昨日の朝、
髪形のあまりのキマらなさに(キマッても大したことないが)、
自分の長く伸びた毛髪に対してブチギレた。
 
 
 
 
 
「テメェコラ、毛!!
 ぜってぇ切ってやるからなっ!!
 仕事帰りにぜってぇズバババッと切ってやるからなっ!!
 今のうちに、せいぜい伸びとくがいいさ!!」
 
 
 
 
 
で、昨日の夜、髪を切ってきました。チョー短髪。
頭の前方や側面、後頭部なんかはチョー短く、
だけど、つむじのあたりは長めに残す。

イメージ的には中田。
オレのイメージ的にはサッカーの中田の髪形。
中田ヘアー。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それなのに。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「えっ?中田なんですか?」
 
 
 
 
 
本日、職場の女子から思わぬ疑問符。
 
 
 
 
 
な、何言ってんの!?
どー見たって中田じゃない!!
どこからどー見たって中田ヘアーじゃない!!
 
 
 
 
 
「・・・・・・」
 
 
 
 
 
「うん」って言えコノヤロウッ!!
 
キサマはそんなに妥協したくないのか!!
キサマはそんなに自分の意思を曲げたくないのか!!

もし、そう思わなかったとしても、
「そーですね」ってアルタのお客みたいに言ってりゃ
オレだってちょっと満足するんだから!!(←自己中心派)
 
 
 
 
 
「・・・・・・」
 
 
 
 
 
ちっくしょう、そんなにオレの中田ヘアーを否定するか!!
そんなに自分の意思を曲げないのか!!
曲げろっ!!
曲がれっ!!
 
 
 
 
 
「・・・・・・」
 
 
 
 
 
ガッデームッ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ちうことで本日、緊急世論調査。

職場の女子10人に対して、
『ゲルタくんの髪形に関する緊急世論調査』を決行。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
【 質問1 】
 
ゲルタくんが髪形をガラリと変えましたが、
新しい髪形はゲルタくんに似合うと思いますか?
 
 
 
    ・似合う ・・・・・ 0人
    ・似合わない ・・・・・ 0人
    ・ベツにどーでもよい ・・・・・ 9人
    ・わからない・無回答 ・・・・・ 1人
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
【 質問2 】
 
ゲルタくんは新しい髪形をワリと気に入ってますが、
あなたから見て、ゲルタくんの古い髪形と新しい髪形、
どちらがよいと感じますか?
 
 
 
    ・新しい髪形 ・・・・・ 0人
    ・古い髪形 ・・・・・3人
    ・ベツにどちらでもよい ・・・・・ 6人
    ・わからない・無回答 ・・・・・ 1人
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
【 質問3 】

ゲルタくんは、新しい髪形を
「中田をイメージしたものだ」と言い張っていますが、
あなたは、ゲルタくんの新しい髪形は
有名人でいえば誰っぽいと思いますか?
あなたがイメージした有名人の名前をお答えください。
 
 
 
    ・パッション屋良 ・・・・・ 6人
    ・出川哲郎 ・・・・・3人
    ・猫ひろし ・・・・・1人
    ・その他(自衛隊っぽいと思います) ・・・・・ 1人
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ようするに、「今回の髪形は大失敗だった」って事じゃないか・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「そんなことないですよ!!似合ってますよ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
けっ、今更ぬけぬけとっ!!

パッションだぞ!?
出川だぞ!?
猫ひろしだぞ!?
自衛隊だぞ!?
 
「似合う」と言われて喜ぶヤツがどこにいるっ!! 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それにしても、困ったもんだ。

ここまで短くしたら、
髪形を変えるにしても後はボウズしか、道は残ってない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ウチの庭にある桜の木にもようやく花が咲いた。
お世辞にも立派とは言えないようなとても貧相な桜の木なのだけれど、
それでも、その細い枝にポツリポツリと花を咲かせる。
 
 
 
 
 
この時期、
ウチの桜の木に花が咲く頃になるとまるで季節の風物詩のように毎年、
ウチの両親の間で交わされる会話がある。
2人とも前年に同じようなことを話したのを
すっかり忘れてしまってるのかオレは、その会話を毎年聞いている。
 
 
 
 
 
「ウチの桜も咲いてきたねー、5分咲きかな?」

「いや、まだもうちょっと5分咲きには早いな」

「じゃ、3分咲き?」

「いや、3分よりは咲いてる気がするから、4分咲きで」

「4分咲きなんてのはないよ」

「なんで?5の前は4だべ」

「確かに5の前は4だけど、桜の咲き方は3分の次は5分咲きなの」

「それはおかしいだろう。
 3分咲きがあって5分咲きがあるなら、
 その間には必ず4分咲きの時期があるはずだろう」

「でも、3分咲きの次は5分咲きなの」

「おかしい!!変だ!!」
 
 
 
 
 
こんな会話が毎年だ。
しかもその会話は、庭の桜が散るまで毎日のように、続く。
 
 
 
 
 
「なんで6分咲きって言わないんだ」

「普通は6分咲きなんて言わないよ」
 
 
 
 
 
「7分咲きの次は8分咲きだろう」

「8分咲きってはあんまり聞かないよ」
 
 
 
 
 
「9分咲きがあってもいいじゃないか」

「それはもう、満開でいいじゃない」
 
 
 
 
 
こんなしょーもない会話が、
桜が咲き始めてから花びらが風に乗って散るまでつづくのだ。
 
そして、いい加減うんざりしたオレが

「その会話、毎年毎年してるよね。
 ってか、昨日もその前の日も同じような事話してたよね」

そう言うと両親、2人揃ってすっとぼけた顔してこう答える。
 
 
 
 
 
「そうだっけ?」
 
 
 
 
 
オレは、毎年どころか昨日の会話の内容も覚えてない両親に、内心、

「そのうち、
 さっき食ったばっかのご飯のことも忘れるんじゃねぇの?」

そんな恐怖心を抱き、そして、少しの苛立ちを覚える。
 
 
 
 
 
しかし、そんな両親の会話は、
苛立ちと同時に季節を感じることさえもすっかり忘れるほどに
余裕を無くしてしまっている自分に、

「あ、そういえば春なんだよな」

そんなふうに、季節と、
季節を感じることの喜びを思い出させてくれる
きっかけになってくれていたりする。

それもまた、事実であったりするのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「3分咲きの次は5分咲き、
 5分咲きの次は7分咲き、
 で、7分咲きの次は満開。
 それは、三回忌の次は七回忌、みたいなもんなのかな」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ソレで納得してもらえるならそれでもいい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1週間前、新しい携帯を買いました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そしたら昨日、その携帯が壊れました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
えーっ!?

なんで!?
どうして!?
ナゼに画面が真っ黒け!?

まだ1週間しか経ってないんだぜ!?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マサ:「どこのケータイ?」
  
ゲル:「ん?NOKIAだけど・・・」
  
マサ:「いや、そうじゃなくて、Docomo?au?」
 
ゲル:「いや、ソフトバンク」
  
マサ:「あー、やっぱソフトバンクはダメだな」
 
ゲル:「んー。
    なんつーか、アレだよな。
    まさか1週間で壊れるとは、アレだよな」

マサ:「ん?なに?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲル:「ソフトバンクなだけに、予想外だよな
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マサ:「・・・・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲル:「・・・・・・なーんちゃって
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マサ:「・・・・・・」
 
ゲル:「・・・・・・」
 
マサ:「・・・・・・」
 
ゲル:「・・・・・・」
 
マサ:「・・・オマエ、今、
    “ウマイこと言ったった!!”って思ったろ?
    “オレ、ウマイこと言ったった!!”って思ったろ!!」
 
ゲル:「べ、ベツに!!
    ベツにそんなこと思ってねぇよ!!」

マサ:「嘘つけ!!思ったはずだ!!
    ソフトバンクなだけに予想外。
    自分で、ウマイこと言ったと思ったはずだ!!」
 
ゲル:「いやいやいやいや、思ってない思ってない!!」
 
マサ:「そう?」
 
ゲル:「そうだよ。
    そんなこと思わねーから」

マサ:「あ、そう」

ゲル:「うん・・・」
 
マサ:「・・・・・・」
 
ゲル:「・・・・・・」
 
マサ:「・・・・・・」

ゲル:「・・・・・・」 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マサ:「・・・・・・」
 
ゲル:「・・・・・・」
 
マサ:「・・・・・・」

ゲル:「・・・・・・」 
 
マサ:「でも、“なーんちゃって”っては言ったよね?」
 
ゲル:「いや、言ってない言ってない!!」
 
マサ:「嘘つけ!!ダセェから!!
    “なーんちゃって”ってダセェから!!」
 
ゲル:「言ってねぇって!!空耳空耳!!」
 
マサ:「そう?」

ゲル:「そうだよ」

マサ:「ふ〜ん・・・」
 
ゲル:「・・・・・・」
 
マサ:「・・・・・・」
 
ゲル:「・・・・・・」
 
マサ:「・・・・・・」

ゲル:「・・・・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マサ:「・・・・・・」

ゲル:「・・・・・・」

マサ:「・・・・・・」

ゲル:「・・・・・・」

マサ:「しかし、どうしてなんだろなー。
    単にバッテリー切れじゃねぇの?」

ゲル:「や、そんなことはねぇなー」

マサ:「バリバリか?」

ゲル:「バリバリだな」
 
マサ:「ビンビンか?」

ゲル:「ビンビンだなー」

マサ:「う〜ん・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲル:「♪バッテリーはビンビンだぜ!!みてーな」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マサ:「・・・・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲル:「・・・・・・なーんちゃって
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マサ:「・・・・・・」

ゲル:「・・・・・・」
 
マサ:「・・・・・・」

ゲル:「・・・・・・」
 
マサ:「清志郎か?」

ゲル:「うん、清志郎」
 
マサ:「・・・・・・」

ゲル:「・・・・・・」
 
マサ:「・・・オマエ、今、
    “ウマイこと言ったった!!”って思ったろ?」

ゲル:「べ、ベツに思ってねぇよ!!」

マサ:「いや、思ったはずだ!!」

ゲル:「思ってねぇって!!」
 
マサ:「そう?」

ゲル:「そうだよ」

マサ:「ふーん・・・」

ゲル:「・・・・・・」
 
マサ:「・・・・・・」

ゲル:「・・・・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マサ:「でも、“なーんちゃって”っては言ったよね?」
 
