前に、
 謝罪会見なんかしないで済むような製品作りを
 徹底させなさいよって話です。
 
 
 
 
 
 
 
 
・べつにどーでもいい話なのですが、
 オレ自身のことに限定して今年の一字を決めるとすれば、
 オレの今年の一字は、『性』です。
 
 ちなみに去年も、その前の年も、『性』でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
・ふと思ったのだけれど、あの、今年の一字を書く坊さん、
 大勢の取材陣にカメラを向けられる中で
 デカイ紙にデカイ漢字を書く、あの、清水寺の坊さんに、
 来年あたり、坊さんらしからぬ一字を書いてもらいたい。
 「えー?坊さん、こんなこと書いていいのー?」
 そんな一字を力強く書いてもらいたい。
 
 
 
 例えば、あくまでも想像ですが。
 
 
 
 来年あたりも毎年恒例の『今年の一字』があるワケで、
 清水寺に集まった取材陣は、
 「今年は何か?」
 「今年はどんな字が選ばれるのだろう?」
 そんな感じでカメラを向けるワケです。
 
 
 
 そこに坊さん、登場。
 
 
 
 デカイ筆に墨を含ませ、デカイ紙の前に立つ坊さん。
 今年の文字は何かと息を殺す取材陣。
 
 そして、静まり返る中、坊さんは、紙に筆を突き立てるワケです。
 
 墨をほとばしらせ、一画一画、力強く筆を進める坊さん。
 一斉にカメラを構える取材陣。
 みんな、今年の一字が書きあがった瞬間を
 カメラに収めようと狙ってる。
 
 
 
 そして、更に坊さんの筆は進み・・・
 
 
 
 やがて、今年の一字が完成。
 
 
 
 さぁ、今年の一字はなんだ?
 坊さんが力強く書いた、今年の一字は何なんだー?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
         『尻』(あくまでも想像です)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 考えてみりゃ、今年の一字ってのは
 世相だとかなんだとかいっても、結局は投票で決まるワケで。
 だったら、みんなで卑猥な感じの、
 坊さんが書かなそうな漢字をめちゃくちゃいっぱい投票して、
 ソレが圧倒的多数を占めれば、坊さんも、
 力強くエッチな漢字を書くかもしれんワケで。毛筆で。
 
 
 
 
 
 
 
 
・そこで、新プロジェクト発足。
 
 
 
 
 
 題して、
 『清水寺の坊さんにエッチな漢字を書かせようプロジェクト』。
 
 
 
 
  
 メンバーがそれぞれ考えた
 エッチなことが想像できる漢字一文字の中から一番数が多かった
 漢字一文字を選び、みんなで投票するというこの企画。
  
 メンバー募集。
 
 さぁ、君も一緒に、
 坊さんにエッチな漢字を書かせてみないか?(←バチあたり)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本日、のど自慢の予選に参加してまいりました。

で、結果を言いますと。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『オレ、落選!!』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
完敗です。
完敗ですわ。

オレ、のど自慢の本選に出場することはできませんでした。

応援してくださった方々、ホントにゴメンナサイ。
 
 
 
 
 
 
 
 
もう、アレね。
オレの敗因は、自分の力不足がまず一番の原因なんですけど、
あと、アレ。
オレの、のど自慢予選会に対する認識の甘さ。
もう、これも大きな原因。
 
 
 
だぁってよぅ。
スゲーの。
スゲーんですよ、のど自慢の予選会。
会場には、予選だっつってんのに応援とかモノスゴイですしね。

なんか、縁にキラキラのモコモコをつけた
うちわとかを持って応援してるヤツとかいますしね。
もちろん、そのうちわには出場者の写真貼ってありますし、
名前も書いてるし。

あと、予選だっつってんのに、会場に横断幕とか出てますしね。
『○○ちゃん、予選突破!!』だなんて。
つーことは、アレですからね。
『予選突破!!』って横断幕があるってことは、
本選用の横断幕もあるってことですからね。
スゲー気合。

あと、気合っつったら、アレ。
コスプレしてるヤツとか、バキバキにいますし。
 
もう、みんなスゲー、チカラが入ってんですわ。
 
 
 
「うわー、オレも鉄郎のカッコしてくりゃヨカッタわー」
(オレは『銀河鉄道999』でエントリーしてた。ゴダイゴの)
 
 
 
そんなん嘆いても後の祭。
 
 
 