ゲル:「いやいやいやいや!!
    言ってない言ってない言ってない言ってない!!」

マサ:「そう?」

ゲル:「そうだよ」

マサ:「ふ〜ん・・・」
 
ゲル:「・・・・・・」
 
マサ:「・・・・・・」
 
ゲル:「・・・・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ショックだ。
ショックがでけぇ。

車を運転するようになってかれこれ15年、
免許だってゴールドカード。
少し前まではプロのドライバーとして
1日中車に乗る仕事をしてたオレなのだけれど。
 
 
 
 
昨日、初めて、事故ってしまった。
 
 
 
 
ソレも、地味〜な事故。
F1レースのように大クラッシュ!!とか
西部警察のように爆発炎上!!とか、そんなんはまるで無し。
 
縁石乗り上げ。
 
だから、ケガも無い。
 
 
 
 
原因は、早い話がオレのわき見運転である。
わき見をしていたから注意力が散漫になり、縁石に突っ込んだ。
マヌケにも、ただソレだけのこと。

悪いのは、オレ。
痛い思いをするのも、オレ。

わき見運転をしたオレが悪いのだから、
この怒りや悔しさ、ぶつける相手もいない。
 
 
 
 
 
 
 
 
では、ナゼにオレが「わき見運転をしていたか」、
わき見運転をしていたオレは、
「いったい何を見ていたのか」という話なのだが、
ソレは、ジイさんである。
 
 
 
 
そう、ジイさん。
 
 
 
 
オレが縁石に突っ込んだ現場のすぐ横の歩道に、
ジイさんがいたのだ。

いや、「いたのだ」と言うよりも
「昨日もいたのだ」と言ったほうが正しいか。

そのジイさんのことは、
その道を通るたびに以前からちょくちょく見かけていた。
ジイさんはいつもそこにいて、
なんか知らんがいつも、あまり大きくないプラカードを持ち、
そのプラカードを車道側に向けてじぃーっと立っている。

「この人は、何をしている人なんだろう?」

前から気になっていた。
 
ボランティアなのかなんなのか、
自主的にやってるのかそうでないのか、
プラカードを持ち、世間に何かを訴えている。

しかし、そのジイさんの持つプラカード、
残念なことにすっごい汚くて、何が書かれてるのかがわからない。
何かをアピールするプラカードなのだろうけど、
すっごいグチャグチャに何かが書かれていて、もはや解読不可能。

「え?何かの暗号?」
「宇宙人へのメッセージ?」

そのくらいのレベルである。
プラカードなのに、何が書いてあるのかが解読できんのだ。

「プラカードの意味無ぇじゃん!!」

そんなレベルなのだ。
 
 
 
 
オレは、そのジイさんを見かけるたびに、
そのプラカードの内容が気になって気になって仕方なかった。

車を走らせながら
そのプラカードの解読に何度もチャレンジしたのだけれど、
しかし、あまりにも汚くてまったく解読できなかった。

だから昨日も、いつものようにまた車を走らせながら、
そしていつもよりも気合を入れて、
プラカードの解読にチャレンジしたのだ。
 
 
 
 
「ヘイ、ユー!!
 今日こそは絶対に読んでやるぜっ!!」
 
 
 
  
本来なら「車を走らせること」に集中させなければならないであろう
全神経をジイさんの解読不能なプラカードに集中させ、
オレは、そのプラカードの解読にチャレンジしたのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そしてオレは、理解した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
文字が、読めた。
何が書いてあるのかが、わかった。

以前から何が書いてあったのかわからなかったプラカードの内容が、
昨日、初めてわかったのだ。
 
今までわからなかった数学の問題が、初めてわかった感覚。
最後まで残っていたクロスワードの空欄を埋めることができた感覚。

頭の中にもやもやと広がっていた灰色の雲の隙間から
真っ白な光の筋が射す。
ソレは徐々に広がってオレの頭の中を照らし、そして、
小さな小さな、でも、とても固い氷の塊を一瞬にして、溶かした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ああ、そういうことが書いてあったのか・・・」
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
と、思ったらドーン!!

何が書いてあるかわかった瞬間オレ、縁石にドーン!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
地球が爆発したんじゃないか?とも思えるようなものすごい音と共に、
ものすごい衝撃が身体を駆け巡る。
「ブォォォォ」とエンジンは唸り、
コンクリートの塊は、「ズガガガガ」と車体を削る。
 
 
 
 
 
 
 
 
オレが運転する車は縁石に突っ込み、
そしてさらに、ソレに乗り上げてしまったのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
オレが縁石に乗り上げて立ち往生していると、
さっきまですぐそこにプラカードを持って立っていたジイさんが、

「あららららら〜」

そう言って近づいてきた。

「オメーさん、ダイジョブかい?」
 
オレは、縁石に突っ込んだことでかなりパニックになっており、
全くもってダイジョブじゃなかったのだけれど、
「うん、ダイジョブ」と答える。
 
 
 
 
「まったくなぁ、オレがせっかくこうして
 みんなに呼びかけてる所に突っ込んでくるんだからなぁ」
 
そう言うとジイさんは、苦笑いをした。
 
 
 
 
「アンタだよ!!
 アンタのそのプラカードが気になってよそ見をしたから、
 オレは今、ここにこうしているんだよ!!」
 
ジイさんの苦笑いを見てオレの中には 
そんな言葉たちが渦巻いたのだけれど、
オレはすぐさま、そんな言葉たちを飲み込む。
 
 
 
 
するとジイさんは、エイヤッと
その読みにくいプラカードを肩に担ぎ、
オレに向かって、笑顔で言った。
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「でも、身体はダイジョブそうだなぁ、よかったよかった」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
オレは、ジイさんの笑顔から視線をずらし、
オレが縁石に突っ込む原因となった、その、
読みにくいプラカードを改めてまじまじと見つめる。
 
 
 
  
ジイさんが担いだその汚いプラカードには、
これまた日本語とは思えぬような汚い文字で、
何度見直してもやっぱり、こう書かれてあった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『交通事故に注意しましょう』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
気に入らねぇ。

何が気に入らねぇって、
高校からの友人、テツが気に入らねぇ。
 
テツは来月、
大型連休をずらしてとってアメリカに行くらしいのだが、そのテツ。
 
 
 
 
 
 
 
 
テツ:「ゲルタはゴールデンウィークはどこかに行くの?」
 
ゲル:「オレ?オレはねー、」

テツ:「ア〜ハン?」

ゲル:「連休、ちゃんと休めるかどうかわからないんだけど、」

テツ:「ア〜ハン?」

ゲル:「もし、ちゃんと休めたら秋田の角館?」

テツ:「ア〜ハン?」

ゲル:「角館にサクラでも見に行こうかなー、ってね、」
 
テツ:「ア〜ハン?」

ゲル:「そんなん思ってるワケですよ」
 
テツ:「リア〜リィ?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヤロウ、行く前から完全にアメリカにカブれてやがる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おいっ!!
いちいちいちいちア〜ハンア〜ハンうるせぇっつーの!!
「ア〜ハン過剰」だっつーの!!

喋りづらいわ!!
会話がしづらいわ!!
 
 
 
 
 
テツ:「おお、ソーリーソーリー。
    いやぁ、なんかさ、アメリカに行くと決めたら
    ヘンにモチベーションが上がってな。
    頑張って英語を使おうと思ってな。
    まぁ、イージーな英語しか喋れないんだけど。
    気に障ったらソーリーな」
 
 
 
 
 
だから、ソレソレ!!
その中途半端に雑じる簡単な英語が気に入らねってんだよ!!
何がソーリーだ!!
何がイージーだ!!

だいたい、そんなのは英語とは言わないからね?
ソレはただ英単語が雑じってるだけであって英語じゃないからね?
アレだアレ。
長嶋茂雄が「失敗は成功の母」を、
「失敗は成功のマザー」って言っちゃったのと同じレベルだからね?
 
 
 
 
 
テツ:「まぁまぁまぁまぁ、いいじゃねぇか。
    そんなにヒートアップしないでくれよ」
 
 
 
 
 
お、おぅ・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
テツ:「クールになったか?オーライ?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
やっぱり殺スッ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
ところで、そのテツ。
アメリカに行くワケだけれど、
一口にアメリカと言ってもアメリカは広い。
はたしてどこの都市に行くのだろうと思い、訊いてみた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
テツ:「ん?エル.エー(L.A.)だけど」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なーにが「エル.エー.」だ!!
行ったことないクセに「L.A.」って言うな!!
「ロサンゼルス」って言え!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ホントはエヌ.ワイ(N.Y)にも行きたかったんだけどね」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いや、「ニューヨーク」は略さなんじゃないのかな?フツー・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
♪あるぅ日(あるぅ日)
 もりのなか(もりのなか)
 クマさんに(クマさんに)
 出会ぁった(出会ぁった)
 花咲くもーりーのーみーちー
 クマさんにー出ー会ーぁったー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ズドーン。(←クマ、射殺)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こんにちは、ゲルタです。

最近よく「仕事は何をしてるの?」と尋ねられることが多いのですが、
実はワタクシ、マタギをやっちょります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まぁ、それはソレとして。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『森のくまさん』である。

先日オレは、姪っ子のエリと一緒にこの
『森のくまさん』を歌っていたのだが、
その時に、その歌詞の中身にふと気付いたことがあり、
それ以来、
この『森のくまさん』という歌が気になってしかたないのである。
 
や、「何がそんなに気になるの?」って話なのだが、
まぁ、そこは、いっぺん歌ってみてから考えてほしい。
是非、いっぺんワタシと一緒に歌ってから考えてほしい。

では、準備はいいだろうか。

いくぜ!!
レッツ、シンギン、トゥギャザー!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   『森のくまさん』
 
 
 
 
 
♪あるぅ日(あるぅ日)
 もりのなか(もりのなか)
 クマさんに(クマさんに)
 出会ぁった(出会ぁった)
 花咲くもーりーのーみーちー
 クマさんにー出ー会ーぁったー
 
 
 
 クマさんの(クマさんの)
 いうことにゃ(いうことにゃ)
 お嬢ぉさん(お嬢ぉさん)
 お逃げなさい(お逃げなさい)
 スタコーラー サッササーノーサァー
 スタコーラー サッササーノーサァー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
はい、ストーップ!!

歌うのストーップ!!
 
 
 
 
 
どうだろう。
何か、お感じになられたことはあるだろうか。
 
 
 
 
 
オレはこの歌、
この、『森のくまさん』をエリと一緒に歌っていた時、
ふと、こんなことを思ったのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「で、結局お嬢さんは、何から逃げてんの?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
だーってよぅ!!

だってクマさん、お嬢さんに、
「早く逃げたほうがいいよ?」って言ってるワケじゃない?
で、お嬢さんはなんかスタコラ逃げるワケだけど、
結局このお嬢さん、何から逃げてんの?
クマさんはお嬢さんに、何から「逃げろ」っつってんの?

やっぱ、クマさん?

クマさんは、
「自分はアナタを襲うから早く逃げた方がいいよ。ガオー」
って、自分自身から逃げろっつってんの?
そんで、お嬢さんは逃げてんの?

でもさ、結局こいつら、
結局このクマさんとお嬢さん、
最終的には一緒に「♪ラーラーラー」って歌ってんじゃん。
最終的には仲良しになってんじゃん。
ちうかむしろ、最初に「逃げろ」って言っておきながら、
イヤリングを届けるという行為でむしろクマの側から
お嬢さんにすり寄ってきてるからね。
  
「おいおいおいおい、なんかヘンじゃね?」って。
 
ちうか、もう、
そんなことしてる場合じゃねぇからって。
歌なんか歌ってる場合じゃねぇからって。
逃げてぇー!!
お嬢さん、早く逃げてぇー!!
 
クマもクマだぜ。
自分から「逃げろ」言っときながら最後には一緒に歌ってるなんざ、
クマからすりゃぁとんだ醜態じゃないか。
行けよ、って。
ほらチャンスだ、今がチャンスだ、って。
歌なんか歌ってる場合じゃねぇよ、って。
喰え喰え、お嬢さんなんか喰っちまえ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
でね、オレ思ったんですけどね。
この『森のクマさん』って歌、ジツは続きがあるんじゃね?って、
そう思うワケですよ。

や、この『森のくまさん』って歌は
「逃げろ」言ったクマさんと逃げたお嬢さんが、
最終的には仲良しです、みたいなところで
5番の歌詞までで終ってるワケですが、オレ、
「ジツは幻の6番があったりすんじゃね?」って思うワケですよ。

物語の流れとしてはね、5番の歌詞までで
イヤリングを届にきたクマとお嬢さんが歌うワケだけど、
ジツはね、ソレはクマさんの高度な戦略で、
イヤリングを届けるという行為でお嬢さんの警戒心を解いておいて、
油断させておいて、ジツは喰っちまう、みたいなね。
仲良しと見せかけておいて、ジツはガブーッ、みたいなね。

そんな幻の歌詞が、
ジツは6番に収められているのではないかと思うのですよ。
 
 
 
 
 
 
 
  
例えば、
あくまでも例えばの話ですけどね、こんな風な歌詞とか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
♪クマさんの(クマさんの)
 いうことにゃ(いうことにゃ)
 言い残す(言い残す)
 こと無いか?(こと無いか?)
 痛いのはいーぃっしゅーんーだー
 すぐにらーくーにーなーるー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「油断するな」という教訓ですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
忙しい。
仕事がメチャクチャ忙しいのである。
あまりの忙しさに、ウンコ漏らしそうになることもしばしば、だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
おい、いいのか?
今のままじゃオレはいずれ、ウンコを漏らすぞ?
来月で34歳なのに職場でウンコ漏らすぞ?確実に!!(←漏らすな) 
 
職場の人間よ、いいか?よく聞け。

ソレがイヤなら、
オレにウンコを漏らされたくなければ、
オレに忙しい思いをさせないことだぜっ!!

オレの仕事量を減らせ!!
さもなくば、ウンコを漏らすぞっ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
って、オレは、なんてマヌケな脅迫をしてるのだろうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
まぁ、ソレはさておき。
 
 
 
 
 
 
 
 
先日のこと。

仕事帰りにドラッグストアに立ち寄り、
欲しいモノをカゴに放り込んでレジに並ぶと、
ふと、オレの前に並んでいる人のカゴの中身が気になった。

女性。
オレの前に並んでいたのは、若い女性。
 
ベツにオレは、女性が購入しようとしてるモノを
いちいち気にしていたワケじゃなく。
ただ、そのカゴの中身が少し異様だったので、
ついつい目が行ってしまったのだ。

その女性が持っていたカゴの中にはポツンとひとつだけ、
とあるモノが入っていた。

その、とあるモノとは。
 
 
 
 
 
 
 
 
コンドーム。
 
 
 
 
 
 
 
 
コンドームオンリー、である。
コンドームオンリー イン ザ カゴ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
「おいおいおいおい、
 ソレはいちいち、カゴに入れる必要があることなのか!?」
 
 
 
 
 
なにしろたったひとつだけ、
ソレだけが、カゴに入っているのだ。
お菓子も無ければ飲物も無い。
化粧品も無ければワキ剃り用のカミソリも無い。
ソレだけ。
たったソレだけがカゴに入っている。
 
コンドーム。
 
コンドームオンリー イン ザ カゴ、なのである。
 
 
 
 
 
いや、逆を言えばむしろソレは、
カゴを使わないほうが賢明なのでは、とも思える。
なにしろ商品はコンドームなのだ。

コンドームという商品は、
人間が生きていくうえで大変重要な役割を担っているワケだけれど、
しかし、なんとなく恥ずかしさ、
そして、うしろめたさをも感じる商品でもある。

そんなコンドームひとつだけを買うならばむしろ、
カゴに入れずに手に持ったほうが、
よっぽど目立たなくてよいではないか。
 
 
 
 
 
「もしかすると彼女は、
 コンドームを購入することに対して少しの抵抗も、
 これっぽっちの恥じらいも感じないのかもしれないな」
 
 
 
 
 
ふと、そんなことを思う。

オレなんかがコンドームを購入する場合、
まず、コンビニやこういうドラッグストアでは買わない。
いや、買えない。

なんとなく、コンビニやドラッグストアのように人が多く、
そして、明るい店内の中ではソレを手に取りづらいのだ。
誰に見られてるかわかったもんじゃないから(←小心者)

いや、ベツに悪い事をしてるワケではないから
堂々としてればいいのかもしれないけれど、
ただ、なんとなく、「“イケナイコト”をこれからする」、という
うしろめたさのようなモノを感じてしまうのだ。

だからオレは、オレの地元にはコンドマニアのようなモノは無いから
ソレを買う場合は家から離れた薬局まで買いに行き、
薄暗い店内、そこで、格安になってワゴンに積まれてるソレを買う。

もし、ソレができずにやむを得ず、
コンビニやドラッグストアでソレを購入しなければならない場合は、
カゴの中身をコンドーム以外の商品でいっぱいにする。

いわゆる、“目くらまし”。
 
ホントは、欲しいのはコンドームだけなのだけれど、
ソレだけを持っていると、
「はい、これからヤリますよー!!」と
力いっぱい宣言しているような感じがするから、
カゴの中にコンドーム以外の商品を、
お菓子やらジュースやらなんやらかんやらをいっぱいに詰めて、
あくまでも、
「あ、ついでにコンドームも買います」的な雰囲気を作って、
そして、レジに並ぶのだ。

ソレはちょうど、レンタルビデオ店で、
エロビデオを名作映画で挟んでカウンターに持っていく心理と
よく似ている。

はっきり言って、そんな姑息な作戦など
まるで意味がないことはよくわかっているのだけれど、
それでも、そうしてなんとなく誤魔化してしまうのだ。
 
 
 
 
 
と、そんなことを考えていると、ふと、
そのコンドームオンリーの女性の年齢が、
思ったよりも若いのではないか、ということに気付いた。

正面からまじまじと見つめたワケではないのだが、
彼女の後ろに並んで時折見える彼女の横顔を見ると、
どう見ても10代、しかも10代の前半、もしくは10代半ばに見える。

いや、彼女はとびきり童顔なのかもしれないし、
オレの見た目が狂ってるのかもしれないけれど、
オレの目には、そのコンドームオンリーの彼女は
どう見ても高校生、へたすりゃ中学生に見えた。
 
 
 
 
 
「むむぅ。
 明らかに不純異性交遊じゃないか!!」
 
 
 
 
 
まぁ、ベツに不純異性交遊が悪いってワケじゃないし
今の時代、っつーかオレが中学生だったころから
早いヤツは経験してたもんだ。
ただ、だからといってソレは褒められたもんでもなく、
でも、コンドームを使って性病の感染予防なんかに気を使ってるなら、
ソレはいいことであって、オレは、
 
「若い子たちがコンドームを使ってセックスをするというのは結局、
 褒めるべきことなのか、
 それとも褒められるべきことではないのか」

と、深く悩んでしまった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ちうか、羨ましいと思いましたー。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イナゴ。
ナマコ。
ホヤ。
シャコ。

最初に食べた人は誰なんだろう。
その人は、どんな状況でソレを食べたんだろう。

あと、ウニとかね。
フグとかね。
あと、キノコなんてのも。
 
もし、タイムマシンがあるのならば、
いつの時代かは判らないけどぜひともその現場に立ち会いたいですね。
そして、人類で初めてソレらを食べる人の横で、
『2001年宇宙の旅』の冒頭の猿が初めて道具を使ったシーンのように、
「♪ジャーン、ジャーン、ジャジャーン、ドンデンドンデンドンデン」って
『ツァラトゥストラはかく語りき』をラジカセで流して
その現場を盛り上げてみたいものです。

や、
「タイムマシンがあるってのに音楽はラジカセなの?」
って話なんですけどね。
 
 
 
 
 
 
 
 
そんで、できれば、
人類で初めてソレらを食べた人に、話を訊いてみたい。
 
「どうしてソレを食べようと思ったの?」って。
 
 
 
 
 
だってさ、ウニなんかもう、とげとげじゃないですか。
ウニからしてみりゃもう、とげとげでアピールしてるワケですよ。
「オイラを喰おうと思うなよ!!オイラに触るとケガするぜ!!」
って、もう、全身でフルにアピールしてるワケですよ。
ナイフみたいに尖っては触るモノみな傷つけたワケですよ。

でも、人類は、
そんなモーレツにアピールしてるウニを
否応無くかち割って、食べてしまった。
 
 
 
 
 
「どうしてそんなとげとげを食べようと思ったの?」
 
 
 
 
 
フグにしてもそう。
きっとさ、フグを最初に食べた人は、
その毒でビリビリにヤラレちゃったと思うんですよ。
や、最初の人だけじゃなくてさ、
その次にフグを食った人も、またその次にフグを食った人も、
みんな、毒でビリビリにヤラレちゃってると思うのですね。