 
 
 
 
 
スゲーっつったら、オレの前に歌ったヤツら。
女子の2人組なんですけど、サンタのカッコしてたワケですわ。
それもさ、スカートがミニでさ、
上が胸んとこまでで肩とかが露出してるのあるじゃない?
オレの前に歌ったヤツら、そんなカッコして歌ってんですわ。
セクシーサンタのカッコで。

で、そのセクシーサンタがですね、

「♪ウ〜、ウォンテッド!!」

ピンクレディーの『ウォンテッド』を。
 
「♪ウ〜、ウォンテッド!!」

完璧な振り付けで熱唱。

そしたらもう、会場じゅうから割れんばかりの拍手喝采ですよ。
会場じゅうが大盛り上がりでキャーキャーですよ。
一瞬で彼女たちは会場のアイドルですよ。

そんなんなっちゃったらもう、その次に控えてたオレ、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(う、歌いづれぇ・・・)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それでもオレ、一生懸命に歌いました。
ヘタクソならヘタクソなりに、頑張って歌いました。

先ほども言ったとおり、ゴダイゴの『銀河鉄道999』。
『THE GALAXY EXPRESS 999』ですわ。
 
 
 
「♪さぁ行くんだ〜、その顔を上〜げて〜
  新しい風に〜、心を洗おう〜
  古い夢は〜、置いてゆくが〜いい〜
  再び〜始ま〜る〜、ドラマの〜為に〜

  あの〜人は〜もう、思い出〜だけど〜
  君を〜遠くで〜、見つめて〜る〜」
 
 
 
頑張って歌いました。
そこの部分まで、頑張って歌いましたわ。

で、この後、この歌は
「♪ジャーンジャーン、ジャカジャーンジャーン」ときて、
 
 
 
「♪The Galaxy Express 999
  Will take you on a journey
A never ending journey
Ajourney to the stars」(←サビの部分ね)
 
 
 
こんな感じでサビの部分に入るワケですが、
オレがステージ上で、まさにここ。
まさに、これからサビを歌おうって時、大問題発生。
 
 
 
 
 
 
 
 
オレ、歌詞を忘れる!!
 
 
 
 
 
 
 
 
あろうことか、オレ、
どういうワケか知らないけれど、
頭の中からこの歌の歌詞がスコーンと抜けてしまったのですね。
次の英語の歌詞が、頭の中から全く抜け落ちてしまった。
『THE GALAXY EXPRESS 999』って歌なんだから
「♪ザ・ギャラクシーエクスプレス999〜」って歌詞は
すぐにでてきそうなもんだけど、オレ、
どういうわけか、ここの部分の歌詞が思い出せなかった。
 
 
 
(ど、どうしよう・・・)
 
 
 
歌詞がまったく思い出せない。
 
 
 
(うわー、思い出せん!!
 どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう・・・)
 
 
 
で、オレの出した結論。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(ええい、テキトーに歌ってしまえ!!)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「♪ニャニャンニャニャッニャッニャッニャッニャッ
  ニャニャニャニャニャニャーニャー
  ニャニャニャニャニャーニャー、
  ニャニャー、ニャニャニャー!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
音楽に合わせて「ニャニャニャ」。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレ、ステージ上で「ニャニャニャ」を熱唱。(←落選確定の瞬間)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しかし今回の経験は非常に貴重なモノでした。
落選したのは悔しいですが、ソレはもう、仕方のないこと。
今回の経験を忘れずに、また次に頑張ります(←また出んのか?)
 
 
 
なにはともあれ、
今回、応援のお言葉をくださったみなさま、
ほんとうにありがとうございました!!
 
胸いっぱいの愛をアナタに!!ラビュー!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本日、のど自慢の予選会であります。
ワタクシ、その予選にエントリーしておるのであります。
 
 
 
それなのに。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
家に帰ってきたのがついさっき!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ガラガラであります!!
声がガラガラであります!!