で、最初の犠牲者から何人目か何十人目か判りませんが、
多くの犠牲者を経て、多くの屍を乗り越えて、
初めて、何事も無く無事にフグを食った人がいた。
きっとその人だって、
そのフグという魚は、危険な魚だと知っていたと思うんです。
それでもそのフグにチャレンジして、無事に食べることが出来た。

おかげで現在、ワタシたちは美味しくフグをいただけるワケで、
ソレはとても有り難いことなんですが、
それでもね、その、
初めてフグを無事に食った人に、こう訊いてみたいんです。 
 
 
 
 
 
「どうしてそんな危険を冒してまでフグを食べようと思ったの?」
 
 
 
 
 
ウニだってフグだって、一歩間違えれば、
ただの「バカなチャレンジャー」で済まされてしまう話ですからね。
どうして、そこまでしてソレらを
食べようと思ったのかが知りたいんです。

キノコもね。
今でこそ毒キノコの種類はある程度判別できるようになったけど、
人類が初めて食べるキノコなんて、
毒キノコだかどうだかなんて判りゃしないんだから。

しかも、毒キノコなんてものすごい種類があるワケですから、
「キノコはヘタすりゃ危ない」って知識はある程度あったはずなのに、
ソレなのに、どうしてそんな危険を冒してまで、
「このキノコは食えるかな?」ってチャレンジしてみたのか。
ソレが知りたいんです。

へたすりゃ「モコモコモコ」って音と同時に
身体が巨大化してしまう危険性だってあるワケですから(←ねーよ)

や、そのチャレンジャーたちのおかげで現在、
『キノコ図鑑』なんてものがあるワケですがね。
『キノコ図鑑』に載ってる毒キノコの数だけ、
確実にキノコ中毒の犠牲者がいるってことですから。

まったく、
そのチャレンジャーの方々には頭の下がる思いではありますが。
 
 
 
 
 
 
 
 
ソレにしても、いつかホントに
タイムマシンなんてモノが出きる時代が来るんでしょうかね。
ソレとも、ただの夢物語なのか。
 
どうなるかは判らないけれど、
もし、過去に行けることができるのならば、
それらを訊いてみたいです。

「どうしてソレを食べようと思ったの?」って。
 
 
 
 
 
 
 
 
案外、

「単に生活苦です」
 
そんな、どんよりした答えが返ってきたりしてね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
フィギュアスケートといえば、
その技術の正確さと同時に「美」を追求した競技であって、
その観点からすれば、試合の時に選手が着用する衣装は
少なからず、結果に影響を及ぼすモノである。

しかし。
しかし、だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
女子フィギュアの衣装は、ホントにアレでいいのか?
 
 
 
 
 
 
 
 
だーってよぅ、心配になるんだ。
女子フィギュアを観てると、なんだかとっても、
心配になるんですよ、お兄さんとしましては!!

や、何が心配ってね、女子フィギュアの衣装ってさ、
あの腰のヒラヒラの下、
あのヒラヒラの下は水着みたいになってるワケですが、
あの衣装のお尻の部分、演技を続けてると、
どんどんどんどん、ズリ上がってくるでしょ。

演技が始まった直後はまだ、
お尻の部分はあの衣装でちゃんと隠れてるワケですが、
演技を続けてるうちに、
跳んだり回ったりしてるウチに、
衣装のお尻の部分がガンガンにズリ上がってきて
最終的には出ちゃってるでしょ、お尻のお肉が。

確実に衣装からハミ出てるよね、お尻のほっぺたが。

「おいおいおいおい、いいのか?
 だってお尻じゃん!!お尻出てんじゃーん!!」

そう思ってドキドキしてしまうんですよね。
ハラハラしちゃうんですよね。
なんかグイィーッて食い込んでるし。
 
 
 
「おいおいおいおい、ヤベェって!!
 足を上げるな!!
 もうソレ以上、足を上げないでぇぇぇーっ!!」
 
 
 
アレってどうなんだろう。
選手は自分が滑ってる姿を観た時、
落ち込んでしまったりしないのだろうか。

「あ、アタシすごい食い込み・・・」

そう思ったりしないのだろうか。
 
 
 
心配なんです、お兄さんは。
 
 
 
ゴメンね、言ってるレベルが低くてさ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
心配といえば、もう1つ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ソレは、中野友加里の存在。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
や、オレは、ミキティだのマオちゃんだのに話題が集中する中で、
断然に中野友加里を応援してるんですがね、
中野さん、グレちゃったりしないのだろうか。
ソレが心配。

や、だって中野さん、
いつもイイトコまでは行くんだけど、すっごい惜しいでしょ。

フィギュアって、後から後から強い選手が出たりするから
途中までは1位なんだけど、最終的にはメダルを逃したりしてしまう。
なんちうかこう、国際大会とかだと、
中野さんが演技を終えた時点で中野さんは1位になってても、
後から後から出てくる選手に抜かれて、
いつの間にかメダル圏内から出てしまう。
 
初めは
「よーし、中野さん、1位だぜ!!
 素晴らしい演技だ、ビューティフル!!」とか思ってても、
しばらくすると、
 
 
 
 
 
 
 
 
「ああ、中野さん、外国人に抜かれた!!
 でもまだ2位だ、メダル圏内だぜ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
「ああああ、中野さん、マオちゃんに抜かれた!!
 でもまだ3位だぜ!!踏ん張れ中野!!(←演技終ってんのに)」
 
 
 
 
 
 
 
 
で、最終的には、
 
 
 
 
 
 
 
 
「ああああああっ、中野さん!!
 ミキティにも抜かれてしまった・・・
 な、中野さん・・・・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
毎回のように、そんなんなってしまう。
そんなんなって、国際大会で惜しくもメダルを逃したりしてしまう。
 
勝負の世界とはいえ、
本人はきっと、ものすごいツライと思うんです。
本人はきっと、ものすごい悔しいと思うんです。
  
ダイジョブか?
オレが中野さんだったらグレちゃうぜ?
「フィギュアなんてやってらんねーよ!!」ってなっちゃうぜ?
 
 
 
お兄さんは、
中野さんがそうなってしまうんじゃないかと、
なんだかちょっと心配なんです(←ならねーよ)
 
 
 
でも、オレはフィギュアのことは詳しくは知りませんが、
中野さんにはものすごいチカラがあると思いますし、
ソレは、ミキティにもマオちゃんにも
決して負けることのないチカラだと信じていますので、
これからも、中野さんを応援し続けていきますけどね。
 
 
 
ガンバレ、中野さん!!
 
 
 
ゲルタは中野友加里を熱烈に応援します!!(←迷惑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あ、心配なこととは全然関係ないんですけどね、
フィギュアの衣装、ということで思い出したのですが、
フィギュアの衣装ってさ、肩とかお腹の部分って、
素肌のようでいて、素肌じゃない部分ってあるでしょ。
なんか、肌色で、一見、素肌のように見えるんだけど、
「ジツは肌色の布でしたー」、みたいな。
フィギュアの衣装ってそういうのありますよね。

オレ思ったんだけど、
ナウシカもさ、あんな感じなのかな。

ほら、ナウシカってさ、
一瞬ノーパンに見える時があるじゃない?
メーヴェに乗って飛んでる時とか、
「え?ナウシカって何も履いてないの!?」
そう見える時があるじゃない?

多分さ、
ナウシカのノーパン疑惑もきっと、そういうことだったんだよね。
フィギュアの衣装の肌色部分、みたいな感じだったんだよね。
素肌のように見えるスパッツ。
 
 
 
いや、だからって、
ベツにどうこうって話じゃなくて、
ただソレだけの話なんですけどね。
 
 
 
ゴメンね、言ってるレベルが低くてさ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こんにちは、ゲルです。
 
つい先日まで残っていた雪もすっかり溶けて
季節はすっかりめっきり春といった感じ。
花のつぼみもすっかりめっきりもっこり膨らみ始めた今日この頃、
皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
 
たまに血便垂れ流したりもするけど、ワタシは元気です(←瀕死)
 
 
 
 
 
 
 
 
まぁ、それはソレとして。
 
 
 
 
 
 
 
 
先日のこと。

「春の火災予防運動」っちうことで、
ウチの職場において、職場内で起きた火災を想定した、
職員約400人を巻き込んだ大々的な避難訓練が行われました。

まぁ、オレから言わせりゃ、
「“火災予防”だっつってんのに避難してどうすんだコノヤロー」
って感じなのですけどね。

や、それはイイとして、ウチの職場で、
そんなビッグイベント的な避難訓練が行われたのですが。
  
で、その避難訓練の一切を仕切るのが、オレが所属する総務課。
10人にも満たない人数で、館内放送や避難経路の確保、
消防署への通報や避難誘導、さらには、
館内の安全確認や訓練後の消防士さんのお話のセッティングなどなど、
訓練に関するあらゆる仕事を取り仕切ります。

中には、
「火災発生(想定)から全員が避難を終えるまでのタイムを計測」
なんてモノもありまして。
もはや、“競技”。
もはや、「避難訓練」という種目。

「去年の避難タイムより遅かったら話になんないよねー」
 
そんな感じで、総務の人間は、
このビッグイベントの成功の為に最善を尽くそうとしてました。

もちろんオレも、

「まかせろ!!
 “避難訓練の鬼”と呼ばれるこのオレが、
 全員をスピーディーに、かつ安全に避難させるぜ!!」

なんて意気込んでいたのですが。
 
 
 
 
 
 
 
 
ですが。 
 
 
 
 
 
 
 
 
火災(想定)が起こって避難が始まるとまー、動かねぇ動かねぇ。
や、何が動かねぇって避難する職員が動かねぇ。

避難の誘導を担当する立場のオレが、
「こっちの階段から降りてくださ〜い!!」
なんて声を張り上げたところで、避難する職員はノロノロノロノロ。
「急いで!!でも走らないで!!」
なんて言ってみたところでノロノロノロノロ。

もう、バカみたいに遅いワケですわ。

なんちうの?
はじめから頭の中に「あくまでも訓練」ってのが入ってるから、
もう、ちょっと小バカにした感じなんですよね。
「え〜?訓練なんてメンドクセェ〜」的な。
まるで緊迫感が無いワケですわ。
笑いながら移動してる輩もいやがる。

オメーらふざけんな、と。
こういう訓練をしっかりやらないと、
いざ、火災が発生した時に焼け死んでしまうぞ、と言うワケですよ、
“避難訓練の鬼”としましては。
『避難訓練を笑う者は避難に泣く』という言葉もあるじゃないか、と。
オレが作った言葉だけど!!

しかし職員さんは、相変わらず無気力、
そして訓練を小バカにした感じでただ、
誘導するオレの後をノロノロノロノロついてくるだけで。

しかもソレが400人もいるから、スッゲー時間がかかる。
400人が400人、みんなノロノロノロノロ。
 
 
 
 
 
アホか!!
オメーらはアレか!!
ハーメルンの笛吹きの後をついてくる子供か!!

死ぬぞ!?
火災が発生したら、確実にオマエらは焼け死ぬぞ!?
 
 
 
 
 
“避難訓練の鬼”としましては、
職員さんにハッパをかけるワケですよ。

しかし職員さん、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「だって、火事なんて起きないでしょ〜」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アホ!!
死ね!!
焼け死んでしまえ!!

その油断が恐いのだ!!
その甘えが一番恐ろしいのだ!!

そういう事を言うヤツは、
キャンプファイヤーのように燃えてしまえ!!
千の風になってしまえっ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もうオレ、そんな職員さんにヤキモキヤキモキ。
そんな職員さんにイライライライラ。

もともと短気なオレは、
すっかりアツくなりながら階段を下ってたのですが、その時。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「のわッ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレ、足を滑らせて階段から落下。
避難訓練中に、足を滑らせて階段から落下。
 
 
 
 
 
 
 
 
痛ぇ〜!!
チョー痛ぇ〜!!
 
 
 
 
 
 
 
 
で、その時にですね、
ただ落下しただけならイイんですけど、なんだろう?
カマイタチ?
どういうワケか、足をスパッと切ってしまいまして。
気がついたら、どういうワケかキレイな切り口で
足首んとこががスパッて切れてまして。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレ、大流血。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
“避難訓練の鬼”、避難訓練中に病院に運ばれる!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
後から聞いた話によると、
オレが病院に運ばれた後、訓練後の訓話で消防士さんは、
400人の職員がズラッと並ぶ前で、こう言ったそうです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「えー、
 今日の訓練で1人の方が怪我をしてしまいましたが、
 実際の火災では、煙や炎に包まれて慌て、
 そして慌てた為に周りが見えなくなって怪我をして、
 逃げ遅れる人が多いようです。
 もっと冷静にならないといけません。
 落ち着きを失うことが、命を落とす最大の原因です」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
“避難訓練の鬼”、訓練にアツくなりすぎて避難失敗!!

訓練じゃなかったら千の風に!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 

袋。

2007年3月21日 日常 コメント (4)
 
 
 
 
母親は、ブランド品のバッグをいくつか持っているのだけれど、
買ったら買ったで実際にはソレらに荷物を入れて持ち歩こうとはせず、
じゃ、何に荷物を入れて持ち歩くのかというと、
そのブランド品のバッグを購入した際にバッグが入っていた袋、
あの、ブランドのロゴが書かれてる紙袋を大事にとっておいて、
ソレに、荷物を入れて持ち歩いている。
 
 
 
 
 
母親:「だって、せっかくのバッグ使うのは勿体無いじゃな〜い」
 
 
 
 
 
まぁ、お高いをお金を出して購入したブランド品のバッグを使うのが
勿体無いという気持ちは解らないではないけれど、
だからといって、バッグの代わりにそのバッグが入っていた
「GUCCI」と書かれた紙袋を持ち歩くのはどうなんだろう。
何かがオカシイ気がする。
 
 
 
 
 
母親:「いいじゃない。
    これだって、いちおうGUCCIなんだから」
 
 
 
 
 
まぁ、そりゃぁそうなんだけれど所詮は紙袋。
そんなに自慢気に持ち歩けるモノではないじゃないか。
そもそも、主となるバッグを勿体無いから、と使わずに、
その付録の紙袋をメインで使ってるだなんてそんな話、
どう考えても何かがオカシイじゃないか。
 
 
 
 
 
見かねたオレが、母親に、

「貧乏臭ぇからそんなオマケの紙袋持って歩くなよ〜」
 
そう言うと、母親は、

「貧乏臭いってアンタね、
 これだってGUCCIの商品の1つなんだからね。
 それに、これは、バッグを持ってるという証なんだから」
 
そんなことを言う。
 
「だったら、そんな紙袋じゃなくて、
 そのバッグを使えばいいじゃない。
 バッグが勿体無いから紙袋を使ってるなんて、
 何かちょっとオカシイよ?
 貧乏性のクセに思いっきり見栄を張ってる感じがする」

オレがそう言うと、母親は、少しだけ声が大きくなった。
 
「いいの!!
 お母さんはベツに見栄っ張りじゃないもん!!」
 
そして母親は、続けて言った。
 
「それにアンタね、
 さっきからアンタは紙袋紙袋って言うけど、
 こういうお店のモノになるともう、紙袋っては言わないんだよ!?
 そこらのデパートのは紙袋って呼ぶけど、
 GUCCIとかの紙袋は、もう紙袋とは呼ばないの!!」

ソレを聞いてオレが、
 
「じゃ、GUCCIの紙袋のことはなんて呼ぶのさ?」

そう訊くと母親は、自信たっぷりな感じで、言った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
「ペーパーバァ〜ッグ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その後、
試しに、家にあったいくつかの紙袋を母親の前に並べてみた。 
オレはその紙袋らを指し、母親に尋ねる。
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲル:「この袋はなんて言うの?」
  
母親:「シャディのサラダ館の、紙袋」
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲル:「この袋はなんていうの?」

母親:「ユニクロの、紙袋」
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲル:「じゃ、この袋は?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
母親:「GUCCIのペーパーバァ〜ッグ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
わかった。
さきほどから母親と話していて

「何かがオカシイ。
 母親は何かがオカシイ」

そう思っていたのだけれど、わかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なんてことはない、頭がオカシイのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
♪う〜み〜は〜広い〜な〜おおき〜ぃなぁ〜
 
 
 
 
 
 
 
 
あ、どうもどうも。
こんばんは、ゲルタです。

やー、昨日ワタクシ、宮城県は松島に行きましてね。

松島っつったら日本三景ですよ。
海ですよ。
ワタクシ、遊覧船に乗りながら、
やっぱ海はいいなぁ〜、なんてね、
この東北の海も外国に繋がってるのだなぁ〜、なんてね、
遊覧船の甲板に出て、
潮風にビュービュー吹き付けられて鼻汁垂らしながら
そんなことを思いふけっておったワケですが。

それこそ、歌にあるように、
「海におふねを浮かばせて、行ってみたいな」なんてね、
そんな事を考えてたワケですよ。
 
あー。
イイですよねー。
行ってみたいですよねー。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
泡の国(高級)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヘイ!!
『泡の国(高級)』がなんだかわからない良い子は
お父さんにでも訊いてくれベイベー!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて。
 
『便所の落書き調査委員』
『座りしょんべん推進委員』
『俳句愛好チーム「チーム松尾」副キャプテン』
『パニクルーを懐かしむ会副会長』
『勝手に福島を紹介する観光大使』
『学ランの下にパーカーを着る高校生に恐い思いをさせる会会長』
『サンタの日本上陸を阻止する会代表』
『紫の薔薇のひと』

などなど、様々な肩書きを持つワタクシ。
そんなワタクシですが、この度また1つ、
今度は職場内において、新しい肩書きを持つことになりました。

ソレは。
 
 
 
 
 
 
 
 
『局内セクハラ調査対策チームメンバー』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イェェェアッ!!

ストップ・ザ・セクハラ!!
ストップ・ザ・ハラスメント!!(←意味わかってない)

このオレがセクハラ対策チームメンバーに選ばれたからには、
職場内でセクハラするヤツぁ、
なんぴとたりとも許しやしねぇぜ、ヘイヘイ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、そんなセクハラ対策メンバーなワタクシですが、
本日の仕事中、そんなワタクシに、
ワタクシとデスクを並べる
隣の席のヒーちゃん(20歳 女 真面目っぽい)が
なんだか困った様子で話し掛けてきました。
 
 
 
 
 
ヒー:「ゲルタさん、アレ持ってないですか、アレ!!」
 
 
 
 
 
まぁ、「アレ持ってないですか?」と尋ねられて
「はい、アレです」っつって
その「アレ」を差し出せるヤツなんざぁ、いないワケで。

オレが「アレって何?」って尋ねると、
ヒーちゃんはなんだかイライラした感じでこう言いました。
 
 
 
 
 
ヒー:「ほら、アレですアレ!!
    あああ〜、名前が思い出せない!!イライラする!!」
 
 
 
 
 
ど忘れ。
ヒーちゃん、借りたいモノの名前をど忘れ。
 
 
 
 
 
オレの中では「アレ」っつったらまぁ、「チンコ」なもんですから、
「何?アレってチンコのこと?」って訊こうとしましたが、
そこは『局内セクハラ調査対策チームメンバー』に
就任したばかりのワタクシ、
「チンコ」言いたいところを、グッと堪えます。
 
 
 
 
 
ヒー:「ほら、アレ、なんってったっけ?
    名前が出てこない!!
    ほら、消すヤツ!!」
 
 
 
 
 
「消すヤツ」ってことで、
オレは、「ああ、修正液のことかな?」と思いましたが、
オレが黙っていると、ヒーちゃんは続けて言いました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヒー:「ほら、白い液ですよ、白い液!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
白い液。(←オレのセクハラ魂、着火)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヒー:「ゲルタさん、あの白い液、持ってます?」
 
ゲル:「まぁ、
    持ってないって言ったら嘘になるんだけどねぇ〜」
 
ヒー:「は?持ってるんですか?」

ゲル:「う〜ん、
    ヒーちゃんが言う白い液とオレが思う白い液、
    ソレが同じだとすればば、まぁ、持ってるといえば持ってる」

ヒー:「じゃ、貸してくださいよ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲル:「そんな言い方じゃ貸せねぇなぁ。
    “貸してくださいじ”ゃなくて、“ください”って言え。
    あ、やっぱ、“ください”じゃなくて、
    “こんなワタシですがどうかください”って言え。
    “いっぱいください”って言え」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヒー:「・・・・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
はっ!!しまった!!
ついうっかりオレ、セクハラ発言!!
しかもドS!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヒー:「・・・ゲルタさんって、かなりエロいですよね」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
はい・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
      
ワタシは、セクハラ調査対策チームメンバーである(←人選ミス)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレの名前はジャッキー、なんだそうだ。

この家に住むようになった日から、
飼主がオレをジャッキージャッキー呼び始めたから、
きっとオレの名前はジャッキーなのだと思う。
まったくヘンテコな名前つけやがって。