緊急警報発令!!緊急警報発令!!
パターン青!!エヘン虫です!!
ギブミー、のど飴!!(←買え)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
やっべぇよ。
ついうっかり朝帰りしちゃったよ。

それも、いわゆる一般的に使われる
ロマンス的ニュアンスの「朝帰り」じゃなくて、
友人たちと飲み屋に居続けた故での「朝帰り」だから
なんか、ものすげー後悔。

始めは、「明日、予選だから早く帰ろう」とか思ってんだけど、
そのうちだんだんどーでもよくなってきて、しまいにゃ、

「明日のことなど知るか!!オレには今この時が全て!!」
 
飲み屋設置のカラオケで何回も歌っちゃって。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
で、結局今、声がガラガラだという。
 
 
 

 
 
 
 
 
 
まったく、自分のアホさ加減がイヤになるね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しかし、ワタクシ。 

おそらく、エントリーした250組の中から予選通過して
本番に出場できる20組に残れる可能性は、非常に低いと思われますが、
そこは、このワタクシ。
 
やるからには全力をもって、予選にあたる所存でございます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
よーし、オレ!!
テンション上げてけ、オレ!!
ゲルタ、オン・ザ・ステージ!!上げるボルテージ!!
イェアッ!! 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それでは、いい報告ができるよう、頑張ってまいります。
 
(夜に結果報告します)
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ゲルタさん、ダイジョブですよー」
 
 
 
日頃「モテない!!」と騒ぐオレに、女子が言う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「いくらカッコいい男の人でも、
 話がつまんなきゃすぐに飽きちゃうもん。
 始めはよくっても、すぐに飽きるもん、
 カッコヨクてもつまらない男の人は。
 だから、最終的には、あんまりカッコヨクなくても、
 面白い男の人の方が全然いいんですよ。
 だからね、ゲルタさんはダイジョブなんですよー」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ありがとう。
オレを励まそうとしてくれてるんだね、ありがとう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
でも!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「カッコヨクなくても面白い男」なんて言われても、
あんまし嬉しくないからね?

ちうか、むしろ軽く落ち込むからね?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・某大学のラグビー部員が
 集団で大麻やってたという記事を新聞で読みました。

 そんな彼らに、ワタシはこんな言葉を贈ります。
 
 
 
 『ライターのガスにしとけ』
 
 
 
 人に迷惑かけちゃうヤツに、大麻はまだ早ぇ。
 ガスから出直しましょう(←ホントはダメ)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・ここんとこずーっと忙しかったせいで
 殆どテレビを観てませんでした。
 観るとすればNHK大河の『風林火山』くらいのもんで、
 バラエティ番組などは全く観もせず。
 なのでワタクシ、誠にお恥ずかしい話なのですが、
 小島よしおさんと仰る芸人の方を、数日前、初めて知りました。

 や、名前は知ってたんですよ。
 「小島よしお」さんって名前は
 新聞のテレビ欄かなんかで見たことあったの。
 あと、「そんなの関係ねぇ」ってのが
 巷ではなかなか流行ってるらしいという事もなんとなーく知ってた。
 でも、オレの中では
 この2つがまったくもって結びついてなかったのですね。
 「小島よしお」が「そんなの関係ねぇ」って言ってるってこと、
 まったくもって知らなかった。

 あー、そうだったのか。
 小島よしおさんって人が、「そんなの関係ねぇ」って言ってたのか。
 初めて知った。
 初めて知りました。
 なるほどね。
 
 
 
 でも、どこで笑えばいいのかがわかりません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・芸人が本気で歌を歌ってその上手さを競って、
 それでまるまる2時間の番組なんか放送されても、
 なんだかなー、という感じではあります。 
 
 「芸人が歌が上手くて、それがどーした」という感じではあります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・宝塚の男役の人って、
 実際に男である自分よりも男らしく見える気がして仕方ありません。
 
 「どうしたらそんなに男らしく見えるのさ!!」
 
 テレビの中で男のカッコしてる女性に問い掛けてみたり。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・もう、だいぶ前のこと申し訳ありませんが、
 ミシュランの東京版が発売とかで、
 朝っぱらからニュースでバカみたいにやってのだけれど、
 アレ、全国ネットの番組でバカみたいに
 放送する意味はあったのだろうか。
 と、ミシュラン東京の話題を福島で観てたオレは思いました。
 
 ミシュランの定義では、星が並んだ店のことを
 「その為に旅行する価値がある」なんて言ってたけど、
 オレは、近くのデニーズでじゅうぶんですよ。

 安くて美味い店が近くにある、これにこしたことはありません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・いくら世界が認めた名店だろうが
 各界の著名人御用達の高級店だろうがなんだろうが、
 寿司一貫に1000円以上出すヤツはバカだと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・三ツ星シェフっつったら、マチャアキでしょう、やっぱ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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