だいたい、飼主っつったってアレだぜ?
ここの家のヒトはなんか、オレの主人のつもりでいるらしいけど、
オレはベツに飼われてるつもりはないぜ?
まぁ、ご飯を貰えたり
散歩に連れてってもらえるのは有り難いとは思うけどね。
でも、ベツに飼われてるつもりは無い。
 
だって、ヒトってバカだもんな。
 
まったく、散歩の時になると
無理矢理オレにチャラチャラした服を着せたりしてな。
ホントにバカ。

こちとらベツに、寒かねぇんだよ、って。
服なんかベツに、着る必要無ぇんだよ、って。

なんてか、服を着せることを
さもオレの為のように見せかけてるけど、なんてことはねぇ。
オレに服を着せるのは、自分自身の為にやってるんだよな。
「どう?こんな服を着ちゃってとってもカワイイでしょー?」って、
結局は自分を飾り立てる道具にオレを使ってるんだ。
自分を満足させるための道具にオレを使ってるんだ。
まったく、使われる身にもなってみろってんだよな。

だいたいオレは、このジャッキーって名前も気に入ってねぇ。
この家に来てからもう10年以上、
ここの家のヒトがオレをジャッキージャッキー言うから、
オレも自分がジャッキーであることに慣れてしまったけれど、
ホントは、このジャッキーって名前だって気に入っちゃいないんだ。

なんだよ、ジャッキーって。
こんなアメリカチックな名前つけやがって。
よく考えてみたらオレは、秋田犬じゃねぇか。

秋田犬にジャッキーだなんて、センスのかけらも無いよな。

ホントにヒトってヤツぁ、バカだ。

いちばん進化した生物だなんて言うけれど、
ちょっと言葉を喋れるだけじゃないか。
ちょっと指先が器用なだけじゃないか。 
 
 
 
 
 
 
 
バカといえば、やっぱアイツ。

近所に、ウチの斜め後ろの家に住んでるヤツなんだけど、
昨日もオレを見にきてた。

確か、ゲルタとかいう名前のヤツ。

オレはコイツが大っキライなんだ。
昔から大っキライなんだ。

だってコイツ、時々お菓子とかを持ってくるのはいいんだけど、
そのお菓子を、オレがした糞の横にピッタリ並べて、
オレが、糞の横にあるそのお菓子を食べるかどうか、
じーっと見てるんだぜ?

気持ち悪いだろ?
ってかバカだろ?

そんなんが、
オレがこの家に住むようになってからずーっと続いてんだ。
この家に住むようになってからってーと、10年以上前からだからね。
 
それに、一時期なんか、
カメラを持ってよくオレんとこに来てたんだ、アイツ。
なんか、突然やってきてオレんとこじーっと見てるワケさ。

そして、オレが糞をする時になるとシャッターを押すの。

どうやらアイツ、
オレが糞をする瞬間を写真に撮りたかったらしくてさ。

まったく、飽きもせずになにやってんだか、って感じ。

ホントにバカだよな。
 
 
 
 
 
 
 
 
だいたい、ヒトってホントに
「最も進化した種族なのか?」って思うよ。

こないだも、ウチの前で中学生くらいの女の子たちが喧嘩しててさ。
お互い、大声で相手を口汚く罵るワケさ。
まったく、言葉ってヤツを唯一話すことができる種族だってのに、
その言葉を使って相手を傷つけてさ。
傷つけあって傷つけあって、お互い、イヤな気持ちになってんの。

中学生の話だけじゃなくて、ホントならヒトは、
その言葉をもっと有効に使うべきであるはずなのに、
その言葉を使ってただただ溝を広げてさ。
そして、なまじ指先が器用なばっかりに、
互いを受け入れられないとなると
その器用な指先で作った道具で殺し合いをして。

お互いを繋げる言葉で溝を作って。
最新の化学と技術で原始から続く野蛮な行為に至る。

まったく、ヒトってバカな生物だぜ。
進化しすぎて一周しちゃったんだろうな、きっと。
 
 
 
 
 
 
 
 
バカといえば、アイツ。
斜め後ろのゲルタ。

昨日は、激辛唐辛子煎餅を置いていったけれど、
そんなもん、誰が食うかってのな。

煎餅を置いてからしばらくオレを見てたけど、
オレが食わないでいるとつまらなそうに帰っていったよ。

まったくバカだよな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マサ:「中学生の頃さ、究極の選択っつーの流行ったよね」

ゲル:「ああああ、あったな〜。
    アレだよな、
    『食べるならどっちを食べる?
     ウ●コ味のカレーとカレー味のウ●コ』、みてぇな」
 
マサ:「そうそうそうそう!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲル:「・・・・・・」
 
マサ:「・・・・・・」

ゲル:「・・・・・・」

マサ:「・・・・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲル:「カレー・・・だよね?」
 
 
 
 
 
 
 
 
マサ:「だよね!!カレーだよね!!」

ゲル:「だよねー!!
    カレー味っつってもウ●コはウ●コだもんなぁ。
    やっぱカレー食うっしょ」

マサ:「だよねー。
    いやー、オレ、ゲルタは
    “ウ●コ食ってやる!!”とか言い出すんじゃないかって
    ちょっとドキドキしちゃった」

ゲル:「バーカ、食わねぇよ。
    つーか、ウ●コカレーも食わねぇけどな」

マサ:「いやいやいや、それじゃダメだろ。
    どっちかを食わなきゃダメなんだよ、
    “究極の選択”なんだから」

ゲル:「まぁ、そりゃぁそうなんだけど・・・」

マサ:「んじゃ、コレは?
    アナタは今、すっげーウ●コがしたいです」

ゲル:「またウ●コ絡みの選択なんだな」
 
マサ:「うん、そう。
    で、アナタ今、すっげーウ●コがしたくて、
    もはや漏れそうなイキオイなワケですが、
    そこに、2つのトイレがありました。
    1つは紙の無いトイレ。トイレットペーパーがキレてるのな?
    んで、も1つは、紙はあるけど隣との境の壁が無いトイレ。
    さぁ、アナタはどっちを選ぶ?」

ゲル:「丸見えか」

マサ:「そう、丸見え。
    しゃがんでみたら、隣の人と“あ、こんにちは〜”みてぇな。
    あ、ちなみに、どっちも和式便所な」

ゲル:「あ〜、やっぱ紙の無いトイレを選ぶんじゃねぇのかな〜」

マサ:「マジで?紙が無ぇのよ?紙が切れてるのよ?
    紙ついてるとこ、カランカランカラーンって言うのよ?
    も1つの方は、壁は無ぇど紙はちゃんとあんのよ?」

ゲル:「や、やっぱ、壁が無いほうがキツイんじゃね?
    隣の人と並んでウ●コはイヤだろ〜。
    それに、紙が無くてもペーパーの芯はあるんでしょ。
    そしたらさ、ペーパーの芯をこう、丹念に丹念に、
    まるで職人技のようにほぐしていくワケですよ。
    んで、柔らかい紙にしてだな、ソレを使うワケですよ」
 
マサ:「ケツ痛くなりそうじゃね?」
 
ゲル:「大丈夫、職人技だから大丈夫」
 
マサ:「あ、そ〜」
 
ゲル:「うん」
 
 
 
 
 
 
 
 
マサ:「んじゃ、次の質問。
    あなたは今、頭に銃を突きつけられています」

ゲル:「ハイ」

マサ:「で、その銃を持ってる男は、
    “恋人か母親、どちらかの前でウ●コをしなければ殺す”
    って言っています」
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲル:「1つ訊いていい?
    ・・・その犯人はいったい何がしてぇ人なの?」
 
 
 
 
 
 
 
 
マサ:「まぁ、いろいろな。
    で、アナタは恋人か母親の前でウ●コしなきゃならない。
    さぁ、アナタなら、
    恋人と母親、どっちの前でウ●コする?」
 
ゲル:「ん〜。
    ソレはやっぱ恋人の前じゃね?
    母親には見せられないでしょ、やっぱこの歳になっちゃうと。
    まだ恋人の方がいいんじゃねぇの?」
 
マサ:「あ、そう〜」
 
ゲル:「ん〜、だと思うな〜。
    なんか、母親の前ではやってはいけない気がする」

マサ:「そうか〜。
    まぁ、そうかもしんねーな。
    じゃ、次の質問な」

ゲル:「おう」
 
 
 
 
 
 
 
 
マサ:「次の質問。
    アナタは今、すっげーウ●コがしたいとします」
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲル:「またウ●コ絡みの質問かよ!!
    オレはどれだけウ●コがしてぇんだよ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
マサ:「あ、そうね。
    じゃ、違う質問な?」

ゲル:「おう」
 
マサ:「じゃ、
    アナタがサングラスをかけるとしたら、どっちにかける?
    TOKIOの松岡のように後頭部にかけるか、
    ケミストリーの黒い方みたいにぶら下げるか」
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲル:「目にかけるよっ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
マサ:「それじゃダメだ。
    松岡かケミストリーか、どっちかにしかかけられないの」
  
ゲル:「そうなの?
    ん〜、キツイ選択っすな〜。
    どっちももはや、サングラスとしての本来の使用法から
    大きく外れてるからな〜」

マサ:「さぁ、どっち?」

ゲル:「うわー、松岡の後頭部サングラスはかなりイヤだな〜。
    ケミストリーも相当イヤだけど。
    でもやっぱ、松岡かな〜」
 
マサ:「え、松岡なの?
    だって後頭部よ?
    そこに目ぇ、無ぇじゃん!!って」
 
ゲル:「だってケミストリーだって
    サングラスが下向いてんのよ?プラプラしてるからな。
    プラプラしてねぇ松岡の方がまだイイんじゃねぇの?」
 
マサ:「あ〜、そう」

ゲル:「いや、どちらかと言えば、の話よ?
    実際はどっちもイヤだかんね?」
 
マサ:「まぁ、“究極の選択”だかんな」

ゲル:「そう、“究極の選択”だから」
 
 
 
 
 
 
 
 
マサ:「じゃ、次は、
    アナタはサッカー日本代表の監督に選ばれたとします」

ゲル:「おお、オレジャパンか!!」

マサ:「そう、ゲルタジャパン」

ゲル:「イイ人選だね〜。
    それだけでもはや、
    ワールドカップベスト4入りは約束されたようなものだな」

マサ:「ソレはわかんねーけど、
    とにかくゲルタジャパンには、国中が期待している。
    国民もマスコミも、みんなが期待している」

ゲル:「おう、まかせろ!!」
 
マサ:「そこで、監督であるアナタが、
    ワールドカップを勝ち抜く為に必要とする選手はどっち?」
 
ゲル:「・・・・・・」
 
マサ:「FW、ヤナギサワ。
    もう1人は、やはり同じくFW、スズキ(タカ)」
 
ゲル:「え!?
    このオシム時代にヤナギサワとスズキなの!?
    もっと、いっぱいいるじゃん!!」
 
マサ:「ダメ。
    ヤナギサワかスズキしか選べません」
 
ゲル:「んんん・・・
    ヤナギサワとスズキか・・・
    まぁ、どっちもキライな選手ではないんだけど・・・」
 
マサ:「さ、どっちを選ぶ?」
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲル:「んんんん・・・・・・
    どっちも要らねぇってのは・・・・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
マサ:「無しっ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こんばんは。

西田敏行がCMに出てたユーキャンのあのでっけぇ地図、
『日本大地図』を、先日、
分割払いでうっかり購入してしまったゲルタです。
 
 
 
 
 
 
やー、地図はイイですねー。
「ここは行ったことあるなー」とか
「ここに行ってみたいなー」とかね、
そんなことを考えながら地図を眺めてると、
もう、楽しくて楽しくて(←地図大好き)。
 
地図を見ながら、まだ訪れたことのない土地に思いを馳せたりね、
その土地の名産物はなんだろう、なんて調べてみたりね、
ホント、地図って面白い。

ワタクシ、地図上ですっかり旅行を満喫しております。
“行ったつもり”になって。
  
や、一番いいのはホントは、実際にその土地に行って、
その場所を自分の目で見て、
そしてその土地の空気を自分の肌で感じることなんでしょうけど、
やっぱね。
なんせ、金銭的な問題も時間的な問題もありますから。

ワタクシ、地図上で、寅さんよろしく放浪の旅を続けてるワケですが。
 
 
 
 
 
 
それにしても、地図を見てるとオレ、
「まだ行ったことの無い県が多いな〜」なんて思うワケですよ。

皆様はどうなんでしょう。
結構、旅行や仕事なんかで
沢山の県をまわってらっしゃるのでしょうか。

多分オレは、日本に住みながら、
まだ10県くらいしかまわってないと思います。

47都道府県のうち、たったの10。

「オレってまだまだ、何も見てないんだな〜。
 オレってまだ、何も知らないんだな〜」なんて痛感したりして。
  
例えばね、オレは四国や九州に行ったことが無いのですが、
行ったこと無いから、
もう、その土地のイメージが漠然としか湧いてこないワケですよ。
「暖かいのかな?」とか、ホントに漠然としか。

なんかね、ソレがすっごい悔しい。

いつの日か、実際に訪れてその土地の空気というモノを肌で感じよう、
四国も九州も、
ちうか全県制覇してやろう、なんて考えたりしています。

ってか、これを読んでくださってる皆様は、
どんなところにお住まいなのでしょう。
そんなことがちょっと気になったりして。
自慢話でもキライなところでも聞かせてくださったら嬉しいです。
 
 
 
 
 
 
と、ここで。
突然ですが、オレの行ってみたい土地、ベスト3!!
 
 
 
 
 
 
まず、3位!!房総半島!!
千葉県のね。
暖かそうで、花とかがいっぱい咲いていそうで、
なんか気持ちよさそうだな〜、
行ってみたいな〜って。
 
 
続いて第2位!!
九州!!
漠然と九州!!
なんかやっぱ、暖かそうだな〜って。
ソレになんか、オレが住んでる東北とは
文化とかが結構違って面白そうな気がするし。
行ってみたいです。
 
 
そして、第1位!!
四国!!
やっぱし漠然と四国!!
理由は、鉄腕DASH観てたらなんか行きたくなったから!!
 
 
 
 
 
 
まぁ、他にも行ってみたいところはいろいろあるんですけどね。
行ってみたいところは沢山あるんですけどね。

地図上ではなく、
知らない土地を実際に自分の目で見て、
知らない土地の空気を実際に自分の肌で感じる。

それこそが、
自分の世界を広げる為に最も必要なことだと思いますし。
 
 
 
 
 
 
と、そんなこと言いつつ、
オレが今、一番行きたいところは、
今、ホントに一番行きたいところは四国でも九州でもなく、
職場の女子更衣室だったりするんですけどね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
           『 ぼくの夢 』
 
                     3年4組 サイトウゲルタ
 
 
 
 
 
   海の近くに家をたてる。
   それがぼくの夢です。
 
 
   小さくてもいい。
   屋根が青くて、
   かべがまっ白で、
   小さな庭がついている。
   そんな家に住むのがぼくの夢です。
 
 
   鳥たちの声で目が覚めて、
   窓をあけると海が見え、
   海面に反射した陽の光がとても気持ちいいです。
   潮のかおりがとてもさわやかです。
   そんなところに住むのがぼくの夢です。
 
 
   げんかんには大きな犬がいます。
   芝生は緑に光っています。
   小さな花壇には季節の花がいつも咲いていて、
   おとずれる人を歓迎します。

   空の晴れた日は弾ける歌をたからかにうたい、
   空もようの機嫌のわるい日には、
   雨の音を聞きながらソファにしずんで本を読みます。
   
   海が霧でつつまれた朝には、
   やさしい奥さんとふたりで窓をあけてコーヒーをたのしみます。
 
   空がまっ青に晴れあがった午後には、
   緑に光る庭で紅茶をたのしみます。 
  
   大きな夕陽がまっ赤に燃えながら海にしずんでいくころには
   やさしい奥さんはぼくの大好きなカリーをつくってくれます。
   
   家の近くのまがり角をまがるとそのカリーのにおいがして、
   ぼくは、「このにおいはカリーだ!!」と、
   いそいでやさしい奥さんが待つ家に帰ります。
  
   そんな生活をおくるのがぼくの夢です。
 
   そして。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   やさしい奥さんに、
 
   「アナタ、先にお風呂にする?ごはんにする?それとも・・・」
 
   いっぺんでいいから
   そういうふうにきかれることが、ぼくの夢です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   そしたらぼくは、こう答えるでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   「お風呂場で、オマエ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   合わせ技でちょっぴり大胆プレイ。
 
   それが、ぼくの、夢です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   もはやカリーどころではありません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
退院した日、久しぶりに家族と夕食を共にした。
仕事をしてりゃ、オレが帰ってくる時間には
両親はすでに夕食を終えてるし、
なんせ、ここんとこ入院ばっかしてたから、
家族3人で食卓を囲むのは久しぶりだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
親父は焼き魚を食う。

母親も焼き魚を食う。

でも、オレは魚があまり好きではないので焼き魚を食わない。
 
 
 
 
 
酒に酔った親父はそんなオレを見て、「魚も食えよ」と言う。

母親は、それに続けて「このお魚は美味しいんだから食べな」と言う。

オレは、心の中で
(この魚が美味しいと感じるのはアンタの価値観であって
 オレの価値観では美味しいとは感じられないのだ)と思いながら、
「あぁん」と曖昧に返事をする。
 
 
 
 
 
親父は、尚もオレが魚に手をつけずにいると、
「この魚は高級魚なんだぞー」と言う。

母親もそれにならって
「美味しいよ、なんせ高いから」と言う。

ソレを聞いてオレは、
(高価なモノだから美味しいという考えは歪んでる)と思いながらも
「食う時はオレのタイミングで食うからそう急かすな!!」と
ちょっとだけイライラする。
 
 
 
 
 
親父はソレを聞いて「おぅ」と答え、また魚を食い始める。

母親は黙って魚を食っている。

オレは、ちょっとだけ魚をつついて食べてみる。
 
 
 
 
 
親父はソレを見て、
「そんなんじゃダメだ。
 もっと大きく食べなきゃ味がわかんねーだろ」と言う。

母親は、「お父さん、あんまり口を出さんな」と言う。

オレは、イライラしながら親父の言ったとおりに
魚を大きめにほぐして食う。
 
 
 
 
 
酒に酔った親父は、「美味いべ?」と言う。

母親は無言でオレを見ている。

オレは、全然美味いとは思わなかったのだけれど、
「まぁまぁ美味いんじゃね?」と調子を合わせる。
 
 
 
 
 
親父は、途端に満面の笑みを浮かべて
「だろ〜、なんせ高級魚だからよ」と言う。

母親も、少し微笑む。

オレは内心、(ベツに美味かねぇよ)と思う。
 
 
 
 
 
酔った親父は俄然、調子にのって
「美味い美味い」と魚をバクバク食う。

母親も魚を食う。

オレはもう、魚に手をつけない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
と、調子にのった親父が魚をパクついていると、
急に親父の口から「ガリッ」という音がした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
親父は「痛っ!!」と声を出した。

母親は、「骨?」と訊く。

オレも(骨を噛んでしまったのだろうな)と思う。
 
 
 
 
 
しかし親父は「わかんねー」と答え、
尚もソレを噛み砕こうとチャレンジして、
再び「痛っ!!」と声をあげる。

母親は、「骨なんだから無理しないで出しなよ」と言う。

オレも(出せばいいのに)と思う。
 
 
 
 
 
しかしそれでも、酔った親父は調子にのって、
「ん?こんなの食えるよ?」とまたソレを、
何度も何度も噛み砕こうとして
何度も何度も「痛っ!!」と声をあげる。

母親は、そんな親父の様子を見てイライラしたのか
「いいから、固い骨なんだから無理して食べることないから!!」と
強めに声を出した。
「あんまり調子にのってふざけらんな!!」

オレも酔って調子にのっている親父を見て
だいぶイライラしていた。
 
 
 
 
  
でも親父は意地っ張り。
「骨なんか食べないで出しな」と言われると
「どーしても食べてやろう」という気になる厄介な性格。
「こんなの食えるぞ!!」

母親は、「いいから出しなよ!!」と言う。

オレは、そんな調子にのった親父と、
放っておけばいいのに口うるさく「出せ出せ」と言う母親に
イライラする。
 
 
 
 
  
親父は「これは骨じゃねぇもん」と言う。

母親は「じゃ、何よ?」と訊く。

オレはそんな2人を見つめる。
 
 
 
 
  
「うろこ?」
 
「だったら尚更出しなよ!!」

オレは2人を黙って見ている。
 
 
 
 
  
「バーカ、うろこは食えるんだぞ!!」

「うろこなんか食わないよ!!」

「・・・・・・」
 
 
 
 
  
「世界にはうろこの料理だってあるんだぞ!!」

「そんな料理もあるかもしれないけれど、
 これはただの焼き魚でうろこの料理じゃない!!」
 
すでに食事を食べ終えていたオレは、
そんな2人のやりとりがアホらしくなって、
そんなやりとりを聞いてるのがアホらしくなって、
「ごちそうさま」と席を立った。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
茶碗を流しに片付けて自分の部屋へと階段を上っていると、
階下ではまだ、同じことで2人がモメていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「うろこをこんがり焼くと、ポテトチップみたいになるんだ!!」

「ならないよ!!」

「なるよ!!」

「大きさが違うでしょ!!」

「じゃ、ポテトチップ食べた後のカスだ!!」

「そんなの美味しくないでしょ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレは、ソレを聞きながら、
なんだかそのアホらしい雰囲気を懐かしく感じた。

病院の食事にはなかった味。

仕事帰りに1人で食う食事にはなかった味。

アホくさかったけど、その日の食事にはソレがあった。

アホくさかったけど。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ショラァァァァッ!!
皆様お久しぶりですトゥリャァァァァァッ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
あ、こんにちは。
皆様お元気ですか?
改めまして、お久しぶりのゲルタです。
 
 
 
 
 
 
 
 
やー。

つい先日もワタクシ、肺炎、その他諸々で入院いたしまして。
日記の更新を長いこと滞らせてしまった際には
皆様から、暖かいお言葉や励ましのお言葉、
更には「抱いて」などのお言葉を頂きまして(←これはウソ)、
ソレはソレはもう、感謝の気持ちを表す言葉が
いくらあっても足りないくらいなのですが、
なんか、そういうお言葉をいただいたばかりだというのに
またしても、日記の更新が長いこと滞ってしまいました。
またしても、長いこと日記を休んでしまいました。
  
なぜかといえば。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
また、入院。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
えー、マジでー。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
や、なんかね。
数週間前のある日の朝のことなんですが。

朝、目覚めてベッドから起き上がろうとしたら、
なんか、身体がすっげぇダルいんですね。
なんかもう、めちゃくちゃダルい。
そんで、やっとの思いで起き上がってみたらね、
なんか、今度は、目が見えないの。

や、なんか、目が見えないっつーかなんつーか、
視界が極端に狭くなってるんですよ。
なんか、巧く説明することができないんですけど、
視界の中の一部以外は真っ白に光って見えてて、
ホント、目をおもいっきり見開いても
目の前の一部しか見えないんです。
その一部以外は真っ白で、何も見えない。

初めはオレ、
「目クソでもついてんじゃねーのー?」とか
そんなお気楽な感じでいたんですけど、
でも、しばらく経ってもなかなか視界が開けてこない。
しばらく経っても目の前以外は真っ白で。

「おいおいおいおい、コレはなんかヤベェぞ!!」と。
「目クソとかそういうレベルの問題じゃねぇぞ!!」と。

っつーことで、
いつもの病院に行きまして検査をしてみましたら、結果、
 
 
 
 
 
 
 
 
「貧血」
 
 
 
 
 
 
 
 
や、一口に「貧血」って言ってもね、フツーの貧血じゃないんですよ。
オレの貧血、なんか、ものすげーらしいんです。
 
主治医の先生(女医)曰く、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「かなり危険だね・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
き、「危険」って何が!?

命!?
ねぇ、命!?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なんかですね。

主治医の先生(女医 セクシー)が言うには、検査の結果、
血液の中のヘモグロビンだかペロペロリンだかなんだかっつーのが
オレの場合、極端に不足してるらしいんです。
オレの血液の中には、そのペロペロリンが、
正常値の3分の1にも満たないくらいしか含まれてないのだとか。

つまり、「ものすげー貧血」。
言わば、「命にカカワルくらいの貧血」。

目が見えなくなったのは
ブッ倒れる直前の状態なのだとか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
女医:「だってゲルタくん、
    いつも顔色が白いけど、今日はいつも以上に白いもん。
    今日は顔色が真っ白だもん。
    すごく酷い貧血なんだよー」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そうか・・・
オレの顔色が異様に白いのは、貧血のせいだったのか・・・

オレはてっきり、
オレのご先祖には北欧の人がいたのかとか思ってたぜ。
オレの身体には北欧の血が流れてる、
だからオレは色白なのかと思ってたぜ。
バイキングとか?
根拠は無いんだけど。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
っつーことで「ものすげー貧血」のオレ、緊急入院。
こないだ退院したばっかだけど、また緊急入院。
ちうか、強制収容されて、ガンガンに輸血されました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しかし、アレですね。
なんかこう、こないだ退院したばっかだっつーのに
またすぐに入院するっつーのは、なんか、
とっても恥ずかしいですよね。
や、命がかかわってる問題だから
恥ずかしいとかどうとか言ってる場合じゃないんですが、
それでも、つい先日、看護婦さんに

「退院オメデトウ〜」

なんて言われて退院したばっかだっつーのに、
また、すぐに入院して、
「オメデトウ」って言ってくれた看護婦さんに再びお世話になるのは
なんだかとってもカッコ悪い気がして、
なんだかとっても申し訳ない気がして、
ヒジョーに気恥ずかしい感じがしてしまいます。
 
でも、まぁ、看護婦さんも、
そんなオレの気持ちを知ってか知らずか、
こないだ退院したばっかでまたすぐに入院という
病院出戻りのオレを、温かく、
そして、優しい笑顔で迎え入れてくれたんですけどね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
看護婦:「ゲルタくん、お帰り〜」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「お帰り」言うなっ。
「お帰り」言うなっ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ジャパネットの社長のあのハイトーンボイスにはきっと、
人間には聞き分けられない周波数成分が含まれていると思う。
 
 
 
だから、ジャパネットの社長を洞窟の中に連れていってみよう。
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
「世界の亀山モデル採用です!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
きっと、声の中の周波数成分を聞き分けたコウモリが寄ってくるよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
海にも連れていってみよう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「なんと、
 ホームシアターセットまでついて、139800円!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
きっと、イルカが寄ってくるよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「金利手数料は、ジャパネットが負担します!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もうちょっと頑張ればきっと、宇宙人とも交信できるよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「オラ大学さ行ぐだっ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
  
オレ、大学進学宣言、吉幾三風。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
足りないのだ。
オレが将来、やりたいことをやるにあたって、
オレには圧倒的に知識、そして教養共に不足しているのだ。
オレは今、この歳になってソレを痛切に実感している。
  
オレの中身は、空っぽなのだ。

ベツに、大学に進学して勉強したからといって
その空っぽの中身が完全に埋まるとは思っちゃいない。
オレが望むモノが得られるかどうかもわからない。

だけれど、少しでもその中身を埋めたいのだ。

そして、ソレに必要なのは、
オレが今まで自ら必要とせずに、経験したことのない、勉強。
 
 
 
 
 
思えば、今までオレは勉強というモノをほとんどしたことがない。
勉強もせずに運よく高校に滑り込んで
そして、勉強もせずに先生の温情でその高校を卒業した。
何回か書いたことがあるのだけれど、
オレは高校時代、成績が学年でビリッケツであったのだ。
 
  
 
自慢じゃないがオレは、
中学以来、数学で30点以上とったことが無い。
             (↑自慢することじゃない)
 
 
 
またしても自慢じゃないがオレは、
高校時代の3年間にノートを3ページしか書いていない。
             (↑自慢できるようなことじゃない)
 
 
 
それでも、マワリの人に助けられて高校を卒業し、
今、こうして、またマワリの人に助けられながら
立派ではないが社会人の1人として生きている。

しかし、これから何かを成そうとする時に必要なのは、
マワリの人の助けと、そして、ソレ以上に自分の力なのだ。
 
オレは、知識が欲しい。
オレは、力が欲しい。
 
 
 
「オラ大学さ行ぐだっ!!」 
 
 
 
だから今、大学進学宣言。
 
ベツに、吉幾三風じゃなくてもいいワケですけどね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しかし、そんな吉幾三風宣言をしたオレに、
そして、実際に毎晩、勉強を始めたオレに周囲は、
特に過去のオレの素行不良ぶりを知っている家族は、
ジツに冷ややかな反応をみせた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
【 母の場合 】
 
 
 
 
 
 
 
 
母 :「お金は誰が払うの?」
 
 
ゲル:「いや、全部オレが払うけど・・・」
 
  
母 :「あ、そ。好きにすれば?」
 
 
ゲル:「・・・・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
【 姉の場合 】
 
 
 
 
 
 
 
 
姉 :「・・・・・・ハッキリ言うけど、無理だろ」
 
 
ゲル:「・・・・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
【 父の場合 】
 
 
 
 
 
 
 
 
父 :「何?大学?」
 
 
ゲル:「おう、オレは勉強して大学に行く!!」
 
 
父 :「おお、すげぇなぁ・・・」
 
 
ゲル:「へっへっ、まぁな」
 
 
父 :「・・・・・・」
 
 
ゲル:「・・・・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
父 :「オマエが勉強って・・・・・・
    もしかして、頭、どうにかなっちゃった?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ふんぬーーーーっっっ!!
 
 
 
どうもしてねぇよ!!
どうにもなってねぇよ!!
オレの頭はいたって正常だよ!!
 
 
 
ちうか、誰か応援するヤツはいないのか!?
ウチの家族の中には、
大学を目指す家族の一員を応援するヤツはいないのか!?

フツー、あんだろ!!
「頑張れよ」とか「無理すんなよ」とか!!

ソレを、「勝手にしろ」だの「無理だろ」だの、
しまいにゃ「頭、どうにかなっちゃった?」だのって、もうっ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
 

だから今、オレは勉強をしている。

その大部分はまだ、過去にやってこなかった勉強を
後悔しながら取り返すことに終始しているワケだけれど、いずれ、と。
 
過去を取り返して、いずれ大学を受験をするのだ、と。

しかしソレは大学に入るのが最終目標じゃなく、
いずれ大学に入って勉強し、そこで力をつけるのが目標なのだ、と。

そして、力をつけた時にいずれ、オレは勝負に出るのだ、と。

同時に、オレを甘く見た家族をギャフンと言わせてやるのだ、と。
 
だからオレは今、勉強をしているのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
うおおおおおおっ!!
 
やってやるっ!!
やってやるぜっ!!
  
勉強だっ!!
勉強をして、過去を取り返すのだ!!
 
そして更に勉強をして、オラ大学さ行ぐだっ!!
イェェェェアッ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いんいちがいーち。
いんにがにー。
いんさんがさーん。
いんしがしー・・・・・・
 
          (↑えっ?そこから?)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
6の段から自信が無くなります・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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